便利なサイト(圧縮比計算)
https://fancy-craft.firebaseapp.com/calculation/comp.htm
各世代の主力戦闘機エンジン(?)のヘッドの仕様とか
20Gの初期?(レガシィのやつ):ベントルーフ型、ロッカー仕様(!)(しかも直打仕様より許容回転数が高かったっぽい)
20G(直打)、20K:クローバー?型(バルブの回りを埋めた変な形状)
207:ベントルーフ型(ここでなぜか戻る)
シリンダー側(ピストン)も形状が結構変わっているっぽい。(GCは四角い凹みがあるだけだけどGD以降はバルブの逃げ?の半月状の凹みがついてたりとか)
この辺のせいで世代によってヘッド側/ピストン側の容量がそれぞれ異なり、ヘッドとブロックの組み合わせを変えると圧縮比がアヒャヒャなことに。
万全を期すなら測定して必要なガスケット厚を算出した方が良さげ。
GCヘッドは変な形とか言われてるけど、他社でも似た感じのはあったよね。スカイラインのS20とか。
これ↓とか(画像出典:autoprove)
(SGT仕様のBRZのボンネットに収まるEJ20の燃焼室だそうです)
20Kヘッドを削って207みたいな形状にしている人もいるようですが、これを見ちゃうと良いことなのか悪いことなのか分からなくなりますな。
何かやるにしても、とりあえずは表面を磨くだけにするのが良さげ。表面の凹凸の凸はノッキングを誘発する原因になるっぽいし、表面積が増えれば当然壁面への熱損失が増えるのでエンジンとしての効率は落ちるはず。
・クランク角センサー
少なくともGC8DのEJ20KとGDBAのEJ207ではクランク側の歯の数が違った。
GCの制御系でGDBのスプロケットを入れてしまうと車両側が認識する回転数が大変なことになる。つまり動かない。
GDクランクにGCのがポン付け。
・カム角センサー
こちらも互換無しらしい。GCのスプロケットを使おう。
スプロケットとカムシャフトの組み合わせもGCとGDで混ぜられないらしい。
カムシャフトとヘッドの組み合わせも混ぜられないらしい。(若干どっかの太さが違う模様)
このことから、GD腰下GCヘッド仕様のニコイチエンジンが生まれるっぽい。生まれます。
・シリンダーブロックの上に乗ってる水路のブロック
見た感じGCとGDで形状は変わってなさそうなので相互流用できそう。
GCは水温センサーを取り付ける穴が2つあり、GDのは1つ。
純正ラムコはここから水温を取っていたらしい。
GD用にエンジンを組む際、GCのを流用するかGCと同じ場所に穴あけてタップ切ると追加メーターのセンサーがすっきりつきます。
ちなみに純正ラムコがないGCでもセンサーが2個ついていますが、エンジンの制御用とメーターパネルのセンサーらしい。何故分けた。(しかもISCVはさらに別に水温を見てるという・・・)
・クランクプーリーのボルト
な ぜ 変 え た
フランジ下/ワッシャー下の長さは同じで、太さやピッチも変わっていないのでどっちでも使えそう。
フランジとワッシャーの直径は同じくらいなので、プーリーに当たる部分の面圧は変わらなそう。
コストの問題なのか、何か別の問題があったのか。教えて中の人
(無茶言うな
なんとなくですが、ワッシャーが別についてた方が締め付けトルクが安定しそうな気がします。フランジボルトの方が見るからに軽そうだし実際軽いですが。(だからと言ってエンジンのレスポンスとして体感できる差はない…はず)
ちなみにワッシャーは抜けないです。
インジェクター
〇前期(20Gまでという情報あり):16611-AA100(AA101)
サイドフィード、ピントルタイプ
カプラーカラーは
グレーこいつで280馬力を出そうとすると全開で吹くことになるらしい・・・?
〇中期(20K):16611-AA231
サイドフィード、ピントルタイプ
取り付け部の形状は同じっぽい。
容量は2割アップくらいらしい
カプラーカラーはイエロー
〇後期(207):16611-AA370
サイドフィード、ホールノズルタイプ(4噴孔)
容量は中期と同じってインジェクターの洗浄やってる会社のHPに書いてあった
カプラーカラーはイエロー
燃圧3.05K時 530cc (2.55K時 490cc)
3.05KってのがGCの中後期STI純正レギュレーター、2.55Kは前期用レギュレーター(だと思う)。
APEXiのデータとされるソースによると無効噴射時間は0.76sec。なおこちらのソースだと505ccとなっている模様。
〇GDB/GGB:16611-AA510
形状:トップフィード、ホールノズルタイプ(12噴孔)
GCより容量が増えてるし見るからに形が違う
色はピンク
〇GVB/GRB:16611-AA720
形状:トップフィード、ホールノズルタイプ(12噴孔)
噴射量GDBと同じくらいらしい
色はライトブルー
〇BL5/BP5
サイドフィード、12ホール、GC後期と互換があるらしい?
容量も同じくらい
同じ品番で形状が2種類あるとかなんとか。開けて現物チェック必須
GC中期のヘッドカバーのパッキン並みにだるい仕様だな
カプラーカラーは
ブルー
〇SG9
サイドフィード、12ホール。容量はGDBと同じくらい。
形状はGC後期と互換があるらしい?
カプラーカラーは
イエロー
〇NISMO サイドフィードは3種。
パープル、
イエロー、
レッド
16600-RR701(
パープル、)がGC前~中期にポンっぽい。
3.0kg/cm2時555cc。
このインジェクターの本来の適合はZ32のVG30DE(~93/9)/VG30DETT(~94/10)
16600-RR543(
イエロー)、16600-RR544(
レッド)がGC後期にポンの模様。
3.0kg/cm2時555cc(
イエロー)、3.0kg/cm2時740cc(
レッド)
このインジェクターの本来の適合は
Z32のVG30DE(93/9~)/VG30DETT(94/10~)、テラノのVG30E
SR16VE、SE18DE、SR20VE、SR20DE、SR20DET
ENR33、ER33、ECR33のRB25DE/RB25DET
ステージアのRB25DE(~97/8)/RB25DET(~98/8)
ちなみにこの
イエローと
レッド、東名のSR用と中身は同じらしい。
〇SARD(DENSO)
当然ながら?GC前~中期とZ32のVG30(~93.08)は同じ適合になっている。
EJ、VGともに変換カラーが必要。形状も同じっぽい。
容量 抵抗 穴数 色 パターン 品番
540cc 高 2 白 楕円 63560
650cc 高 2
黄 楕円 63561
800cc 高 2
茶 楕円 63564
なお、この品番を使用することになっている他の車種として、JZA80(2JZ-GTE)、JZS161、JZS147、JZA70、JZX81、JZX90、JZZ30(~96.08)がある。こちらはカラー不要。
ちなみにHKSの80スープラ用インジェクターには650cc高抵抗2噴口
黄と書かれている。ん?
Z32は後期しか適合がないものの555cc
黄と740cc
赤がある。さっきどっかで見たな?
(インジェクターなんて高度な部品、作れるメーカーは限られてるってことです。)
ここまで並べると、GC中期に移植するならNISMOのパープルが取り付けの手間とかの面で無難っぽい。
NISMO調整式レギュレーターで燃圧少し上げてやれば400狙えるかも。
どーせ6発のVGは4発のEJ純正より容量少ないだろうし試すだけ無駄
後期ヘッドの人はBL5純正で燃焼効率稼ぎに行くも良し、SG9純正でちょっと容量増やすも良し、NISMOの
レッドで・・・何馬力出るんだろ?
参考:S15(Spec-R)純正
440cc(燃圧2.5kg/cm2)、480cc(燃圧3.25kg/cm2)
WRX系に日産車純正を移植すると確実に容量ダウンになるので、日産を使う場合は必ずNISMOを入れよう!
(逆にシルビアやR33スカイライン勢はGC後期(WRXSTI)やBL5(GT)、SG9を流用すると美味しいぞ)
ターボ
GDBC~はツインスクロールとか
BL5はチタン製のタービンホイールとか
互換の面では
ローラーベアリングかメタルかでオイルラインのオリフィス?が違う
シングルスクロールかツインスクロールかでエキマニ&サポートパイプが違う
その他、気づいたことがあったら順次追記予定。
Posted at 2018/04/15 22:05:37 | |
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