空冷９１１カブリオレ、普通に１０００万オーバーに

久しぶりにコラムです。
ポルシェに関して、綴ります。
https://special-porsche-com.amebaownd.com/posts/3347770

幾度が書いているが、空冷９１１が現役だった頃、
まったく人気がなかったのが、カブリオレである。

なぜか？？

９１１はあの金庫のような剛性感がすべてだ！という認識がありました。

なのに、「わざわざ剛性を落とすようなボディは要らない。」である。

そんなポルシェオタク達の評価もあって、カブリレオはいつも激安。
そして、ごく普通のサラリーマンの私（当時３０代）は、ポルシェ９１１カブリオレでポルシェライフをスタートすることとなりました。

物の価格は、需要と供給で決まります。

需要はその時の流行などで左右されます。
ゆえに、長い目で見れば、ポルシェのような半永久的なブランド価値があれば、

供給がすべてです。


多分、私のＲＵＦもいつかは億台へ化けると思われます。ただ私の人生では無理でしょう。

９９７ＧＴ３ＲＳも、いつかは空冷ＲＳと同じ世界になります。まだちょっと時間が必要だけど。

シュトロゼック、ゲンバラはどうだろうか？

新興国の人々がポルシェ知識を高めれば、期待できるかもしれないかな？？（汗）
まあ、億の世界は無理でしょう。

話をカブリオレに戻そう。

空冷バブルが発生して何年か経ち、空冷自体が日本からかなりなくなってしまった。

そして、元々数が少なかったカブリオレが今（2020年９月末）どうなっているか？










ＭＴはもちろん、ＴＩＰまでも１０００万オーバーとなっている。

「やっぱり」である。

比較的最近の出来事だが（2015年）、
あの伝説の男が８４カブリオレを買った。流石である。







ただ、やはりすぐに売ってしまった。私が買うことを検討してが、やっぱり買えば良かった。
アイツには売らない方がいいと、言ったのに、やはり売った。
まあ、※伝説の男クラスでは、意味のない金額なのだろう。

※伝説の男とは
https://minkara.carview.co.jp/userid/1478509/blog/42579472/

私は空冷をオープンで乗るのは、”最高のポルシェライフ”だっと思っている。
なんと言っても、あのサウンドをダイレクトに聞けるからだ。

これは乗ればわかることだ。

そして、供給量が極端に少ないスピードスターはバブルとなった。




実は、空冷９１１、今ではあまり言われなくなったが、
個体差が大きい。

ナロー、９３０、９６４、９９３だ。

生産品質にバラつきがあったほか、ｔｉｐにおいてはエンジンを回さないのが要因、また乗らない９１１が多いためである。

個体によってエンジンの吹けが全然違う。

それにしても、伝説の男が買った８４カブリオレは本当に良かった。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1945791439&owner_id=16419282

価格もすでにＳＳが暴騰していた中でかなり安かった。４００万円以下だったかな？？

私の９６４Ｃａｂはｔｉｐの割りに、かなり良かったが、
ＭＴの９９３はダメだった。
多分、９９３は長期に乗ってなかったことからが大きく影響したと思われる。

また、９３０ターボフラットノーズカブリオレも、やや不満があるエンジンであった。

そして、いつまでも、あれ最高だったな！と思っているのが、
真っ赤な９６４カブリオレターボルックである。




千葉のショップである。試乗もさせてもらった。

2010年12月22日のことだ。いつものように、検討したのでブログにはアップしなかった。

ＭＴでエンジンがメッチャ軽い。

９９３を購入したばかりだったので、結局無理だったが、あんなに良い９６４は知らない。

あの時代は本当に安かった。このカブリオレも３００万円前後。もしかしたら、２００万円台のような気がする。

このカブリオレはすぐにテクニカルメイトで５００万円オーバーで売られていた。
あの時、「おお、あっと言う間に上がったな～」と思ったが、今なら余裕で１０００万円オーバーであろう。ＭＴだし。

涼しくなり、シュトロゼックで走りにいき、夢の中で８４カブリオレ乗って、
今の気分は１００％空冷カブリオレになっております（笑）。