
MB車を診断するツールは何種類かあるようですが、写真は「XENTRY」と呼ばれるMB純正ツール(ソフトウェア)です。クルマと専用ラップトップの間はSDコネクトでCAN信号を中継します。
VW/AUDI車のようにVCDSケーブルをササッと繋げばOK・・・とはいかないので面倒です。
ラップトップにインストールされるXENTRYは頻繁にアップデートされていて、最近の版は左写真のように、A45にも対応しています。
(*)この画面はシミュレーションモードで動かしていて、SDコネクトを必要としません。
さてこのツール、実は中華製パチモンです。公式的にはディーラーしか扱えないはずですが、なんでもパクっちゃうのが世の中・・
・・・で、リスク覚悟でオーダーしてみたのですが、案の定うまく動作しませんでした。
以下はその顛末です。
これは配送時点でのSDコネクトと専用ラップトップの梱包箱です。
殆んどグチャグチャです。箱も弱いですが、成田通関に引っかかって中を開けられたことも一因でしょう。
SDコネクト本体。CAN信号のマルチプレクサーです。
左側のカバーを外します。
実は製品の説明などは一切ないので、当てずっぽうで作業しています。
後になってこれが「絶対してはいけない」事だった。。。
横から単3形電池が6本入ります。
クルマに接続する場合はこの電池は不要ですが、初期設定をする際、いちいちクルマに繋ぐのも億劫なので・・・
無線LANカードが入っていました。
これで専用ラップトップと通信ができるので、邪魔なLANケーブルが不要になります(本来なら)
電池でブート中。
ただ、このSDコネクトは大食らいで、この単3形アルカリ電池ではあっという間に放電してしまいます。
・・・で、
DIYしたのがこれです。
単1形アルカリ電池なら数十分は使えます。
LANケーブルでラップトップと繋がりません。
明らかに初期不良です。
無線LANもつかえるはずですが、無線LANカードのランプすら点灯しませんでした。
写真のようにIPアドレス情報などは表示されるのに・・・
この後はメーカーと交渉してSDコネクトの初期不良を認めさせ、代替品を要求することになるのですが、それがまた一苦労でした。。。。
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クルマ | 日記
Posted at
2014/06/29 04:43:47