ペッキーのブログ一覧

この記事なんて、正にですね。

今年のＥＰＭでも、私のゲンバラを見て、「何馬力なんですか？」とか「本物なんですか？」とか、色々質問を受けた。




「本物」という言葉は、チューナーの世界では「コンプリート」ということであろう。

ただＲＵＦだけは、ちょっと違って、コンプリートは、車名までＲＵＦであり、車名はポルシェのＲＵＦチューンは、ＲＵＦコンバージョンとなります。（ＲＵＦは別格と考えた方がいいかも）

ゲンバラ、シュトロゼック、テックアートなどは、登録される車名はポルシェである。
なお、テックアートは自動車メーカーの認定を受けているが、車名がテックアートになっている車両は私は知らない。

彼らは、アフターパーツメーカーとしての会社でもあるため、彼らが製作するパーツは個別に販売されている。（シュトロゼックは現在ほぼ活動なし）


コンプリートという言葉を、ここで定義しよう。

自動車ジャーナリスト、ポルシェスペシャリストと名乗るショップ、
彼らよりは、この世界に限りますが、私の方が知識がある。

コンプリートを２つのカテゴリーに分けたいと思います。いずれも、本物には違いない。

狭義のコンプリート、それは、それぞれの本社からチューニングされたポルシェであろう。

ＲＵＦで言えばここ。

「2015年車旅 ～ ＲＵＦ本社訪問、シュトロゼックは？」ペッキーのブログ ｜ Ｓpecial Ｐorsche .com - みんカラ (carview.co.jp)

ゲンバラで言えばここ。

「2015年車旅 ～ レオンベルグのポルシェチューナー」ペッキーのブログ ｜ Ｓpecial Ｐorsche .com - みんカラ (carview.co.jp)

シュトロゼックはここ（今はないけど）

「2015年6月、私はシュトロゼック社のあるアマー湖へ向った」ペッキーのブログ ｜ Ｓpecial Ｐorsche .com - みんカラ (carview.co.jp)

狭義のコンプリート車両の特徴としては、並行輸入車になります。（ＲＵＦは正規ディラーのＲＴＣがあるので別）

そして、広義のコンプリートは、彼らが提唱するチューニングプログラムに則して、彼らのパーツ類に換えられたポルシェであろう。

その意味では、ゲンバラウィングだけを付けたポルシェはゲンバラになる訳はないし、テックアートのホールを履いたポルシェがテックアートにはなる筈がない。全体的なチューニングが必要だ。（エンジンではないです）

一方、ラガーコーポレーションが製作しているテックアートは、広義の意味でのコンプリートと言えるだろう。

さて、では彼らはどんなチューニングプログラムを用意していただろうか？

ここでは、空冷時代をみてみよう。

実はＲＵＦのみである。エンジンのチューニングプログラムがあったのは。

ゲンバラは、アバランシェ、チューチルといったプログラムがあった。
「”ゲンバラ９３０アバランシェ”のエンジンは”ＲＵＦ”」ペッキーのブログ ｜ Ｓpecial Ｐorsche .com - みんカラ (carview.co.jp)

馬力が欲しい方は「ＲＵＦを紹介します」というスタンスであった。

フラットノーズと豪華な内装が売りであった。

そして、９６４時代のプログラムは、９６４カレラターボルック（ポルシェから出る前に製作した）というものだ。この時代、ゲンバラ冬の時代である。私のゲンバラがこれに当る。

シュトロゼックは、バージョンⅠ（リアのみワイド）、

空冷時代、ゲンバラ、シュトロゼックは、エンジンのチューニングプログラムは持っておりません。
細かく言えば、ゲンバラは９９３からは外注でエンジンチューニングに関与しております。


うちのポルシェ達で言えば、

狭義のコンプリートと思われる。シュトロゼックもゲンバラもヨーロッパ並行である。

参考文献はこれです。
「私の聖書 ～ モーターファン別冊”スペシャルポルシェ”」ペッキーのブログ ｜ Ｓpecial Ｐorsche .com - みんカラ (carview.co.jp)