私の聖書 ～ モーターファン別冊”スペシャルポルシェ”

木曜日の夜、一杯やってます。
昔のブログでやることが多いですが、今日は書きます。

コラム
https://special-porsche-com.amebaownd.com/posts/3347770



私は宗教信者でもないが、こんなにポルシェ好きになったのは間違いなくこれが影響している。

私の聖書だ！

それは、モーターファン別冊”スペシャルポルシェ”だ。




昭和後期から平成始めにかけて発行された雑誌だ。
自分の人生では、大学時代からサラリーマンになった時である。

季刊誌として発行されていたと思いますが、当時買った物を今でも持っております。

色々と雑誌は処分していきますが、この雑誌は捨てられなかった。




多分、私のフラットノーズ好き、ポルシェチューナー好き、はすべてここにあります。

この雑誌の発売当時、ドイツは東西に分かれていた。ヨーロッパ旅行がそれほど一般的でなかった時に、雑誌スタッフは西ドイツ取材を実施している。そして、その取材活動により、一冊の雑誌が出来上がっているのである。

一般のクルマ雑誌とは全く違う存在感であった。

シュトロゼックは毎回必ず紹介されており、当時の人気度合いがわかる。

なんと、ランボルギーニディアブロ、フェアレディＺもシュトロゼック氏は手がけている。

http://www.strosek.jp/index.html

上の写真のシュトロゼックは、多分、麻宮先生のそのものだと思います。

いつしかこの雑誌は発行がなくなってしまい、

２００９年水冷ポルシェの元、復活を遂げました。




雑誌の表紙を飾ったカーグラフィック９９７ターボは、あの伝説の男が購入したことで有名だ。
私の勧めもあり、一緒に大阪まで買いに行ったのだ。伝説の男にとっては小金である。

https://minkara.carview.co.jp/userid/1478509/blog/39202915/

新生スペシャルポルシェ（スペシャルカーズ）も今ではまた休刊になってしまったようだ。

元祖スペシャルポルシェで記憶に鮮明に残っているのがある。このページである。




ＳＴＲＯＳＥＫ　＋　ＲＵＦ　＋　ＧＥＭＢＡＬＬＡ

当時の雑誌では、

ＳＴＲＯＳＥＫ　ボディワーク
ＲＵＦ　エンジンチューニング
ＧＥＭＢＡＬＬＡ　内装・エレクトロニクス

とそれぞれの得意分野を挙げている。

さて、この”＋”符号は？　何をやったのか？




とある富豪がオーダーしたのだ。新車で買った９６４をそのままＳＴＲＯＳＥＫに送りつけたのだ。
自分だけの完璧な９６４を造り上げるためだ。

特に当時ＳＴＲＯＳＥＫとＲＵＦは親密な関係であったため、すぐに話は進み、そしてＧＥＭＢＡＬＬＡも協力したそうだ。

そして、出来上がったのが、シュトロゼックMEGAのボディ、ＲＵＦのエンジン、ＧＥＭＢＡＬＬＡの豪華内装である。

ＧＥＭＢＡＬＬＡとＲＵＦの関係も良好であり、９３０アバランシェにはＲＵＦエンジンを積んだモデルがあったぐらいだ。

当時の３大ポルシェチューナーは仲良しだった。



https://minkara.carview.co.jp/userid/1478509/blog/43335774/

ポルシェ９１１を買うのも夢の世界だった当時の私、
この雑誌の虜になってしまった。

雑誌で紹介されるスペシャルポルシェ達は、当時のバブル絶頂の日本でも見ることはなかった。私が京都、名古屋に住んでいたからかもしれないけど。

私が大手証券会社に就職先を決めたのは、サラリーマンでポルシェを持ってる可能性があったからだと思う。もちろん、大学時代に経営分析を先行した私にとって、証券アナリストを目指すことは理に適っていた。

若い頃は純粋で単純だ。当時「ウォール街」という映画でも影響されたと思う。

こんなスペシャルポルシェに登場したポルシェ達、

私にとっては夢であり、永遠の憧れ、

そして、今、現実だ。