昔の日本人の心

少し前に大分県に２箇所ある小京都の１つ

嫁と杵築市に行きました。

江戸時代から残る、古い武家屋敷跡に入り、色々と説明を受けていると色々考えさせられる事がありとても楽しめました。


その１つを紹介します。
画像は酒を入れる入れ物がバランスを崩して倒れた所です。


倒れても「起き上がりこぼし」のように完全に倒れる事は無く
お酒を流れこぼさないような構造になっています。
商人が力をもち始めていた時代、武家では質素倹約の生活です。
派手ではありませんが、無駄を省いた機能美ある物を好み使用していました。

必要以上の豊かさは人を愚かにするのです。

屋敷は飾り気はありませんが。
この国の持つ最大の美の１つ「四季」を
扉や、柱、小窓、庭のレイアウト等あらゆる工夫を凝らして
それらを楽しめるように作られていました。

無駄を省き磨き上げる日本の美意識ががそこにあり感動しました。