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2021年05月13日 イイね!

なぜ高いのだろうか?日本のパーツ価格

なぜ高いのだろうか?日本のパーツ価格
今週は長いです。
やっと一杯やる木曜日が来ました。

今日はコラムを書いてみたい。
コラム | Special Porsche .com (amebaownd.com)

地上波のTVをほとんど見ない私ですが、BSの番組に好きなものがあります。
「クラシックカーディラーズ」という番組です。

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<内容>
ディーラー役であるマイク・ブルーワーが購入した中古車をメカニック役であるエド・チャイナやアント・アンステッドが修理(レストア)し、転売する過程をドキュメント調に描く。邦題ではクラシックカーという言葉が用いられているが、対象とする車は1950年代のものから2000年代のものまで幅広い。

毎週録画してみております。

少し前には、911も登場しました。
実際の放送はかなり前と思われます。

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YouTubeにもありますね。
https://www.youtube.com/watch?v=Gfmt8R6AZxI
https://www.youtube.com/watch?v=uAwaEnDx9yU

結果はこんな感じだ。

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空冷バブル前ということもあるが、購入価格も安いが販売価格も安い。

こんな利鞘で商売をするプロショップは実際は存在しないことだろう。
番組制作で儲けていると思われる。

ただ、この番組でびっくりするのは「パーツの安さ」だ。

ポルシェは流石に少し高めであるが、

クラッチ一式 33120円
外注に出したミッション修理は207000円だ。
この価格でやってくれるショップは皆無であろう。


この番組で登場するクルマ達のレストア費用はとにかくびっくりします。
ポルシェの場合はパーツ代が高いというコメントがありながら、上記の感じだ。

(私は1年半前に、シュトロゼックのクラッチ交換をやってますが、パーツ及び工賃で70万円です。エンジンを下ろした関係でセンサー類を交換しました。)

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普通の車だと、本当に安くてびっくりしますよ。
ぜひご覧ください。


さて、そこで問題なのが「なぜ日本はパーツ価格が高いのだろうか?」ということです。


友人の自動車部品アナリストは、タイヤをイギリスから購入している。
輸送費をかけても、大幅に安いようだ。普通に半額以下で売られている。アメリカでもだ。

この点を仕事を利用して日本のタイヤメーカーに確認したことがある。

メーカー側が言うには「道路が国によって違うので、タイヤの材質をそれぞれ変えている」とのことだ。

そうかもしれないが、それが絶対的な要因にならないと思われる。
アメリカにおいては、売れる絶対数が違うことも要因の一つかもしれないが、

そんなことよりも、流通経路と思われる。

私はタイヤを平野タイヤで買っているが、大手自動車アフターパーツ販社(A社)と比べて3割ぐらいは安い。

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元々メーカーの出値が高く、そしてA社にいくまでの中間業者が取っている可能性が高い。

これまでA社でメンテナンスを受けると、部品は同社の取引業者を通さないといけない。ポルシェ小僧からパーツを取ると10%オンされるケースが多い。
https://porsche-kamon.ocnk.net/


それでは自動車部品会社は儲けまくっているのか、というと、そうでもない。
実は彼らにとって、大量に売れるのは大手自動車メーカー向けであり、それは凄く安い価格だ。

例えば、今の車はセンサー類がたくさん使われているが、我々がポルシェのセンサーを変えるとしよう、
O2センサーでも何でも良いが、だいたいセンサーと名が付くものは、1個・数万円の単位である。一方、自動車メーカーが購入するセンサー類の単価は数百円~2000円ぐらいまでの世界だ。

そもそも大手自動車メーカーが購入する部品で万円単位のものは、少数である。

最近964を購入したYouチューバーの方が大変興味深い動画をアップしている。

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https://www.youtube.com/watch?v=g51oo0JmNPw

この中に私が最近変えたパーツがある。
ここで価格は示さないが、その差はあきらかだ。

もちろん、全く同じ物ではないし、ディラーでやってもらう絶対的な安心感があるのも事実だ。

皆さんがよく使う言葉に「ポルシェ純正だから仕方ない。」がある。
部品の購入でポルシェから買ったから、ポルシェ製だと思っている人もいるぐらいだ。

基本、ポルシェは自動車部品を作ってないです。(一部内製しているが)

ポルシェを通して買う部品とOEM部品は結局は一緒のケースも多い。
一緒でなくても、OEM製品=粗悪 であるとは限らない。

そもそもグローバルで自動車部品メーカーはもうそんなに多くない。


さらに日本のパーツが高い理由の一つに、直しながらクルマを乗る文化がないことだ。
すなわち、アフターマーケットでの需要が少ないからだ。


需要が少ないものは、単価を上げて対応するしかない。


冒頭に紹介したクラシックカーディーラーズみたいな修理工場ができれば、日本のポルシェフリークにとってはありがたいものです。

ポルシェのプロショップには、ぜひグローバルでパーツを調達してもらいたいです。


Posted at 2021/05/13 19:56:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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