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伍拾参式ヘタレ@増車のブログ一覧

2023年05月01日 イイね!

ガレージ計画② DIYリフォーム編

土地と家が自分のものになったら、次はリフォームです。
新築の人は必要ないですが、中古なら自分の使い方に合わせて手を入れておきたいところ。

今回は耐震、ガレージ、水回り(キッチン)、電気配線をプロに依頼しました。リフォーム業者に物件の仲介とセットで依頼したので、シームレスに手続きが進んでとても効率が良かったです。おすすめ。

逆に言うと予算の都合でここまでしかできませんでした。建物の外はDIYで進めていくことに。




そういうわけで家電1号。高圧洗浄機。リョービの家庭用シリーズのハイエンドモデルです。業務用シリーズになってもスペックが上がるわけでもないし、他社の近いスペックの物と比べて値段と機能性で勝るのでコストパフォーマンスは非常に良いモデルです。

DIYでシバいたあとは、洗車機として使うので無駄にならないはず。なので勢いで買っちゃいました。

この価格帯(2万円台)では水道がなくてもタンクなどから吸い上げて使える自吸機能が標準的になっていますが、このモデルは呼び水なしで自吸できるので使い勝手が良い。
例えば風呂の残り湯を使って鳥糞を吹き飛ばしたりできます。高圧洗浄機は少ない水量で効率よく掃除をするための機材なので、自吸はできるに越したことはないです。水道代の節約になります。



外構工事に入ります。
外に(かつてカーポートがあった)駐車場がついています。かつて存在したカーポートは、どうやら8年前の大雪で潰れたようです。
折れた柱の切り株が残されています。



見た目がきれいじゃないし、邪魔です。
なので、まずはここをきれいにします。



まずは柱の周辺を高圧洗浄機できれいにします。塀の北側のため日陰になる時間が長く、苔とかがこびりついているので。



きれいになったらフラットになるように切り飛ばします。そこから削り込んで、地上から消えてもらいました。
理想を言えば周りのコンクリートを壊して地中で切るか根本から撤去できれば良いのですが、今回は低コストでやるためにDIYしているので、地表にいなければOK



インスタントモルタルと砂利を使って(≒コンクリート)埋めていきます。



こんな感じ。あとは固まるまで待ちます。

こんな感じで地面のひび割れも補修していきます。
まずは全面を高圧洗浄機で洗い流します。



このくらい変わります。汚れています。
表面の汚れや苔を吹き飛ばすと、あちこちにひび割れが見えるようになります。
このヒビをどう処置するか決めます。

表面的な微細なもの→床用ペンキで埋める
割れているけど周囲のコンクリートが動いたりしない程度のもの→コーキングで埋める
砕けていてコンクリートが動くもの→剥がしてモルタルで作り直し

コンクリートが動くかどうかは叩いて音で判断しました。打音検査ってやつですね。
コーキングで埋めることにした部分を溝切り用のダイヤモンドディスクで溝を堀り、砕けている(動く)ところは剥がします。



砕けているところを剥がすとこんな感じ。表面の10ミリくらいの厚さのモルタル?と中のコンクリートが分離していました。高圧洗浄機で隙間の砂が洗い流されて隙間ができているため、指で剥がせます。
剥がすと砂がたくさん詰まっています。風化して骨材の砂が砂に戻ったのか、外から運ばれてきた砂が隙間に詰まったのかはわかりませんが、茶色いので周辺の畑の土っぽい感じがします。

周囲の溝はコーキング用に彫った溝です。



コンクリートを剥いだところをもう一度洗浄して砂を流せるだけ流します。
ここは中のコンクリートまで砕けて土が掘れちゃいました。ここまで強度を失っているとウマかけたりしたら危なそうなので、ダメになっていることに気づけてよかったと思うことにします。



最後に練ったコンクリートを流して埋めます。
一度に流し込まずに、最初にモルタル(砂利が入っていない)をちょっと入れて元のコンクリートの隙間に押し込んでから、残りのコンクリートを入れる感じにすると隙間ができにくいと思います。

また、コンクリートやモルタルを部分施工する場合、乾燥している既存コンクリートにプライマーを塗る方法と、既存コンクリートに水を撒いて湿らせる方法のどちらかを取らないとうまくくっついてくれません。見ての通り高圧洗浄機で水を撒いているので、濡らす方法をとっています。
建物内とかだとプライマーのほうが使い勝手がいいかも。


それと駐車場の縁石が部分的に壊れていたので、モルタルで再建。



白モルタル、どこまで盛ったか分かりやすくていいね。
上の方で写真に写ってる”インスタントセメント”という商品の色違い品ですが、こちらは入ってる骨材がとても細かい感じ。練っているときの感触も固まったものをサンダーで整形しているときも感触が違うので、強度とかにも差が出る気がします。
明るい色で塗装する下地にはいいかもしれない。


コンクリートはセメント+砂+砂利+水で出来ているので、こいつらを適当な割合で混ぜて作れば作れます。ちなみにモルタルはセメント+砂+水。砂利の有無が違いです。
実際には保水剤とか硬化促進剤とか色々添加剤が入ったりすることもあるので、調合済みで水と混ぜるだけで使えて、その辺のホームセンターでいろんなバリエーションが手に入るインスタントモルタルが便利です。あとは任意で砂利を入れてコンクリートにしたりしなかったり。

インスタントモルタルはトータル30kgくらい使いました。硬化促進剤が入っていない通常のタイプだと20kgで600円くらいで買えますが、10kgで500円、4kgで400円、1.3kgで250円くらいするので、どのくらい使うか見極めて買いに行くのがいいです。見極めが出来てなかったのでだいぶ損してます。

今回は何もない場所にコンクリートを施工するのではなく既存のコンクリートの補修が目的で1回あたりの量が少なかったので、上の方の写真にもある通り塗装用のバケットをトロ舟の代わりに使いました。内側のペラいトレーを捨てれば片付けが終わるので便利です。このサイズのバケットだと水を入れる前のモルタルで5kg以下くらいがちょうどいい量でした。追加で砂利をいれる場合は量が増えるので注意。
量が少ないので施工する場所に練ったコンクリートを入れる道具は角スコの代用で園芸用の片手スコップを使いました。四角いものが便利。

砂利は店頭にあったものの中から量単価で選んで一番安いのにしました。20kg250円くらいの大袋です。
余ったらその辺(とくにタイヤで踏むところ)に撒いておけばいいので。


コンクリートを作り直す部分ができたら、次はコーキングです。



試しにそのままコーキングをしてみたら、固まってから高圧洗浄機で水かけたら剥げちゃいました。
というわけで、もっと強く定着させるためにプライマーを施工します。

写真のハケ(30mm)はでかすぎで使い勝手が悪かったです。コーキングする用の溝に合わせたハケか筆を用意しましょう。というか筆でいいと思います。



プライマーが乾燥したらコーキングしていきます。

コーキング材にはいくつかタイプがありますが、よく見かける1液のタイプだと
・シリコン
・変性シリコン
・ウレタン
・アクリル
あたりがメジャーだと思います。

シリコンは安くて耐久性がいいけど塗装がのりません。車の雨漏り修理とかに使うと面倒なことになるやつです。なった。(←経験者)
変性シリコンは塗装が乗ります。今回はこれにしました。
ウレタンは頑丈だけど紫外線に弱いので、外で使うなら塗装前提。
アクリルは水性なので、水が蒸発するので肉痩せします。割れてるところ(に掘った溝)を埋めるのが目的なので、収縮するのはナシ。

「安かったから」とかで買うと事故が起きるので、用途にあわせてちゃんと選びましょう。
それと色も種類があるので、塗装するなら周囲の色か塗りたい色に近いものを選んでおくと失敗しないと思います。今回はグレーを選びました。

あと盛ったところを平らにしたり隙間に押し込んだりする用のヘラがあると便利です。個人的には溝の幅の2〜3倍の幅があると良い感じでしたが、このへんはお好みで。ある程度柔軟性がある方が使いやすいです。


埋めるものを埋め終わったら、最後に塗装です。
塗装は「新しいコンクリート/モルタルの施工から3週間開けてくれ」って塗料の缶に書いてあったので、そのくらい期間をおいたほうがいいと思います。内部の水分量とかの問題?
逆にコーキング材には「表面が固まって安定したら7日以内に塗装してくれ、遅くなると塗料の乗りがわるくなるぞ」といった趣旨の注意書きが書いてありました。
なので、コンクリ/モルタルを施工して3週間経過するのを待っている間にコーキングを進めるといい感じの日程感になると思います。

今回は既存コンクリートの表面がだいぶ風化しているので、油性の下塗り塗料を施工して密着させてから通常の上塗り塗料(水性)を塗る方式にしました。



下地です。隅はハケで、広い面はローラーで塗りました。
透明の液なので塗ったところは濡れたような見た目になります。乾くと乾いた色に戻りますが、水滴を弾いたりしていたのでちゃんと塗膜はできているようです?

下地が乾いたら上塗りです。



まずは縁石から。本塗り後に塗り残しが出ないように、わざと地面にはみ出すように塗っています。
色はニッペの水性コンクリートカラーのライトグレーとカンペハピオの屋内外シリコン多用途のライトベージュを3:5で混ぜて使っています。塗料には混ぜて使える組み合わせとダメな組み合わせがあるので、違うシリーズの塗料を混ぜるのは自己責任で。

翌日まで待って乾燥させたらマスキングをします。



正直なところ、緑の養生テープは大失敗。コンクリートの凹凸に追従しないため風で剥がれて飛んでいきます。



どう見てもガムテープにしか見えないコイツが大活躍。
粗い面への追従性がすごく良かったです。風で飛ばない。

地面は床用ペンキのライトグレーです。
面積でかいし補修のことも考えると下手に調色とかしない方がいいです。



まずは一発塗ります。






乾いた頃合いを見計らって薄いところを塗り重ねました。

最後にマスキングを剥がして完成。



2回塗りしたのにムラがひどい...どうして...

色を作ったわりには大して色の差はなかったですね。気持ち黄色みがあるかな?くらいで、ほぼ誤差のような気がします。

塗っただけで明るい感じの空間になるので、床塗りはおすすめです。
建物内だと照明の反射とかが効いてくるので、ガレージの床は明るい色一択です。
Posted at 2023/05/01 14:31:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | ガレージ計画 | 日記
2023年05月01日 イイね!

ガレージ計画① 物件購入編

GCはそろそろ旧車なので、世の中の一般的な旧車乗りのような環境を目標にしてみたいとか思いました。
VB/VNのWRX/レヴォーグから見たGCって、GCから見たハコスカより古いんですよ。GC買った頃はハコスカってすごく古い車だと思っていましたが、GCがそう見られる時代です。

長く維持している人はだいたいガレージを持っていることが多いですね。新車時からずっと青空駐車でサビ一つないハコスカなんていないと思います。ハコスカに比べればGCのほうが錆びにくいとは思いますが、最終的に行き着くところは同じです。
ガレージがあれば時間をかけて直せるので、面倒なトラブルに対処しやすいはず(青空駐車だと雨が降ってくるまでがタイムリミットみたいなとこがある)
更にいうと関東はわりとよく車が盗まれるため、中古相場が高騰してきた車種の手っ取り早い防衛策になるはずです。

というわけでガレージです。手段としてはいくつかあります。

•実家の庭にコンクリ打ってイナバ物置を設置・・・両親に却下されました。
•近くのレンタルガレージを借りる・・・近くにはなかった。
•土地を買って建てる・・・田舎なので安い土地はみんな農地。農家じゃないので買えなかった。それと農地には電気も水道も来ていないことが多いので、利便性を考えるとインフラが整備されている宅地を選ぶのが安定
•中古住宅を買う・・・家ごと買えば車庫証明も取れるので確実だし、宅地を買ってイチから全部建てるよりははるかに割安。電気や水道も引かれていて便利。

というわけで、中古住宅を購入する方針に決定。これが2021年の夏頃の話です。
ちなみに最近(このあたりの文を書いている21年冬頃)、普段タイヤ交換や塗装でお世話になっているショップがレンタルガレージを作ろうとしているという情報を入手しました。もっと早く知っていれば有力な選択肢だったかもしれない。
ショップの脇に建つっぽいので、何かあったときにプロにお願いするハードルがやたら低いので、無理して自分で作業して手遅れになるリスクがとても低いとことかすごく良い。これからガレージを手に入れようと考えている人は参考にしてみてください。

さて、物件を選ぶにあたっては、まず土地(庭)がある程度広いことが最低ライン。具体的には車を置いて作業スペースが確保できる程度。あとはセキュリティを考えて、googleカーが入ってきていないような狭い路地の先とかだと更に都合がいいかなって。(※自分で積載車を使いにくくなるデメリットがあります)

駐車場3台って書かれている物件を見に行っても、実際には軽を3台押し込むのも厳しそうな物件とかもあったので、探すときはちゃんと現地に行きましょう。そして自分の車をねじ込めるか確認しましょう。自分の車で行くことが大切です。現車を持ち込むのが一番の寸法の基準になります。
BUBU510が3台置ければ”駐車場3台分”ですが、セコイアに乗ってる人は1台も置けないかもしれません。ス●モに書いてあることはあくまで参考で、信用はしないこと。

結果的に決めた物件はこんな感じ

•土地が広い(135坪ほど)
•既存駐車スペースがコンクリ床
•駅が近い→何かあって車を置いて帰ったときに翌日取りに行きやすい
•ホームセンターが近い→パークリとか556をわざわざストックしなくても散歩感覚でいつでも入手できる
•面している道路がストリートビューに出ていない
•ここ数年は空き家になっていたけど雨漏りの修理などメンテナンスはされていた
•床下に土間コン打設済みの広い部屋がある

...最高かよ。

元々農家が作業小屋を兼ねた住宅として建てたものだったため、土間コン打ってある部屋は当初は収穫した作物を積んでおく?物置だったらしいです。広さはおよそ12畳。インプレッサ入るじゃん。


さて、家をキャッシュで買えるほどの貯金があればよかったのですが、そんなものはないのでローンを組みました。
住宅ローンを組むのは初めてなので、まずは労金でいろいろ話を聞きました。
手順としてはこんな感じになるらしい。

仮審査1(どのくらいの価格帯の家を買いたいのかザックリ決めて仮審査)(ここは飛ばしても問題ないです)

物件を決める。付随する工事がある場合は概算見積とかを出す。

仮審査2(物件の詳細な情報を含めてもう一度審査を通す)

売り主と売買契約(ローン問題なく通りそうなので、融資が下りたら払いますよって内容で売買契約を結ぶ)

本審査(物件そのものや付随する工事(修理やリフォーム)、各種手続き費用、火災保険、家具家電購入費etc を具体的な金額を出して書類にまとめた上でローンでいくら分支払う必要があるのかを提出して最終的な審査を受ける)

支払い

こんな流れになるって教わりました。基本的には(特に仮審査2→本審査は)金額を下げる方向で進みます。最初は余裕を見て大きめの金額を取っておく感じ。

審査に通る金額ですが、銀行は返済できる範囲かどうかという点を重視します。
基本は収入の3割程度までならローンの返済に当てられる、と考えるそうです。年収500万の人なら年150万×35年(上限)で5250万。これはあくまで目安で、収入の安定度合いや担保(住宅ローンは物件が担保になります)とかで下振れがあると考えておきましょう。それと金利もありますので、金利を含めた返済総額の目安だと思って見ておくと良いと思います。
不安定な職の人はここから大きく下振れする可能性がありますし、逆に10年後にもらえる給料がいくらなのか給料計算表を見れば確認できるような職は下振れが少ないはずです。こういうときのために正社員やってるようなところはあるので、源泉徴収票で殴っていきましょう。
また、これは同時に組んでいるローンの返済額の合計が「年収500の人で年150」という数字になるので、既に他のローンを組んでいる人は上限が一気に下がります。この時は車のローンで月に3.5万=年42万の返済があったので、この分年間の返済可能額が下がります。具体的には42万×35年で1470万ほどローンの上限額が下がります。でかいですね。
あくまで目安ですが、こんな感じの計算をするらしいです。なので、「本審査前に車とか買っちゃダメだよ」って釘刺されました。仮審査の段階で存在しなかったローンが本審査の時にあると、この分上限が下がるのでローンが通らなくなる可能性が出てくるからです。


実際の審査の方は、選んだ物件が古すぎて労金では仮審査2で必要書類が揃わないことが発覚、弾かれました。古民家とか買おうと思ってる人はここがトラップになります。
金利が比較的安いことから卍ろうきんレーシング卍などと称してとりあえずろうきんで組む人は多いと思いますが、このあたりは全国規模のメジャーな銀行より地銀のほうが融通効かせてくれることが多いので相談してみるといいと思います。地銀に相談したらOK出ました。

それともう一つ問題になったのが、建っている建物(倉庫)が隣の敷地にはみ出していたこと。隣の土地も所有者は同じだったので大きな問題になっていなかったようですが、そこは農地だったので買うことができません。解体することになりました・・・もったいない。
ちなみに解体にかかる費用など、法的に問題ない状態にするためのコストをローンに含めることは可能だそうです。

仮審査2をクリアしたらいよいよ契約です。
この段階でやったこと
・物件の売買契約+前金渡す
・リフォームの契約
・リフォームの見積もりの料金支払い

フルローンのつもりだったんですが前金は入れておくものらしいです。車とは違うんですね(?)
とりあえず10万かき集めて渡しました。このくらいは突然必要になってもすぐにひねり出せるようにしておきましょう。
この前金、「ローンが通らなかった場合以外の個人的な理由で売買契約を解除する場合は前金を放棄します」というもの。逆に売主側の都合での契約解除の場合は前金で受け取った金額の2倍を返します。
”個人的”ではない理由としては、なんかすごい災害が起きて大きな被害を被った場合などが該当します。洪水や火山の噴火などがわかりやすい事例でしょうか。家を買う契約なのに家自体がなくなっちゃったら前提がひっくり返っちゃうからね。

リフォームの契約ですが、こちらは「家を買ったらリフォームオナシャス!」という内容のもの。何をやるのか(今回は耐震補強、ガレージ、キッチン、電気工事をします)を決めて、契約をしておきます。

見積もりの料金については、耐震補強の関係で建築士の方に現地を確認してもらって、現状の耐震性能を見積り、どこにどのくらい補強を入れれば目標の耐震レベル(現行の耐震基準をギリギリクリアするレベルに設定しました)になるのかを計算してもらいました。
来て建物の構造を確認してもらわないといけないし、どのくらい補強が必要か計算してもらわないと見積もりが出ませんので、けっこうな工数になります。なのでお金がかかります。(20万ちょっとでした)
ちょうどボーナスの時期だったので、ニコニコ現金払いしました。


物件の契約の前後で、お互いに色々あったので追加の書面を発行したりとかもありました。この辺も臨機応変に対応していきます。
個人対個人でやれば仲介手数料がなくなるのでかなり安く上がるはずですが、こういう段取りをつけてくれるので仲介業者って必要なんだなって思ったり。あと慣れてる人に色々教えてもらいながら進められるので助かる。
今回はリフォーム業者(不動産もやってる)に物件の仲介ごと丸投げしているので、本体の購入からリフォームまで全部任せられているのですごく楽できました。内覧の時点でこの部分を直すとどうとか、いろいろ相談できます。このやり方はマジでおすすめ。


こうして揃えた契約書や見積書などを持って銀行に行き、本審査に挑みました。
この段階で変動金利 or 固定金利を選ぶなどしますので、考えておきます。
住宅ローンは長期間になりがちので、組んだ当初と払い終わる頃では経済の状況が変わっている可能性がわりとあります。変動金利は、世の中の状況に応じて金利が変動するやつ。固定金利は変動よりちょっと割高なかわりに、景気がよくなっても金利が上がらないのがポイント。
高度成長期がもう1回来ると思う人なんかは固定がおすすめですが、変動で現在の固定の金利を追い越すとはちょっと思えなかったので変動にしてみました。(←1年たたずにハイパー円安が発生するなどして物価がとんでもないことになりました)
実際のところ変動にする人が多く、住宅ローン控除で国からもらえる金額より金利の方が安い(=ローンを組むとお金が増える)状況になっているため今年から住宅ローン控除が引き下げになったっぽいです。そういう状況なので、当面は迷ったら変動でいいと思います。(←そう思った10ヶ月後には1ドル147円です)
経済って難しいね。


無事に本審査に通ったら、支払い・・・の前にやることがあります。

支払い手続きの直前に一度銀行に行って、いろいろ書類を書いたりしました。
団信の関係書類と、「住宅に使いますよ」「暴力団の関係者ではないですよ」「外国の要人ではありませんよ」って内容の紙にサインしたりしました。
この記事を読んでいる人で該当する人は滅多にいないでしょうけど、シーランド公国の爵位を持ってる人とかは気をつけた方がいいです。事前に確認しておきましょう。
住む目的じゃない場合はそもそも用途が住宅ではないので住宅ローンはNGです。もしバレると一括返済を迫られますので、値段が上がりそうな地域の物件とかを投機目的で買っとこうと思ってる人は注意。

この時点でお金の振込の用紙に名前を書いておくと、支払日の手間が若干省けてお得です。当日は忙しいので手間は分散できるときに分散させておきたいところ。

これをやる段階で住所を移せるなら、移しておくと登記まわりの手続きが減るので手続き費用の削減になって美味しいです。
住所の変更は引っ越した日から14日以内にやるルールになっています。なので引っ越せてない場合はルール上NGですが・・・売り主と親しい仲だったりするのであれば、先に住んでる実態を作っちゃえば全て丸く収まります。できそうな人はやってみてください。
といいつつ、これをやると税金の減免措置と干渉して損する場合もありますので、お金周りをどう組み立てるかプランを立ててから行動した方が良いのも事実です。


そして決済。
売主に代金を払う、仲介業者に仲介手数料を払う、登記(車でいう名変)周りの手続き(司法書士に書類を作ってもらい、役所に出します)の費用を払う、リフォーム関係の費用を払うなどします。
固定資産税は今年のぶんは売主が払ってくれるとのことだったので、日割り計算してこの日から後のぶん(この日は1月末だったのでおよそ11か月分)の金額を売主に渡しました。
そして物件の代金と引き換えに玄関の鍵を受け取りました。

リフォームの方は工事の進行などによって数回に分けて支払う契約にしたため、そのぶん銀行にお金が残ります。住宅ローンの融資は住宅のこと以外に使えないため、残った資金は次回の支払いまで銀行が管理します。このための口座を作る手続きをしました。
この口座、通帳もキャッシュカードもない(必要ないので作らない)ので、数百万入ってる口座を持ってるっていう実感が全くないですw


土地と家が自分のものになったら、一応近所に挨拶をしておきましょう。
工事でうるさかったりするし、最近は外国人が不動産を買い漁っているのが話題になってたりもするので近隣住民も気にします。してました。

なにか持って行った方がいいかな?と思い、お菓子を買っていきました。

https://seigetsudo.shop-pro.jp/?pid=150921999

こんなの。
群馬で手土産に持っていくお菓子といえば旅がらすかグーテ・デ・ロワって相場が決まっています[要出典]
ラスクよりは鉱泉煎餅の方が誰でも食べやすい(硬くない)のと、個人的に鉱泉煎餅の気分だったので旅がらすにしました。パッケージのオサレ感の都合で相手が10代後半から40代くらいならグーテ・デ・ロワ、その上下の世代がいるなら食べやすさで旅がらすでしょうか。
この辺はある程度日持ちするもの(生モノじゃないもの)なら何でもいい気がします。だいたいどこの地域にもこの辺に相当するお菓子があると思うので、ぱっと思いついたものでいいんじゃないでしょうか。
グーテ・デ・ロワは関西限定商品とかがあるらしいので、そういう地域から群馬に来る人は逆輸入するなどすると珍しがられると思います。誰か買ってきて。

とりあえず両隣(土地の配置が複雑なので3軒)に挨拶に行ってきました。
特に土地が直接接している方の家とは(塀がはみ出して建ってる等の領土問題があることが分かっていたので)最初に行きました。田舎特有のガバガバ土地管理ェ・・・
境界に立っている木の剪定どうしようかとか、具体的な話ができて良かったです。こういうのは揉めてからでは遅いので、可及的速やかに話をしておくべきです。

反対側の隣にいったところ、自治会的な組織のリーダーのところに連れて行ってくれました。外からくるとこういうのは何も分からないのでマジで助かります。
困った時はとりあえず相談しておけば間違いないって感じの存在(のはず)なので、わからないことはいろいろ聞いておきましょう。


しばらくたったら、ローンの決裁に立ち会ってもらった司法書士さんから、名変の手続きが終わったよ!という内容の手紙とともに土地の権利書が届きました。
中に入っている(袋とじのなかの)情報があれば名義変更ができてしまうので、盗まれたりしないように保管しましょう。そんなことするアホはいるとは思えませんが、ネットに写真載せたりしてはいけません。


ここまで来たら、あとは粛々とリフォームを勧めていきます。

(リフォーム編につづく)
Posted at 2023/05/01 14:25:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | ガレージ計画 | 日記
2022年06月26日 イイね!

ファンつき服を買った話

ここ数年で急に流行りだしましたね、ファンつきジャケット。
手を出してみたら思ったより快適だったので、購入物の紹介とか構築した運用環境などを書き残しておこうと思います。




マキタ 充電式ファンベスト(FV212DZ)




ザックコーポレーション WindCoreREPAIRTECH 2WAYシェフパンツ(WZ6280)

※ウインドコアはワークマンのPBらしいです。ワークマンの人が言ってました。



マキタ ファンユニットセット(A-72132)
アゼスト Di-vaiz × cainz ファン付きウェア用パワーファン(CCS-2103)



マキタ USB端子付バッテリホルダ(A-72154)
マキタ バッテリアダプタ(BAP18)
自作 バッテリーホルダー(内容は後程)

こんな構成になりました。



まず選ぶときに気を付けてほしいことです。
ほとんどのメーカーのファンはφ90で共通なので、この規格通りに作られている物を選べば好きな服とファンの組み合わせで使用できます。
共通規格から外れるものとしては、例えば子供用を自称している小型の物や、マキタ製ファンなどがあります。マキタファンは若干大きいので、他社の服にマキタファンは使えず、マキタ服に他社ファンはちょっと緩いです(使えないことはないです)
どうしてこんなことするの...

ファンとバッテリーは基本的にセットで買いましょう。(一部バッテリーを直接内蔵してケーブルレスになっているファンもあります)
モバイルバッテリーからDC5Vで直接動かすモデルを除いて、電圧や消費電力がバラバラです。
例えばマキタの最大出力時は10.8Vです。(10.8Vバッテリーの電圧を直接ぶち込む設計のようです。14.4Vや18Vシリーズのバッテリーも降圧かけるので対応バッテリホルダを買えば使用できます)
ウインドコアは最大15V。カインズの店頭に並んでいる範囲では最大出力時17Vの製品も見かけました。9Vくらいで動くファンに17Vをぶちこんだら、燃えるか焼き切れるかすると思います。安易に混ぜるのはやめましょう。

ここでマキタの新型バッテリホルダ。ファン/電熱ジャケット用の出力をしながら、5V2AのUSB出力ができます。おや?USB給電のファンなら回せますね?
そうですコイツならマキタファン2発に加えて5Vファン2発、合計で4発動かせるんです。便利ですね。

こんな事情でこの構成になりました。



ファンジャケットの紹介をしていきます。今回買ったものはジャケットというよりベストです。
基本的には袖があってもなくても構造は変わりません。服の裾に取り付けたファンで風を送り、首筋や腋などを冷やします。首元を冷やせるので結構涼しいです。
高所作業用に安全帯と併用できるもの、いろいろ飛んでくる作業時の防護を兼ねられるものなど、各種出ています。用途に応じて選べるのが良いですね。
動きやすさ重視で袖なしにしましたが、twitterのフォロワーの皆さんはみんな袖ありにしてるご様子... ドウシテ...
1人ツナギを持ち出していましたが、ファン2発で全身冷やそうとするとたぶんこれが正解です。

このベストは内ポケットがついていて、めっちゃ暑い日は保冷剤などを入れて使えます。
サイズに関しては、マキタ服はLサイズでちょうどよかったです。表と裏の生地の間に風を通して流れをコントロールする仕掛けのようなので、きつすぎると流れが悪くなりそうです。きつすぎず緩すぎずを狙うのが良いので、できるだけ実店舗で試着して買いましょうね。

ところで今年出たマキタの新型ベストはレビュー見るとビール腹のおじちゃんたちにやけに人気っぽい(お腹を避けているため...?)
たぶん体型とかでも合う合わないが出てきそうです。



それと、電動工具バッテリーを腰につけるとジャケットを着にくいです。
マキタなら専用バッテリー(薄いです)か10.8Vバッテリー(小さいです)を使ってポケットに入れちゃう方が良さそう。他社のファンジャケットでも同様で。あまり大きなバッテリーは使いにくくなると思われます。

サバゲーで大量のモスカートを持ち込むときに使っているゴーストギアのレッグパネル(片足に7発つけてます)を転用したらいい位置にバッテリーをつけられて快適そうじゃない?などと考えていますが、これをやっちゃうと足が暑くなるので考えどころ。
下側を固定せず吊るだけにすればいいのか?色々検討中です。


つぎにこちら。



こんなところに穴が開くので、やたら風通しが良いです。この時点でちょっと涼しい。
このファンは3段階の出力調整が出来ますが、弱でも十分涼しいです。カインズコラボファンの5Vモデルはコレの他にもう1機種、大風量モデルがありますが、そちらはファンが厚くなっちゃうのでこっちを選んで正解だったなと。

ファンを回すと靴の方に抜ける風の流れの他に、ベルト通しのすぐ下にメッシュ部があり背中側に抜ける風の流れができます。シャツを上から被せておくだけで背中から首元に抜けていくのでめちゃめちゃ効きます。先にファン付きベストを買っちゃいましたが、正直こっちだけでも良かったかもしれない。



ファンを回すと足がめちゃめちゃ太くなりますw
170cm/72kgなのでわりと標準的なサイズだと思っていますが、このメーカーの服はLだとちょっとでかかったです。丈もウエストもめっちゃ余ってるので、Mでよかったかも。
大きめのサイズを買っておけばゆったり着られて良いけど、見ての通りファンを回すと膨らんでしまうので風の流速は落ちます。あまりデカすぎると冷えが悪くなるんじゃないかと。

ファン関係なく服としての紹介になりますが、サラッとした生地に撥水加工がされているようです。洗車にもぴったりですね。
ファンの穴を閉じることもできるので、ファンなしでも普通のカーゴパンツとして違和感なく着られます。

ファンとの相性ですが、上の方でも書いた通り薄型ファンのほうが動きやすいです。ジャケットよりシビアなんじゃないかと。それと、今回購入した5Vファンはジャケットから外にケーブルが出ない前提の設計のため、外にバッテリーをつけるレイアウトにするとケーブル長さが足りなかったです。ワークマンで一緒に売ってるファンならたぶん大丈夫だと思うので、そういう視点でも気を付けて選定するといいと思います。
(買っちゃったものは仕方ないので、そのうち延長ケーブル作ります)
その点マキタのケーブルは長いですね。自由度あります。


【追記】



建前:ファンが回っているので内側がビックリするほど汚れます。
現実:蚊を吸い込んで服の中で刺される事案が発生しやがった。

なのでカバーを買ってみました。カインズにあったコイツでお試し。
9cmファン用ですが、若干でかいマキタファンにもギリギリ被りました。かかりが浅いですがたぶん大丈夫でしょう。

ウインドコアで服もファンも揃えた人はウインドコアのファンカバーがあるので、それを買っておけば確実だと思います。


・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

ここからは参考にしないほうがいい情報を並べますので、バッテリー爆発による火災や怪我の覚悟のある人だけどうぞ。

さて、これを動かすためにわけわかんねー工作をしています。目的としては、

①ファンなんて大した消費電力ではないので、大量に持っているアースマン/カインズの14.4Vバッテリーを流用したかった
②電動インパクトが最近調子悪いのでこれを機にマキタに乗り換えを検討していているので相互変換があると便利だなと思った

ちなみに安物電動工具のバッテリーよりマキタバッテリーのほうがはるかに大出力なので、マキタバッテリーの出力が前提でできている消費電力の大きな工具に安物のバッテリーを使うと燃えると思われます。中華互換バッテリー発火事案と同じ目にあいますので、出力重視の機器にはマキタバッテリー、大した出力がいらない機器には軽量で安価なカインズe-cycle/高儀EARTHMAN S-LINE/EARTHMAN S-Linkを使い回せたらなと。
とはいえS-LINEのUSBバッテリーチェンジャーは出力不足でファンを回せなかったので、変換かましてマキタのバッテリホルダを使うしかない。それでこうなったわけ。

◆レシピ◆
•e-cycle 14.4V乾湿両用マルチクリーナー(のバッテリーの付け根)
•e-cycle 14.4Vインパクトドライバー(のクリップ)
•マキタ バッテリアダプタ
•EARTHMAN 14.4Vバッテリーアダプター
•XT90コネクタ
•各種配線資材(12ゲージのケーブルと熱収縮チューブ、タカチのコードプロテクタなどを使用)
•FreeCAD(ガワの形状データ作成に使用)
•3Dプリンタ(DMM.makeのHP JetFusion4200を使用)

マキタのバッテリアダプタはマキタのバッテリー側と本体側の形状が手に入るので、ケーブルを途中で切断してそれぞれそのままアダプターとして使用します。
アースマンのバッテリーアダプターはS-Linkの本体側形状とS-LINEのバッテリー側形状が手に入ります。S-LinkのバッテリーをS-LINEの本体で使うためのアダプターなので当然ですね。
S-Linkはポリッシャーとエアポンプしか持ってないし正直現状ではバッテリーを増やす必要性を感じないので、バッテリー側はスルーします。
S-LINEとe-cycleはバッテリーが共通で、手持ちの本体が多くバッテリーも数が多いので、これの本体側形状を入手したいのですが、バッテリーチェンジャー(USB出力をするアダプター)は絶版のようでどこにも売っていないし、手持ちのものは端子カバーとして運用しているため加工せずそのまま使いたい。そうなると工具本体を購入して加工ですが...?
そう思っていろいろ見て回ったら、e-cycleの乾湿両用クリーナーはバッテリーの付け根が別パーツじゃん!と白羽の矢が立ちました。



旧カラーが投げ売られていたので犠牲になってもらいました。



配線つないで



CADでテキトーにガワを描いて出力して押し込めば完成。簡単です。長手方向の寸法ズレてるけど。(Rをうまく再現できてるか不安だったので緩く作ったら緩くしすぎたっぽい)
今回は出力物にタッピングビスを使うテストも兼ねていましたが、割れずに固定できて良かったです。


(写真使い回し)

差込みバッテリーはどうしても分厚くなっちゃいますね...これでも結構ギリギリの厚さになってるんですが。
今回使ったXT90は90Aまで流していいことになってるコネクターなので、14.4Vなら1.3KWくらいまで行けるっぽいです。ラジコン勢にはお馴染みのコネクターですね。
一般的なAC100Vの家電は15A配線なので、それに比べたらやたら大容量のコネクターに見えますが、マキタの18V6Ahバッテリーは2KWを超える最高出力があるらしいので、14.4Vも電流値が同じだと仮定すると90Aじゃ不足です...

果たして容量は足りるのか?熱持たないかだけ気をつけながら使ってみようと思います。
Posted at 2022/06/27 14:58:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2022年06月21日 イイね!

10周年

先週で免許取得+この車に乗り出してから10周年になりました。



今後も走れるうちは乗ろうと思います。

環境面で色々起きてるので過去一しんどい感じになってますが、たぶんなんとかなるでしょう
Posted at 2022/06/21 21:21:00 | コメント(1) | トラックバック(0)
2020年11月22日 イイね!

リアサスの角度を変えよう!の考察

AGX開封の儀 / ナックル考察 これの続き。

後傾しているリアサスを起こそうとしている人は実際多いと思います。
SVXナックルを使ったアプローチで完成が見えてきたので、またいろいろ書いてみます。

リアサスを起こすといっても、いくつかやり方はあると思います。

・FFインプに乗る
・トレーリングリンクを伸ばす、ボディ側の付け根を後ろにずらす
・ダンパーの付け根を前後方向にずらす(アッパーを前、ロアを後)
・SVXナックル
・ナックルの左右逆付け
・GRBリアメンバーを溶接してストラットから卒業する

このあたりでしょうか。

実際にやってみてわかったことですが、GCの箱のアッパーマウントがつく面は後ろに倒れています。テインのピロアッパーでは可動域がギリギリだったので、メーカーによっては可動域不足で破損する恐れがあります。

四駆用の強化ゴムブッシュアッパーではそもそも組めないです。


まずFFインプに乗る方法。GC1などのFF車はリアサスがスピンドル直上から生えています。リアの駆動を捨てれば解決!って方法。
FFを選ぶメリットがある用途(ジムカーナなど)であれば、これで解決だと思います。ターボエンジンでやる場合はドライブシャフトは強化品を使いましょう。DSSのゼロヨン用とか。
四駆用の純正アッパーは左右共通部品ですが、FF用は左右で別品番になっています。ボディに当たる面とロッドが入るカラーに角度がついている関係で左右が別になっているのでしょう。これを使うことでボディ側の面とダンパーの角度の辻褄が合わせられます

トレーリング関係。
ブラケットを長穴にして取り付け位置をずらすやり方と、調整式リンクを限界まで伸ばす方法がメジャーでしょうか。比較的手軽にできるのがメリット。
ホイールベースが伸びます。四駆ナックルでリアサスを直立まで持っていくには、かなり外径の小さいタイヤにするかアーチの加工が必須になります。

ダンパー側でいじる方法。
アッパーを角度を変えて取り付ければ前後方向に移動量が確保できます(フロントでやっている人が多い)
GCのリアはボディ側の穴が小さいので、そもそもの移動量がフロントほど大きく取れないので斜めに動かす分にはほぼ誤差レベルになりそう
下側でやっている事例もいくつか聞きます。ワンオフでオフセットブラケットを作るという内容です。
全長調整式の場合はブラケットだけ作ればいいので手軽ですが、すぐ後方がドラシャなのでショック長据え置きの場合は効果は限定的になるはず。垂直になるほど起こすのであれば、上に逃がすしかないと思います。

SVXナックルを使う方法。
簡単に言えばFFインプの配置で四駆にできます。
前例があったという噂は聞いたものの、その車両の資料を見つけることができなかったので手探りで進めています。細かいことは後で書きます。

ナックル逆付け。
リアサスが逆に前傾します。サイドブレーキ周りはそのまま右用は右、左用は左で、ナックルだけを左右逆に組めばいいと思います。油圧サイド用の社外のツインキャリパーナックルを使って、シルビアあたりのキャリパーサイド車のキャリパーをつけてもいいかもしれません。
問題はラテラルが斜めになる点と、トレーリングの角度が合わなくなる点。

メンバー溶接
そのままの意味です。カートリッジハブ化も同時に実現できるので、車検とか関係ない場所で使う車なら大いにアリでしょう。


SVXナックルや左右逆付けの場合のトレーリングの角度が合わない問題は、イケヤフォーミュラのアームキットで解決できる気がします。
バネ下重量が増えるのと、1ロットまとめ買いしないと再生産してくれないところが難点。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

SVXナックル。実はナックル本体以外はインプレッサとほぼ共通なんです。

ハブ:PCDが114.3でR180用ドラシャのスプライン。実質GDB後期ハブ。
ハブベアリング:リアハブが圧入のR180インプレッサと共通部品
バックプレート:GCのD型の一部グレードと共通部品
サイドブレーキ関係:リアハブが圧入のR180インプレッサと共通部品

GDB後期ハブを組んだD型Rだったので、ナックルそのもの以外のくっついている部品は完全に同じ仕様になっていました。ハードルが一番低い場所にいたってことです。

また、アッパーマウントのPCDが同じなので、お互いのアッパーマウントを交換しても車体に固定ができます。
ハブとラテラルの位置関係も同じっぽい。
ロアブラケットのボルト2本の間隔が共通。厚さは5mm違います。
トレーリングの付け根はインプレッサと位置自体は同じで、ボディ側の位置の違いの関係で角度が違います。

スタビ関係はインプレッサの純正のラテラルとスタビリンクの組み合わせなら干渉はありません。
SVXはナックルからリンクが生えますが、このリンクがインプレッサのスタビに合うかは試していません。たぶん合わないです。
ナックルにリンクの付け根がある関係で、インプレッサのフルピロ用のスタビリンクブラケットが干渉してつかないです。


なので、物理的に組めるレベル(走れるかどうかは別)にたどり着くためには

SVXダンパー+GC1アッパー
もしくは
ピロアッパー付きのSVX用車高調

を使たうえで、トレーリングの角度の違いを補正してやればOK

今回はSVX用車高調を使う手段に出ました。
既製品をY!で探した限りでは、10万円程度の安物(車高が下がればオッケー程度の代物でしょう)か、アラゴスタ(30万円程度)の2択っぽい。
フロントは使わないのでリアだけ買おうとしたら、どこもセットでないと売ってくれないようだったので、各種安物とアラゴスタの中間の金額(20万)をリア2本にぶちこむ形でテインで特注という形になりました。

トレーリングについてです。



角度補正してこんな感じ。
お手持ちの純正トレーリングと見比べてみてください。このくらいの違いです。見た感じ普通に見えます。
一度溶接を外してつけ直しているので、強度確保のために純正より広い範囲を溶接して強度確保に努めました。


組めた後に残る問題ですが、キャンバーが合いません



組み替え前はほぼツラぴったりだったタイヤですが、上側がこんなに出ます。
アッパーは限界まで内側に倒しています。大して移動量ないですが。

こんなこともあろうかとロアブラケットをキャンバー調整式にしてあるので、そこで辻褄が合わせられるかが今後の課題です。詳細は関連情報URLをご覧ください。
このキャンバーワッシャー、偏心量のバリエーションが選べる(ホームページには0~3.5mmまで0.5mm刻みで選択できます。と書かれている)ので、偏心量の大きい物を発注してみました。
現在が1.0で、とりあえず3.5を選択したので、これでネガティブ方向に倒れてくれればOK。組み換え前後の差を見れば、どこがベストなのかもわかることでしょう。

これで補正できなかったら・・・市販のキャンバーボルトをいれるか作り直しですね・・・
(キャンバーボルトは嫌なのでボーナスを消し飛ばして作り直しを選ぶことになります)
Posted at 2020/11/22 18:30:30 | コメント(2) | トラックバック(0) | インプレッサ | 日記

プロフィール

「マイナー車は分母が少なすぎて車種別レコード取れるチャンスがあるから楽しい。これがDC2とかロードスターじゃ無理だもんな」
何シテル?   06/15 11:36
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