
これ大事です。
というか、R32の時には構造が違う故、私の頭の中にはその感覚がなかったので今回あらためて思い知らされました。
皆さんは、「クラッチラインのエア抜き」を意識されていますか?
実は我が12SRは中古購入時から、クラッチに違和感があり、だましだまし5年半乗ってきました。
違和感とはこんな症状です。
・クラッチのミートポイントがかなり奥。クラッチペダルを踏み切った状態から1cm位戻すとクラッチがつながり始める。遊びがほとんどない。
・クラッチペダルを奥まで踏み込んでいるのにクラッチが切れていない=半クラ状態になっている時がある。
・ギヤを入れるときはスッと入るが、その症状になるとクラッチペダルを奥まで踏んでいてもシフトがNに戻せない。(おそらくギヤに駆動力がかかっているため)
・頻度やきっけかは不明、突然症状が発生する。特に1速に入れてクラッチ切って、発車スタンバイしているときに発生。バックでも同じ。
・クラッチはニスモの強化クラッチ、2019年中古車納車時に組込み。症状はそのころから発生していた。クラッチ交換前は乗車していないので症状有無は不明。
上記症状が、信号待ちや右折待ちで発生すると、分っていてもパニックになります。
ブレーキを踏みながらクラッチペダルを目一杯踏んでいても車が進もうとしはじめるので、エンジン回転数はストールしかけるしシフトは抜けないしで、ヤバい状態に。こうなってしまうとエンジンを一度切らないとシフトが戻せません。
端からみると、エンストしているようにしか見えないため恥ずかしいのですが、それ以上に危険なので、どうしようかと悩んでいました。
細菌ふと、そーいえば近くに『N-TEC west Hiroshima』さんがあることを思い出し、確かK12、K13に精通されているSHOPさんだったはず。迷わずにアポとって訪問したところ、「おそらくクラッチラインのエア噛みの可能性が高いので、まずはそこから試してみましょう」と即答でした。
これも知らなかったのですが、クラッチフルードはブレーキフルードリザーブタンクと兼用とはいえ、通常ディーラー整備でのフルード交換&エア抜きではクラッチラインのエア抜きは行われません。
SHOPの方曰く、最近の油圧クラッチではエア噛みが多いとのことで、このSHOPさんでは車検毎にクラッチのエア抜きを必ずされるそうです。
ブレーキライン同様、エンジンや周囲の熱の影響でエア噛みするようで、定期的なエア抜きが必要とのことです。
なるほどー。
ということで、『N-TEC west Hiroshima』さんでフルード全交換+ブレーキ&クラッチラインのエア抜きを施工して頂きました。
その際、従来の日産純正フルードDOT3から、耐熱性を上げるためにIDI BF338(DOT4)に変更しました。SHOPさんのお勧めで。
施工後のファーストインプレッションですが、クラッチの繋がる位置が変わり(奥から少し手前に移動)、一番奥に多少遊びができました。クラッチペダルを踏んだ時の感覚も変わりましたね。なんか軽くなった気がする? ブレーキのタッチもいい感じです。
まずは今回のエア抜きでクラッチ不具合が完全に解消されるかしばらく様子見です。それでダメだった場合はつぎに交換するパーツも予定しています。
『N-TEC west Hiroshima』さんの社長さん、工場長さん、スタッフの方々によくしていただきました。ありがとうございました。
この件はblogにも掲載されています。後半部分。ご興味のある方はどうぞ。
http://ntechiroshima.blog.fc2.com/blog-entry-2962.html
車いじりを理解してくれる家族に感謝。
Posted at 2025/05/02 17:19:58 | |
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