2014年10月06日
先の日本GPでビアンキが重篤で、非常に心配だが、そんな中で元F1ドライバーのアンドレア・デ・チェザリスがイタリアでバイク事故により死亡した。享年55歳。
イタリアの報道によると、アンドレア・デ・チェザリスは5日、ローマでバイク事故を起こし、即死だったという。
アンドレア・デ・チェザリスは、1980年のデビューから1994年の最終戦までで通算208戦の出走を果たしている。
アルファ・ロメオ、マクラーレン、リジェ、ミナルディ、ブラバム、リアル、スクーデリア・イタリア、ジョーダン、ティレル、ザウバーを渡り歩いたアンドレア・デ・チェザリスは、F1キャリアを通して5度の表彰台を記録したが、アンドレア・デ・チェザリスは今なお未勝利のドライバーとして歴代最多出走回数の記録を保有している。
特に1982年のロングビーチではアルファロメオで当時最年少記録のポールポジションを獲得。1983年のベルギーではレースをリードし、ファステストラップを記録。ベルギーでは、1991年に新興チームのジョーダンで一時2位を走行するなど、速さを見せた。
クラッシュが多いことから「壊し屋」と言われ、非常にたくさんのチームを渡り歩いた。今でいうペイドライバーでもあり、マールボロがスポンサーがついていたため(フィリップモリスの息子)、未勝利ながら多く走っている。しかし、速さがあり、間違いなくドライバーとしても優れていた。でもチームとしては、マシンが壊されるとチームの運営も厳しくなるのでなかなか扱いにくいドライバーだったかもしれない。生涯完走率が34%と特に低いドライバーで、後年には自身のミスによるクラッシュは少なくなり、いいドライバーだった。とにかく参戦当初は壊しまくったのが印象的だ。
しかし、これだけクラッシュをしていて無事生還できたのに、バイク事故で亡くなるだなんて…。結構歴史に残る名ドライバーだった。特に公道レースが強かった。
ご冥福をお祈りいたします。
Posted at 2014/10/06 23:15:05 | |
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