ディーラー車検とは何のためにあるのか

事の発端は車検でした。
家にある軽ワンボックス（ダイハツ/アトレー）が車検から帰ってきたらやけにクラッチが滑る状態になっていました。
今までは普通に加速できていたのに、2速でも3速でもエンジンの回転ばかり上がって加速していかない状態。

母が「車検から戻ってきたらクラッチが変になった」と。車検に出しておかしくなったなら整備したところに問題があることに間違いないので、Dラーに連絡を入れたわけです。

「古い車だから仕方ない」「クラッチの磨耗が進んでいるから」

まともに取り合ってくれませんでした。
車検に出す前は問題なかったのに、です。
磨耗が原因でこんなに変わるなら整備で相当走り回ったに違いありません。車検の整備で長距離走り回るのか聞いてみても、そんなことはしない、と。
だったらなぜそんなに変わるのでしょう？


近所の中古車屋の整備工場で解決しました。
原因はクラッチの遊びの調整でした。
“整備”によって常時半クラ状態にされていた、ということです。

古い車だとクラッチの遊びがなくなるんですかね？


こっちは異常があるからDの整備を頼って見てもらおうとしたのに、「古い車だから仕方ない」の一点張りで点検さえしようとしない。
整備上ミスがあったならそれはそれで仕方のないこと（ブレーキだったら死んでますけど）ですが、この対応ではされている側は買い替えさせようとわざとやっているように感じてしまいます。
向こうはしつこく電話してくるクレーマーだと思ってるんでしょうけど。


ミスなのか人為的なものなのかはDの人しか知らないでしょうが、ろくに整備のできない工場には預けたくないですし、買い換えさせるために客の車を駄目にするのなら許されることではありません。
乗り物は命を乗せて走っているものですから、それを整備するのは乗る人間の命を預かっているのと同義でしょう。だから他人の車をいじれる整備士の資格があるのでしょう。
このディーラーはそれを認識すべきです。



ちなみにその中古屋さん、作業してもらったのにもかかわらずタダでした。
北風と太陽じゃないですが、そりゃこっちで買いたくもなりますよね