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伍拾参式ヘタレ@増車のブログ一覧

2026年04月11日 イイね!

対向キャリパーをつけてみよう!準備編

いきなりお高いローター買って「使えませんでした!」じゃ困るので、まずは中古ローターでサイズ感を確認。
ロードスター乗りからお古のローターを譲ってもらいました。



良いサイズ感じゃん?
これがWRXのオプションブレンボの340と86オプションブレンボの355じゃここまで大きな差には見えません。外径で15mm差とはいえ、元が小さいと無視できない割合で変わってきますね。



パッドが当たる範囲もいい感じ。これなら安心してたけーローターに手を出せます。

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そういえばキャリパーとブラケットを止めるボルトは?キャリパー単品を買っているので当然そんなものはついてきません。

Wilwoodのホームページを見ると Mount Hole Size は 0.40in って書いてあるのでM10ですね。細くない?
M12に慣れてたのでなんか心配。でも当初候補に挙がったAPRacingもM10っぽいし、このクラスのキャリパーだとこんなもんかぁ。POWERLITEもCP9444/9445もフォーミュラ向けみたいなとこがあるので、市販車じゃありえない次元のブレーキングに使われます。だからきっと大丈夫



じゃあ強いボルトを投入しましょう。由良産商の14.9。
純正のハブボルトで10とか11くらいのところ、14って何?!っていうものすごい高強度ボルトです。一番強いの付けときゃ大丈夫でしょアメリカにこんな強いボルト出回ってないだろうし。車いじっててお目にかかれるアメリカ製の高強度ボルトってARPくらいですかね・・・でも今回固定するのはシリンダーヘッドではなくブレーキキャリパーです。

航空宇宙分野向けのMJネジっていうネジの谷がちょっと浅くて丸くなっている形状のようです。空飛ぶものは壊れたから緊急停止ってわけにはいかないもんね。止まれば済む分野にも信頼性を輸入していきましょう。


とはいえ、どれだけ頑丈なボルトを用意してもめねじ側が負けたら意味がありません。ボルトはせん断ではなく引っ張りで使うものです。
それなりに強い素材でブラケットを作らないと高強度ボルトの意味がありません。じゃあ強い素材使うね。クスコさん聞いてる?あっ補剛パーツに4.8のボルトを同梱してくるメーカーだったね

実際のところ計算してみたらボルトとボルトが近すぎて負荷が集中するためそこそこ高強度材じゃないと成立しなそうって気づいちゃったので、高強度材の選定はわりと致し方なかったりします。ビーム部分の形をいじって遊んでますが、そっちは材質選定の制約にはどうでもよかったりします。材質が決まってから寸法決めれば済むので。

いやそれにしてもオーバースペックだろこんなボルト
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キャリパーそのものが左右共通とはいえ、一度つけてしまえば左右の区別が生まれます。そこから左右を入れ替える状況ってほぼないので、ブリーダーが両側についてる意味はないですよね。



そんでここ、2つ並んだピストンをつなぐ穴を塞ぎつつブリーダーを受けるアダプターがつく部分。
まーーーさかのM10 P1.0。ブレンボのバンジョーでおなじみの規格です。インチを覚悟していたところに突然のメトリックが出現するとびっくりします。工具は7/16って書いている方もいますがこちらはガタが大きいので11mmです。嘘だろ・・・
ブリーダーは6が入らず7がユルユルなので、間違いなく1/4です。キモすぎんだろコレ



M10 P1.0のイモネジを入手したのでスッキリさせてみます。SCM435製で強度ばっちり。
鋼は真鍮より比重が軽いこと、六角頭とブリーダーが消えて六角穴になることで体積も減るので、多少軽量化になります。



そのままだとキャリパー側の不完全ネジ部に干渉して奥までねじ込めないので、加工していきます。
ドリルで砥石に擦り付けて旋盤の真似事しました。良い子のみんなは真似しないでね。旋盤持ってる人に依頼しましょう。



加工できたらジンクで塗装。
黒染めのネジかっこいいけど、雨の中乗ったら一発で錆びるので・・・



だいたい似た感じになりました。良い感じ。



ねじ込み。スッキリしました。
大丈夫だとは思うけど、脱落対策・シール性能向上目的の補助としてネジロックを併用しています。



安心と信頼のロックタイト263。外す気のない場所に使う"高強度"ってやつです。
データシート見たけどブレーキオイル環境の相対強度(破壊トルク)は5000時間経過後で100%とあるので、空気中のボルトで使った場合と遜色ない性能が出るようです。高温強度は200℃で常温の60%ちょっと。ブレーキ周りに使うには十分でしょう。
むしろパッケージに書かれている外し方、「ドライヤーなどで200℃以上に加熱して、熱いうちに取り外してください。」と書いてあるけど、その温度でも6割までしか強度下がらないんだよなぁ。

クソどうでもいいけど、アドブルー環境中だと時間経過で強度が上がるらしいです。5000時間で140%。そんなことあるんだ・・・

ちなみにこれ、ノズルの先を切った後に逆向きにして押し込むとキャップになる構造の容器になっています。たまに使い切りだと思って捨てちゃう人がいるらしいので、覚えておきましょうね。

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キャリパーだけあってもブレーキラインが接続されなければ使えません。
現在の日本の乗用車でメジャーな接続方式はM10のバンジョーボルトを使う方法です。
POWERLITE、ネジが1/8NPT。テーパーネジなのでバンジョーが使えません。

テーパーネジってブレーキラインには不便で、タップの切り込み位置やシールテープの巻き方次第でホースの角度がいくらでも変わってしまいます。なのでキャリパーにホースを接続してから途中の吊る位置や車体との接続部を作っていかないといけません。
先人の記事を見るとNPTからANに変換するアダプターを取り付けたうえでAN接続のブレーキラインを使用している人がいます・・・やっぱそうなるかぁ。



Amazon眺めてたらいいものを見つけました。1/8NPTからM10に変換するアダプター。SUS製なので強度も問題ないでしょう。

ということで取り寄せてみたら、なんか2回転くらいしかねじ込めない。なんで???
実は他のネジ規格なんじゃないかと疑って思いつく限りの近いサイズのネジを入れてみましたが、やっぱり管用テーパーネジで間違いなさそうなんですよね・・・
ネジは最初の3山に負荷の大部分が集中するとか、JISでねじ込み量の目安は0.5d~1.5dとされている(0.5dは並目ネジでは3回転に相当)とか、持っている知識では少なくとも3山はねじ込んでおきたい気持ちになるのでねじを切り直すことにしました。



その辺に転がってた1/8NPTのタップをねじ込んでいきます。
ストレートネジと違ってタップの全面使って切り進めていくことになるので抵抗がえげつないです・・・タップハンドル折れました。写真は2代目。



このくらい入るようになればきっと大丈夫でしょう。

ちなみにPOWERLITE、ピストンが一番大きいモデルの場合はタップの先がピストンと干渉するので、ピストンを少し押し出した状態で作業が必要です。マネする人は気を付けてね。



バンジョーボルトも入ります。
POWERLITEはやたら薄いので、純正ADVICSに比べてブレーキラインの取り付け位置がホイール側に移動してブレーキラインの長さが不足するのではないかという懸念がありましたが、アダプターで嵩増しできたのでちょうどいいところに来そうです。
Posted at 2026/04/11 21:32:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2026年04月11日 イイね!

対向キャリパーをつけてみよう!ブラケット製作編



キャリパー来ました。ちっちゃくてかわいいね。
スーパーFJ等のフォーミュラでもおなじみPOWERLITEちゃんです。

現物を手に取ってみたことで当初用意してたブラケットのCADでは干渉箇所かあることが分かったので、そこら辺を手直しして3Dプリントで出力、実際に車体に当てて確認を進めていきます。

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キャリパーの現物が届いたことでブラケットの設計に必要な寸法情報が一応揃ったので、ブラケットを真面目に検討していきます。
まずは先行事例の調査から。



まずは我らがBremboのGTキット、86用。のTRD版



ENDLESSのシステムインチアップキット。



プロμの86用(ネッツトヨタ石川のブログより拝借しました)



Winmax。



アクレ。


う~~~~~~~ん安易。ボルトが入るボスとボスを普通につなぎましたみたいな形状。L字型の押し出し材に穴開けて干渉部分をフライスで削って逃がして終了なら生産性良くていいだろうけど、そういうコストカットを大切にするようなユーザーはキャリパー交換なんかしねーぞ???
とくにENDLESS。これだけ気合入れてキャリパー設計してるんだから取り付けもベスト尽くせよな~~~~~

そういえば純正キャリパーのブラケットをわざわざ交換する社外品が出てたよね。GRヤリス用のやつ。
そういうブラケット自体がメインになってる商品なら気合入れて設計してるかもしれない。



は???ブレーキってそっち向きに力入るんか????
回転方向に引っ張られるんだから厚くする向きそっちじゃないだろ???


もし仮に中央部分がないブラケットを作ったとすると、ローターの回転に引っ張られて両側が倒れようとするよね?



じゃあその動きを効率よく止めようとしたら?



当然こうなるわけです。引張りで受ければ最小限の断面積で強度を稼げます。
キャリパーが異径ピストンだったりピストンのオフセットだったりで回転方向があるんだから、当然ブラケットだって進行方向が決まってて当然でしょう。

そこまでしないにしても、GRヤリス純正の平べったいブラケットの方がかかる力に対しては効率よく受け止められるでしょう。社外、一体何やってるの?素人??


じゃあ自動車メーカーはどうしてんのよと。
ここで86の純正キャリパーの裏側を見てみましょう。



パッドに干渉しないギリギリの位置取りで斜めにリブ入れてる!
片押しのくせに回転方向決まってるキャリパーじゃんコイツ!!!

これがコスト(材料削減)と性能(燃費や運動性能=軽さ)を求めるための技術レベル・・・というか検討の差です。
やはり参考にすべきはトヨタやスバルの純正です。戦ってる次元が違う。86開発チームを信じろ。既存の規格を使わざるを得なかった部分についてはこの限りじゃないです。エンジンとミッションのわるくちです。
アルミだから軽くてすごい!って延々書くのはRSワタナベのホームページだけでいいんです。それをよりによってブレーキでやるんじゃない。アルミが凄いのは分かったけどお前の凄さがまるで伝わってこないからVOLKRacing買うね。



それじゃサクッと簡単なモデルを作ってFEMで解析かけていきましょう。

キャリパーそのものはWilwoodさんが鍛造で作ってくれているので、キャリパー骨格そのものな86純正キャリパーの単純模倣ではなくあくまで最低限の斜め1本棒で行きます。



試しにキャリパー側を固定してナックル側を引っ張ってみました。ラジアルマウントのキャリパーとアキシャルマウントのナックルの組み合わせなので、現実の変形もこんな感じなんじゃないかなと思ったからです。
このカラーマップは変位を示したものです。ビームがいると倒れを止めてくれるのが目に見える形で示されて面白いですね。
ここから検討がスタートします。


タイヤ外径とローター径、車重なんかから、フルブレーキ時にキャリパーがどれだけの力を受けるかが計算できます。車重が1.1倍以上増えてしまった車は車検時にブレーキ性能が問題ないことを示す必要がありますが、そこで使う計算式を変形してやれば求められますね。
最低でも計算結果の入力を材料の弾性域の範囲内に収め切らないといけないわけです。塑性域に入っちゃうと一撃で変形します。なので一般的な"強度"ではなく降伏点の数字で考える必要があります。

もちろんある程度余裕を持たせる必要があります。
表面がツルツルの物と傷がある物でも現実の強度は変わってきます。そもそもFEMは現実の事象をある程度単純化して計算してやるものなので、解像度が低いなどの理由で問題が見えない場合もあります。だからギリギリに作るのではなく、下振れ要素をカバーできる余力が重要です。実際には実現しないほどのフルブレーキに耐える設計のブラケットを作ることで、使う上で壊れることはないって言えますね。これを安全率って言います。公認車検の記事で出てきたねじり強度1.6倍以上とかの数字がこれに該当します

アクシオの車重にガソリン満タンと自分の体重を足して、フロントブレーキだけで1Gかかるフルブレーキをしたら?計算式は割愛しますが、14150Nくらいらしいです。計算間違ってなければ、だけど。
減速Gで1Gかけるって、スポーツカーがかなり気合入れてフルブレーキやってできるかどうかの領域です。こんなお買い物車がフロントブレーキだけで実現できる領域じゃありません。

・・・って考えながら計算するの面倒なので、倍を超える30000Nを叩き込んで一撃でちぎれなければとりあえずオッケ!っていう計算をしていきました。
純粋な引っ張り応力だけを受けられるなら、使う予定の素材の強度だとビーム部分の最小断面積はBB弾程度があれば耐えちゃうことが分かりました。これは手計算。流石にそこまで絞ると取り付ける前に変形させそうなので、もうちょっとゴツくしておきます。



複雑な断面形状にしておけば曲げやねじりに対して丸棒より剛性を稼げます。とくにこっち方向に強い力が入るよね、って分かったら、とくにそっち向きに強い断面形状にしたくなるものです。
自動車だとコンロッドが代表例ですね。

素人設計なので気休めにしかならないかもしれませんが、そうしたほうがビジュアル的にもかっこいい。そんなことを考えながらモデルいじって計算回して・・・を繰り返してました。
実際にはビーム部分はめっちゃ絞って軽量化しているように見えて全く絞り足りないので計算上は大して負荷かかっておらず、最大応力部分にはなってないので気楽です。最大応力部分にならないように削り込むって言った方が正しいんだろうけど。



あとボルトを受ける部分ですね。取り付けの座面を確保することとねじの強度を出すことは最低限必要ですが、そもそもネジ部の強度ってナットの2面幅と同等あれば大丈夫なんじゃね?そうじゃなきゃネジの強度の話が成立しないでしょ

って言いながらM12のナットの2面幅より気持ち大きいくらいの径まで絞り込んでみたらずいぶん細くなった。
ぶっちゃけた話ボルトの負担が大きいのは最初の3山程度なので、ネジ山に負荷をかけられない裏面側はもっと絞って大丈夫です。大丈夫なのは分かっているけど、ビジュアル的に不安なのでこの辺にしておきます。
ちなみに”最初の3山"論は母材とボルトが同等の強度だった場合の話なので、鋳鉄にハイテンボルトを入れたりアルミのブラケットを作ったりする場合は通用しませんよ

キャリパー側に向かってリブ状に残したのは、回転方向以外の向きの入力を耐えさせるリブです。キャリパー側の座面までそのままつながります。
実際のところボルトの強度よりこっちの方が心配。現実の現象をFEMに落とし込む難しさは仕事で身に染みてるので、検討しきれてない要素に対しては余裕を持たせたい。


トポロジー最適化ブラケットとかつくったら面白そうだなーと思いつつ、PCのスペック的にメッシュ切るだけでしんどいし今回は削り出しのつもりなので、人力で生成できる形状の範囲にします。
Ti-6Al-4V材の3DPとかで作るなら、トポロジー最適化でゴリゴリに削り込んで生物の骨みたいな形にしたいですね。

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ブラケット(上のスクショの時点の物)を3DPで出力しました。これで仮合わせをしていきます。



普通のナットはブラケットとローターの間の隙間に入らなそうなので、M12の3種ナットを用意しました。このサイズの3種って珍しいよね



おっいい感じでは?!
じゃあローターを入れてみましょう。



干渉したやんけ



削り込む羽目になりました。よくある1種ナットで良かったじゃねーか
出も削る量少なかったからこっちの方が良かった?



とりあえずアクシオローターでオフセット確認。
コンマ6mmのずれで済んでました。その程度なのでキャリパーはついちゃいます。
もしかしてこのブレーキってかっこいいのでは?!

じゃあNBローターをつけてみましょう。



うっわ
中途半端なハマり方した・・・

そう、PCD100-4Hでもハブフランジの外径が違うんです。マツダよりトヨタの方が大きい。
ハット部の内径でトヨタの方が5mm大きいです。ここは逃げていればいい部分だけど、流石に5mmも違うとこういうことが起こります。
社外で内径大きめローターを探すしかないか?

気を取り直してキャリパーを載せてみると、ブラケットにつく前にキャリパーとローターがぶつかりました。採寸をミリ単位でミスってたみたいね。



ラジアルマウントなので、てきとーなスペーサーを間に入れれば調整できます。
これはレカロのシートレールについてくる5mmスペーサー。



写真の撮り方のせいでわかりにくいけど、こんなもん?
パッドの方がやや外(1mm未満くらい)に出てるくらいなので、この状態からあと1~1.5mm内側くらいがちょうど良さそう。ブラケットで言うと3.5~4mm外ですね。
モデル直します。

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モデル修正。重ねてみるとずいぶん寸法ズレていたことが分かります。
本番材で失敗すると高くつきますが、樹脂3DPなら1桁安い価格でトライできます。良い時代だね

ズレ修正が最弱部位に体積がつく方向になったので、信頼性が向上方向になったのは良かった。結果オーライ。

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ローターどうするの問題。
ロードスターはPCD100/ハブ径54ってわかってるので、ハブボルト穴とハットの内外の距離を見比べれば内径をおおよそ推測できる・・・と思われます。

みんカラ見てたら、交換前後で同じアングルで写真を撮ってる方を発見。

https://minkara.carview.co.jp/userid/661484/car/564304/5899014/note.aspx

プロμのSCR-PRO、ハットでかくね?

2ピースでベルハットに比重の軽い素材を使うので、できるだけハットとローターの締結部の径を大きくして軽量化したい。それに締結部のPCDが大きくなればなるほどのボルトの負荷も減るので強度的にも有利です。
となれば、単純コピーの"同等品"に比べて内径も大きくなる可能性がある!

なんかいける気がしたので買ってみました。



ついた。
とりあえずはこれでローター問題は解決しました。

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さて、CADでこね回したブラケットデータを現実世界に引っ張りう出す必要があります。
3DPが手軽な手段になりましたが、金属を前提にして設計しているので安価な樹脂では使えないし、かといって金属は高価すぎます。

というわけで、製造はJISで言うところのSCM材が使えるPCBwayに外注。
ブロック物はPCBway、板金物はJLCPCBがコスパいい感じなのでおすすめです。



このめんどくさい形状をフル削り出し、良いですね~

このままだと錆びてしまうので、いろいろ表面処理をします。



まずは下地。近所のブラスト屋さんでショットブラストを施工しました。
梨地にすることで塗料の乗りを良くしつつ、圧縮の残留応力を付加することでクラックの発生を抑制する効果も狙っています。ピーニングってやつ。
純正のコンロッドとかこういう見た目してますよね。純正の足回り部品の黒い塗装の下もこんな感じになってたりします。



塗装。最初はローバルでいいだろとか思ってたけど、スプレーのは耐熱100℃なんですね。ブレーキローターが近すぎるので持つとは思えない。
じゃあもうちょっと高温まで耐えられて、耐食性も確保できる物・・・というわけでカチオン電着塗装をチョイス。ブラスト屋さんの3軒隣にある塗装屋さんで施工してもらいました。何でも揃って便利。

これなら200℃くらいまで行けます。キャリパーのシールの方が先に死ぬ程度にはなったはず。
物としては、純正の足回り部品の黒い塗装そのものです。10年10万キロシバけます。最強じゃん。


せっかくなのでこだわりポイントを紹介します。



できるだけキャリパーからデザインがつながるようにしてみました。
純正みたい?Wilwood純正こんなですからね



純正より見た目は合ってるはず?


それとここ



キャリパーがつくボルト穴。
形状を検討していた時に、ここに応力集中が起きたり起きなかったりしていたのでちょっと心配でした。ナックルのキャリパー座のピッチがもっと広いか狭いかしていてくれれば普通に貫通穴にした方が安全なんですが、それができない寸法なので悩みました。
悩んだ結果、普通のドリルで一発穴をあけるのではなく底の部分を球状に仕上げてもらいました。これで応力集中が少し緩和できます。

無駄に金かかってますね。
発注時に「これ作りにくいよ~3DPにしない?金属使えるよ??」って言われたので「クロモリしか勝たん(意訳)」って返したら、割増料金発生しましたが無事にクロモリで削りだしてもらえました。ありがたい。
Posted at 2026/04/11 21:29:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2026年04月11日 イイね!

対向キャリパーをつけてみよう!検討編

まずは市販のあわよくば14インチが入りそうなサイズ感の対向キャリパーを、公開されてる情報からCADで簡易モデルを作って比較してみます。



緑ローター:ヴィッツRS/275×22
青ローター:アクシオEX/255×22
黄ローター:SPOONS660用/260×17

緑キャリパー:APRacing CP9444-2/3
黄キャリパー:SPOONフルモノコック/S660用

・前提:旧RAPは設計古いのでキャリパー逃げが全然ない。アクシオEX純正片押しもスペーサーないと当たるので分厚いキャリパーは厳しいゾ
・SPOONS660用は日信製、モノブロック
径方向は14インチのRAPにねじ込める寸法なのでスペーサーたくさん挟めばいける
・キャリパー、ローター、パッドがそれぞれ別売り。流用前提ならローターは別車種から持ってくるとかできるけどパッドはセットで使う必要ありそう。比較的高価
・CP9444の本来の適合はφ280、ローター厚の適合でキャリパーの厚さが2種類ある
・CP9444にヴィッツRSキャリパーを組み合わせた場合、径方向はSPOONキャリパーより内側に入る≒14インチで履ける
・厚いCP9444-2/3は一番厚い部分がSPOONの型紙より3.3mm外に出る。CP9444-4/5は1.3mm
・角の部分の位置が径方向に高くなるので厚み差以上にクリアランス確保が厳しい


APRacingがいい感じなので、ローターが薄いSPOONを候補から外して検討モデルを追加。
他にも似たようなサイズのキャリパーは存在しているけど、スペックや重量、入手性などなどを考慮すると、候補としてはCP9444、POWERLITE、S4Fのどれかが現実的でしょう。
みんな鍛造製ですね。鍛造っていい響きですね。

ついでに純正キャリパーも定規などを駆使して雑に採寸して比較してみます。
※あくまで外径を見る目的なので、スライドピン周辺の形状は省略しています。



緑ローター:ヴィッツRS/275×22
青ローター:アクシオEX/255×22

緑キャリパー:APRacing CP9444-2/3
青キャリパー:ENDLESS S4F
薄い灰色キャリパー:Wilwood POWERLITE
濃い灰色キャリパー:アクシオEX/255×22

・S4Fのローター外径に対してのリム内径の要求(径方向のキャリパーの厚み)は純正フローティングキャリパーと同様。他の候補に比べてデカいのね
・POWERLITEはCP9444とリム内径の要求はいい勝負。小さいホイールにねじ込みやすい。


ナックルを持ってくるだけでは取り付けができません。裏面を見てみましょう。



CP9444、POWERLITE、S4Fの本体と、ナックル側のボスの位置の比較。ボス以外の部分はテキトーです。
CP9444とPOWERLITEは取り付け面の位置で切れています。ピストンぶん真ん中が膨らみます。S4Fは情報が無いので取り付け面の形状ができていません。

CP9444、ナックルに当たっちゃいますね。これは逃げようがないです。
候補から外れてしまいました。

というわけで、消去法でPOWERLITEが一番良さげ、となります。



色々重なってて分かりにくいので、純正とPOWERLITEを比較。
POWERLITE側はヴィッツRSやアクシオGの275ローターですが、ローター径(半径で10mm)ほどキャリパー外周の位置に差がないことが分かります。コンパクトですね。

・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

とか考えながら過ごしていたある日のこと、bremboのホームページを眺めていて気付きました。



へ~~~NBロードスターってローターの厚みとオフセットとハブボルトの本数とPCDとハブ径が一緒なんだ~~~~~

は?????径違いバリエーションなんか?????????
それでトヨタ車じゃ(ワンオフしない限り)手に入らない、こんなイケてるローターが出回ってるんか?????


オートエグゼのホームページから拝借

ブレーキって1mmでも小さくすると車検がとても面倒だ(問題ないということを車重とブレーキ性能から計算して証明する必要がある)けど、大きくする方向にはユルユルです。幸いにも255ローターのグレード、270をつける分には(車検時にブレーキの諸元を示せれば)全く問題ありません。

ここまで検討してきたヴィッツRSローターの場合に比べて、キャリパーが2.5mm内側に入るだけでいいわけです。オフセットが同じなのですから、どこにも干渉しません。素晴らしい。このプランで行こう。

早速仮合わせ用の仮ブラケットをモデリング。



うお~~~~ボルトが近い~~~~

仮モデルなのでナックルのボスをやや大げさに逃げているので、本番用はもうちょっと厚みは出せるはずだけど・・・?



※ナックル側を回していますが気にしないでください。実際はキャリパーが回ります。

位置をずらす余地もないですね。回転方向に移動させてボルトを跨げればよかったんだけど・・・
Posted at 2026/04/11 21:28:00 | コメント(0) | DIY | 日記
2025年10月15日 イイね!

りあチャレ2025秋

りあチャレ2025秋久しぶりの作手!だいたい半年ぶり
りあチャレとしての開催は今回が最後とのこと・・・ざんねん。ファイナル2やらない??だめ???

今回も新城で前泊して突撃。

前泊組で前夜祭という名の飲みに行き、諸事情で8時間?に及んだ移動で普通におなかすいたのでがっつり飯を食うなどして(美味しかったです)
前回の1フロア下のマットレスが安いぶん料金がちょっと安い部屋に泊まりましたが、普通にぐっすり眠れました。

ルートインの朝食好きなんですよね。特にもちポテトが。

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なおきさん写真ありがとうございます

走行については、前回走った後に気づいた下りの左コーナーをインベタで回るラインを試してみました。当時のブログには
 
>インベタで回って最終のボトムスピードを稼いだ方が直線伸びる分トータルではお得って話なのかな?
 
などと書いていましたが、インベタで回ってライン取りがきつくなったかというと別にそんなこともなく、下り勾配が無くなる場所で旋回することで下向きの遠心力でグリップが稼げてるような感覚でした。おもしろー



というわけでベストは前回より0.103速くなりました。
体感ではもっと縮んでもいいかなと感じるくらいなので、たぶんどっか別の場所でロスしてるんでしょうね。
1コーナー→2コーナーの区間が怪しい気がする。焦ってシフトダウンの位置が早くなってた自覚がある。
これは検証できるように動画撮れるようにしないとなぁ・・・見比べれば一発だし。

・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー



肉を食べます。りあチャレなので。



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走行メモ
タイヤ:V01・左右逆履き
空気圧:温間で前2.1/後ろ2.0狙い
気温:気象庁の新城でのデータで21℃(作手の観測地点は降水量しかデータをとっていない)
その他:なんか中央のリブの減りが早い気がする。空気圧高い?走った感触は悪くないんだけど・・・
Posted at 2025/10/16 00:30:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年09月23日 イイね!

meaneyejack 2025

meaneyejack 2025タイトル写真はL_eGalisRさん(@legalisr3)に撮っていただいたものです。ありがとうございます。

行ってきましたmeaneyejack。
最近遠征ばかりで?本庄サーキット自体3月以来とかなり間が空いてしまいましたが、今回は走行枠とっての参戦です。お前本当にメンバー会員か?たけー会費払ってるんだから走れよ


午前走行枠だったので、開会してまずは走行。タイヤは手持ち2セットあるうちぼろい方のNS2R。1月に筑波に持ち込んでオーバーステア酷すぎてなんだコレ???ってなってたセットです。
レヴォーグナックル換装後のテストで本庄を走った時とは別のセットで、その時はめちゃめちゃ感触よかったので、タイヤが悪いのか足回りなのか腕なのかはっきりさせてやろうじゃねーか!みたいな魂胆。いい加減ボロいので今回で使い切りたいみたいなところもある。



あっ・・・

後輪左右とも左ショルダーが死にました。外ショルダーじゃなく???
いくら純正ショック組んだとはいえバネはクーペのお下がりのアイバッハだし、リアスタビSTIだし、そこまでロール酷いとも思えないんだけど・・・2ヘアとシケインが遅すぎて右ショルダーに負荷かけられてない?そうかも......

タイヤこれしか持ってきてないのでとりあえず左右ローテーションで誤魔化して?どうにか4枠走り切りました。ズルズルなのをアクセルで押さえつけるような乗り方してたせいか?フロント含め4本とも真ん中のリブまで剥離しだしたので完全におしまいです。NS2Rくん今までありがとう。次回からは次のNS2Rになります。

どうにか50秒は切れて良かったです。地元民があまりにも遅いとかっこがつかないし。
タイヤは見ての通りだけど筑波の時ほど酷いオーバーステアは出なかったので、あの時は空気圧が良くなかったんですかね?本庄のシェイクダウンが調子良かったから同じ空気圧で行ったんだけどなぁ・・・(もしかしてコレが敗因)


1ヘアで派手にリアが出た時に、今までなら諦めのアクセル入れて刺さる前にわざとスピンさせてた程度のアングルついても出口まで持っていけるようになっていたり、ここ1年くらいアクシオでいろんな場所を走り回った成果が感じられました。
浅間台に連れ去られていっぱいサイド引いたのと作手の1コーナーにノーブレーキで突っ込む反復をしたのが姿勢のコントロールの感覚づくりにだいぶ効いた感じする。もう今の部品相場じゃインプでそんなことできないので・・・

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午後はまぜそば食べたりいろんな人の車眺めたり雑談したりして過ごしました。



明太子入ってるまぜそばは初めてでしたがおいしかったです。
太田会もそうだけどこの界隈昼飯の業者選びのセンスが良すぎる・・・主催に感謝です。


気になってる車いっぱいいたので、いろいろ見られて話を聞けて楽しかったです。
特にこの車とか。



最後は恒例のパレードランに参加しておしまい。



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次は幕張で会いましょうね(これ書きながら思い出して慌てて参加登録しました)
ネタの仕込みの進行度合いによってはアクシオになるかもしれませんが、現時点ではワゴンで行くつもりです。


直近の活動予定は、来月最初の日曜日に作手、11月に幕張、12月に(おそらく開催されるであろう)太田会走り納め会あたりになると思います。

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フリマでずっと売りに出してたロールケージがついに売れたので、こんなのを買いました。



APRacingのCP9444つけたい→ナックルと干渉するやんけ→ほなWilwoodか・・・ってどっかのSNSで騒いでたやつ、現物を合わせるフェーズに進みます。おたのしみに!
初めての鍛造キャリパー、初めてのアルマイトのキャリパー、初めての(車種別キットの流用ではない完全な)汎用キャリパーなので、いろいろ楽しみです。
Posted at 2025/09/23 21:34:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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