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日産自動車は２５日、同社の最上位セダン「シーマ」を５月２１日に発売すると発表した。ハイブリッド車（ＨＶ）専用で、旗艦車種として華麗なる復活となった。

今回のシーマは５代目。Ｖ型６気筒３５００ｃｃエンジンに、高性能モーターを組み合わせたＨＶ仕様となっている。ＪＣ０８モードで、ガソリン１リットル当たり１６．６キロ走行できるなど、高燃費だ。車体は全長５１２０ミリ、全幅１８４５ミリは４代目と同じだが、ホイールベースが３０５０ミリと３ｍを超えるものとなり、その分後部座席を広くしている。

生産する栃木工場では、シーマ専用に塗装、検査工程がもうけられ、高度な技術をもつ技能者「匠」が手作業で製造するという。塗装では製造ラインから外し、下塗りと上塗りの間に、約４０分をかけ、手作業で塗膜の平滑性をあげるための「水研ぎ」作業を行う。さらに検査工程では計４時間かけて、外装、内装、走行時の静粛性などを検査するなど、匠の手による造り込みで最高品質を追求する。価格は７３５万円から。国内専用車で年間１０００台の販売を目指す。

日本の技術がふんだんに詰め込まれたシーマは、今後日本を象徴するクルマとなる可能性がある。「メイドインジャパン」その品質は世界が注目していることに当の日本人は気づいていないという…。

海外生産だけがいいとうコスト主義はだんだんと見直していくべきだと思う。きっとそれは消耗戦となり疲弊していくだけになる。日本のモノづくりを今一度見直してみたい。