シフトチューニングKITを装着してみよう

ちょうどミッションも弄る事だし、ちょっとしたフィーリング改善パーツを投入してみました。
オリジナル・ボックスの「NA/NBシフトチューニングKIT」です。

構成内容はプラグ３本、プラグ用ワッシャー、調整シム、真鍮シフトカラーという内容。

さてさて・・・ドコに調整するプラグが有るのか？？？
真下からは全く見えず、手探りと鏡で探します。
真上と真横ですが、プラグ自体が時計でいうと１時とか２時方向に向いているので使う工具が限定されますね。
自分は１４ミリのショートとディープソケットにスピンナーハンドルを使用しました。

外した純正プラグとチューニング用プラグを比較してみましょう。
コレは一番上にある（１－２速）のプラグ。
なるほど、この凹みにテンションスプリングが入るようになっていて付属の調整シムの枚数で入りの硬さを調整するのですな。
当然ながら、シムを増せば直接底部で押し付けている左の純正プラグに近づいていく訳なんでしょう。
因みに純正で銅ワッシャーは入っている部分は真ん中（３－４速）だけでした。

プラグの深さは約５ミリ。調整シムは大よそ０．６ミリ・・・３箇所共に同じ枚数とはならないようです。
一箇所づつシムの増減で装着しては座ってみて硬さを確認・・・という作業を繰り返します。
シムは真下に落下させないようにグリスを塗って「引っ付かせる」ようにします。

ミッションケース内にあるテンションスプリングを撮ってみました（これは５速＆Rのプラグ）。
これを押し付ける強さ＝シフトの硬さですね。

プラグのトルクは１～１，５ｋｇｆ・ｍ・・・普段出番の無い０．５～４ｋｇｆ・ｍのトルクレンチが役に立ちました。
プラグを入れる時のコツは手で回していって、テンションが掛る辺りで緩めたり、締めたりするとスプリングがセンターに「パチン」と嵌ります。
単にガンガン締めていくとプラグの「縁」でスプリングを押すので注意が必要ですね。

ついでにミッションオイルも取替えました。

（調整シム参考値・・・但し、個々人の好みと車両状態により当然ながら変動はします）
・１－２速　３枚
・３－４速　１枚
・５速＆R　１枚

さあ、潜る作業が終わったので室内に移りましょう。
シフトブーツ交換は２００６年の整備手帳を参考にして下さい。
今回も、ブーツ一式とシフト室内部オイルを交換しました。

さてこのチューニングKITの真鍮製カラーはシフトレバーの底部にある部分より「わずかに大きい」ので、シフト室内に入れてからシフトレバーを装着します。

あとは組むだけ・・・今回はこの防音マットも新品にしました。

ちょいと近所を走りましたが、シフトの硬さは半分位になりましたね。
「どうもシフトが重い・・・ミッションオイル色々試しているんだけど」という方や「もっと操作を楽しみたい」方にオススメです。

※HPでもありますが、競技向きではありません・・・あくまで車と対話したい方向けです。