ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序

今日（？）も映画館のレイトショーに行ってきました。









レイトショーは￥1,200なのですが、毎月1日は「映画の日」ということで一律￥1,000と￥200安くなっているのです。
17時頃に当日券を買いに行ったのですが、21時の回はほぼ満席だったので24時の回を見ることにしました。

エヴァンゲリオンの劇場版は、シト新生（1996年）～Air/まごころを、君に（1998年）と既にあり、TV版とは異なる展開でしたが、今回も前劇場版ともまた異なる展開になるとのことです。
構成は
『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版：序 EVANGELION:1.0 YOU ARE （NOT） ALONE』
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破』（2008年予定）
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版：急＋ヱヴァンゲリヲン新劇場版：？』（未定）
と全4部作です。
（エ→ヱ、オ→ヲに変更）

この第1部目の『序』はCMなどで知られているように、TV版の第壱話「使徒、襲来」～第六話「決戦、第3新東京市」までが含まれています。
ストーリー自体はTV版と同じですが、『再構築』ということで画像のクオリティが圧倒的に異なっています。
メカの描写はもちろんのこと背景のリアリティには目を見張るばかりで、小さいものは第壱話での信号機はいかにもLEDが光っているような描写だったり、壁一つとってもディティールを加えて立体的な映像となっていました。
近年、アニメに於いてもコンピューターグラフィックスの導入とディジタル処理が多用されていますが、手書きでは省略されてきた部分が精細になったことで映像全体に厚みが出たと感じます。
特に爆発シーンは綺麗とも感じられるくらいでした。

ストーリー的には6話分ですから多少の省略は仕方ないのですが、クライマックスでの「ヤシマ作戦」を考案に至るまでの「第5使徒（ラミエル）が一定距離内に侵入する対象物には加粒子砲による狙撃を行なう」という場面が会話だけとなりシーンが無かったことは映像上不都合ではないかと思われます。

映像的には、ヱヴァのシュミレーター（ちょっとグロテスク）とかネルフ本部内のリフトなど全くの新場面も多く、クライマックスでの「ヤシマ作戦」では完全に新作となっています。
また、使徒の描写についても第4使徒（シャムシエル）の昆虫的な腹足（？）の動きは興味深いものであったし、第5使徒に於いてはTV版では姿が固定しているのですが本作では様々に××します。（ネタバレ）
これはコンピューターの成せる技ですが見事な映像となっていました。

リメイクや続編で失敗するケースは多々ありますが、今回の新劇場版はどうなるのでしょうか？
前劇場版でのミサトさんの死はちょっと悲しいストーリーでしたから、今回はそれは無しにして欲しいなぁと思うのですが。（笑）
『破』以降はストーリーも異なってくるようで楽しみですが、上映最後にはお決まりの「サービス、サービスゥ♪」の次回予告編があり、フィフスチルドレンである渚カヲルも登場。（本作ラストにもちょこっと登場）
しかも、ヱヴァ6号機が月から・・・、えっ！？

これ以上はネタバレになりますが、『新劇場版：序』は個人的には好感の持てる作品でした。

（パンフは売り切れだったので後日買いに行きます）