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中国のタイヤ製造メーカー大手の「中国化工集団」（ケムチャイナ）は、市販車やF1タイヤで有名なイタリアの「ピレリ」を買収することを発表した。

ピレリは1872年に創業し、最近はF1へのタイヤ供給を行って世界的にもブランド認知が高まっている。世界の５大メーカーの一つだ。

中国化工集団は，F1タイヤで世界的に知られたピレリを買収することで、世界的なシェアを一気に増やしたい意気込みだ。買収額は9300億円にもおよび、中国企業の買収案件としては過去最高となる。

なお。ピレリは「PIRELLI/P ZERO」ブランドでF1へのタイヤ供給を行っているが、今回の買収による影響については発表されていない。今後も当面は「PIRELLI」ブランドを続けつつ、雇用は維持する模様。将来的には中国化工集団ブランドへのスイッチも予想され、今後ピレリは上場廃止となるとのことだ。

なんとも最悪なものか…。中国主導で創設されるアジアインフラ投資銀行には欧州主要国が参加を表明しており、中国と欧州の経済緊密化が加速しそうだ。

中国と緊密になるとき…。カネにものを言わすだけの人たちには将来大きなツケがくるかもしれない…。