運転席のあんこ交換

137,500km走行した結果、運転席のあんこがヘタッて来たので交換することにした。
ﾃﾞｨｰﾗｰで確認すると、VOLVOは基本的にあんこのみの交換が可能であり、部品代は15,000円＋工賃
但し、ｼｰﾄﾋｰﾀｰ付き車はﾋｰﾀｰ部分を剥がす際に失敗する例があり、そうなると新品を購入しないといけないのでその分も掛かる可能性を覚悟して欲しい、と云われた。

そこでﾔﾌｵｸであんこの張りが残っている助手席を購入し、座面のあんこをバラして、運転席に移植する事にした。ﾋｰﾀｰごとあんこを移植すれば剥がさないので切れる心配もない、と言うわけ。
座面の革の伸びは縮められなかったが、あんこは低走行車並に張りが戻った。

先ずｴｱｰﾊﾞｯｸﾞのﾌｭｰｽﾞを抜く。ｻｲﾄﾞｴｱｰﾊﾞｯｸﾞが暴発するのを防ぐ為。
次に運転席を外すのだけど、事前にﾘｸﾗｲﾆﾝｸﾞを寝かせないと取り出せない事が後で判り、また配線繋いで電動ﾘｸﾗｲﾆﾝｸﾞを操作して寝かせるという2度手間。

取り出すまで1時間。部屋の中での助手席バラシ作業は単純だったがあんこを吊っているCﾘﾝｸﾞ30個の取外しに3時間費やした（2個目は1時間でできた）。

あんこを交換して組立てに入る。
Cﾘﾝｸﾞの巻き付けを同じく30個ほど行なった為右手の握力は殆どなくなった。2人で計8時間の重労働！二度とやりたくない作業であった。知り合いの修理工場では5,000円でやると云ってたが・・・
頼めば良かった、と後悔している。

おまけにｼｰﾄﾋｰﾀｰが利かなくなった。ｴｱｰﾊﾞｯｸﾞ警告等が消えないので恐らくｼｽﾃﾑ上、再度立ち上げないといけないようだ。配線には12Vが来ているし、Swの通電も確認したが、ﾀﾞﾒ。助手席は何もしていないのでﾋｰﾀｰは生きている。
あ～ぁ

＜結論＞

あんこを交換するより、低走行車の運転席を購入する事を薦める。作業の仕組みそのものは簡単だが、革を引っぱったり、Cﾘﾝｸﾞを釣り針の如くｸﾞﾙﾘと引っ掛けてそのまま潰したり、と想像を超える力を要する。2日後のｺﾞﾙﾌの成績に関しては言及しない。

捜す対象の理想は左ﾊﾝﾄﾞﾙ車の助手席だが数が少ない。助手席に拘っているのは使用頻度が少ないから。
運転席のみ電動というﾓﾃﾞﾙも存在したので購入前に要確認。

写真撮る余裕が全くなくてすみません。

P.S. このｼｰﾄﾋｰﾀｰは薄っぺらなので他車にも応用できるかもしれません。あんこの上面に接着しているだけです。