
骨董屋にて発見した船舶時計
船舶時計って言っても、防塵耐震って事でバスに採用されているほうが多く「バス時計」と言われているモノです
今でも路線バスで使われてるとこもありますよね
アンティークで洋室和室問わず部屋に飾る人が多く人気が高い
自分も部屋に飾ろうと思い、5000円だったので購入した
ヨレやサビ、キズ具合から相当使い込んでいて、良い感じに味が出て歴史を感じる逸品に仕上がっている

この奥行の深さが船舶時計(バス時計)の特徴でイイ!
どこの路線バスに使われていたものだろうか?
製造は、セイコー、シチズンのバス時計ではないようだ
(ちなみにセイコーは今も生産し1万5千円ぐらいで発売している)

↑ちなみに昔から電池式のようです
んでね、この購入したバス時計は、電池式ではなく、外部電源で動くようなのです

ってことは、外部からの常時電源が必要なのか?
バスとかエンジン切ってるとき、どうするんだ?
裏の名板を見てみる
24Vって書いてある
製造はJEC(JAPAN ELECTRIC CLOCK)
↑検索しても出てこない
TOKYO JAPANって書いてあるから日本製なんだろうけど・・・
とりあえず、手持ちのACアダプター(DC24V出力)を繋ぎ動作させるも、瞬間にピクっとモーターが動くのだが、その後の動きが無い・・・
あれ?これ直流でなく交流AC24V動作?いやまさか
裏フタを開けてメカを見てみる

モーターが付いてる
その下にメカが付いてる
メカを見るとゼンマイが見える・・・・
これって・・・いわゆる・・・
電気巻上げ式ゼンマイ時計?
言われてみれば、ゼンマイ式の特徴である早さ調整が盤面に付いてた

そうそう、昔のゼンマイ式の置時計とかって早さ調整のツマミ付いてたよな
ああ納得
電源を入れても巻き上がんないって事は
どうやら壊れているようだ
まあ想定の範囲
壊れてても現代の電波時計ムーブメントキットを取り付ければ良いだけの話!
2千円ぐらいでアマゾンで売ってるしw
んでね、この製造メーカーと製造年が不明なんだけど調べてて判った
モーター見てて分かった
JAPAN ELECTRIC CLOCK = 日本電気時計(株)
日本電気時計(株)→現:JECO(ジェコー)
ジェコーなら知ってるぞ!
そう、クルマのメーターや時計を作ってるメーカーだ
壁掛け時計も作ってた
ジェコーのホームページにて会社の沿革を見てみると
1952年 日本真空時計(株)設立
1955年 日本電気時計(株)に社名変更
1963年 JEC→ジェコー(株)に社名変更
入手した時計の製造会社名がJECって、ことは?
1963年(昭和38年)以前の製造って事
この入手したバス時計で判っている事は国鉄で使っていた事
私が入手時、店員が言うには国鉄で使っていたと聞いたので
鉄道では使ってないはず(車両・駅舎)
てことは・・・
・国鉄バス
・青函連絡船の客室
のどちらか
昭和38年より前って言えば碓氷峠の横軽区間はまだアプト式だぞー
その時代の路線バスって、ボンネットバスでは?
鉄腕アトムTV放映が38年だね・・・
電波時計ムーブメントに換装しればいいやと思ったが、何気に歴史的に貴重ですかね?これ
直すにもカネ掛かりそうだ
Posted at 2016/01/07 00:10:42 | |
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