
と、ゆーことで
先日不動状態で手に入れたバス時計(船舶時計)を直すよ
~おさらい~
このバス時計は自動車用時計で有名なJECO(ジェコー)の前身である日本電気時計(株)が製造というシロモノで、ジェコーに社名変更したのが1968年なので、それより前に製造された時計である
軽く50年は経過してます
昔の自動車は、オプションとかでジェコーの時計を付けるとかしていましたね
電池式ではなく、常時24Vで駆動する電気時計である
普通車は12V バスは24V
モーター巻上げ式の機械式時計(ゼンマイ時計)かもしれない
~修理開始~
これね、動作するよって言われたから購入したんだが、電源入れてもピクっと動いて止まってしまうんですよ
まずは時計針を抜くよ
一応ワケワカラン状態になっても平気なように12時に合わせてから

ネジ固定なので簡単に負荷なく外れた
次に裏フタを開け、内部メカをはずすよ
ピンで刺さって固定(割りピンではない)しているのをラジオペンチで引き抜く
時計本体(文字盤)からメカが取れました
よ~く観察するとモーター巻上げのゼンマイ時計かと思いきや、ちゃ~んとモータードライブの時計でした

↑見えてたゼンマイはテンプでした
とりあえずネットで検索すると自動車用時計は油切れで動かなくなる事が多いらしい
注油してダメならモータートルク不良とかギア軸不良とか考える
俺的には注油は避けたいんですよね
抵抗になって狂う可能性が高いし
無香性CRC5-56スプレーを別容器に噴射し、容器に溜まった5-56オイルをツマようじの先にチョンと付けてメカの軸等に少量流し込む
時間が経過して浸透する程度でいいんだ
余分な油は拭き取る
各ギヤに黒いカーボンが凄く付着しており、このへんも抵抗になっていたのかもしれない
きれいに綿棒とかツマようじで削り落とした
一応ひととーり軸には注油したし、ギヤのカーボンもある程度落とした
試しに電源を入れてみることにした
24Vの電源が必要だが自宅にはDC20Vの電源しかなく、とりあえず006P電池(9V)を3個直列で27Vにして試運転
24Vトラックのエンジン動作中の電圧は28Vって聞いた事があるから27Vでも平気だろう
コチコチコチコチコチコチ・・・・・・・・・
よっしゃ!動いた!
動作確認後、全体を磨き上げる
素手で触ったので錆びないように念入りに

鑑定団みたいに白手袋で作業するとメカに引っかかって壊しそうだったので素手でやりました
組上げ完了

とりあえず006P電池X3で試運転してみて、朝まで動いていたらOKでしょう
DC24VのACアダプターを発注しようかと思ったが、外配線が目立つな~と思っている
このまま006P電池で1ヶ月ぐらい動いていたら電池化にしちゃおう
朝まで動作させて、何分ズレるかドキドキです
もし、止まってたらメカ捨てて下の電波時計キットを組み込んでやるっ!
Posted at 2016/01/08 00:47:36 | |
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