2018年08月28日
先週末に行われたベルギーGPはとても面白いものとなったようだった。
3週間のサマーブレイクを終え、F1グランプリは後半戦に突入。まずはスパ・フランコルシャン。このコースは、ドライバーにとってチャレンジングであるとともに、マシンの総合力が試されるコースとしても名高く、車体、パワーユニットの高いレベルでのバランスが、ラップタイムやレース結果を左右するところだ。
伝統のオールージュと呼ばれる坂を上り、そこからは長いストレート。とてもPUには厳しいサーキットだ。戦前の予想ではトロロッソは苦手なコースだ。だから入賞は厳しいと言われていた。
案の定予選までは苦戦していた。しかし、そこからホンダもトロロッソもともに良いセッティングを施し、見事にガスリーが予選11番手とハートレーは12番手を獲得した。これは驚くべきことだ。
決勝はアロンソのクラッシュもあるなど最初から波乱が起きた展開だったが、ガスリーは見事に9位入賞。ハートレーもエリクソンとバトルを繰り広げるほどで、抜いたり抜き返されたりのバトルをしていた。ともに力強いバトルが出来た。
ホンダもこのスパではエネルギーマネジメントを最適化し、そのセッティングが見事にはまった形だ。エリクソンもその点は褒めており
「第1スティントの序盤に僕はガスリーのDRSレンジに入っていたけど、彼をオーバーテイクすることができなかった。DRSがあっても彼に近づくことすらできなかったし、ホンダが大きな進歩を果たしたことがかなり示されていると思う」とコメントしている。
また、ハートレーとのバトルでは
「彼に抜かれるとは思っていなかった。でも、ホンダは多くの人が考えているよりも優れていると思う! 彼らはそれほど悪くない」
っと現在最強のフェラーリエンジンを搭載している絶好調のザウバーでも手強いとの感触を示している。
PUも週末トラブルフリーだった。昨年の失敗は今年に向けての布石・・・。それを分かっていていても批判され続け、果てやその批判を繰り広げたマクラーレンは前セッションですべて最下位の始末・・・。ルノーエンジンを積んだら優勝争いが出来ると豪語したアロンソとバンドーンもトーンが低い。なんと予選は昨年から1秒も遅かったと言う。まだホンダの方が良かったではないですか??ハミルトンや他のドライバーも批判していたホンダエンジンが今はどうでしょうか?トップドライバーも分からないものなのでしょうか?
バンドーンもシート喪失の危機で、アロンソは特にやる気もないようだ。マクラーレンの再建の道は遙かに険しいと思う。
トロロッソと共に仕事をしてホンダは本当に良かったと思う。お互いにリスペクトし合える仲間とともに戦っているのは良いことだ。ぜひとも来年はさらなる飛躍を遂げてくれるに違いない。次戦も高速サーキットイタリアGPモンツァだ。ホンダのPUの活躍に期待したい!!
Posted at 2018/08/28 21:44:08 | |
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