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イイね!
2012年10月05日

「思い通りにならない方が楽しいじゃん」

「思い通りにならない方が楽しいじゃん」 「いきなりなんでも揃えてしまったらすぐ飽きるでしょ」

「性能はダウンさせてこそ遊びなのだよ」



           ・・・・所ジョージ談





僕が四駆に乗るキッカケになったのは、若い頃やっていたスキーやカヌーをするのに、FFのセダンやダートラ車は使いにくかったので、人や物が多く載せれるランクル60にしたということがありました。

当時、ある事情があって大企業に夫婦揃って働いている割にお金がなかったので、当初は、サファリのY60か、HZJ81V(ランクル80のGXかSTD)に乗りたかったのですが、

中古で安く出ていたランクル60(HJ61V)になっちゃいました。

それ以降も、ランクル60(HJ60V)⇒ランクル70(PZJ70)・・という風にドンドンより安い車に乗り換えることになったわけですが、

「お金を自由に使えなかった」という理由もあり、先日のウインチの記事でも少し書きましたが、物凄くお金をかけないクロカンに徹してきたように思います。

先日も書きましたが、レスキュー用品全般で、かれこれ10年以上も現役を続けていて10万円ほどしか予算をかけていないってのは(ランクルのような重量車では)極めて珍しいんじゃないでしょうか。

また、自走の方もリーフスプリングとショックとシャックルを新品で一度揃えた程度で、脚回りはそれ以降、ほとんど費用はかかってません。

駆動系も、CVが割れたとかデフを割った、ミッションやトランスファーがトラブルを起こしたってことも過去にないので、メンテで多少の費用を投じた程度でほとんどお金はかかってません。

一番お金を食うタイヤも、クロカンを始めた当初、ジープサービスの新品を5本買ったのを最後に、後はひたすら中古をタダでもらったり格安でもらってきたりしてきたので、こちらもかなり安く履き続けています。


・・・「お金使ってない自慢かよ?!」って思われたとしたら申し訳ないのですが、まずは僕はこんな風に、車にはお金をほとんど使っていないってことをまずは頭の片隅にとめておいていただきたいと思います。


なぜ、このような話から始めたかというと、四駆で遊んでいる人の中で、改造などをバンバンやっていたり、一時期狂ったように走って車を壊していた人などの方が、

クロカンに飽きたのか、クロカンを辞めてしまっている人が多いように思うからです。


僕自身、スキーやカヌーのおまけのような感じで乗り出した四輪駆動車で悪路走行をするようになり、しかもその趣味が20年近くも飽きずに続くとは思いもしませんでした。

「なんでここまで飽きずに続いているんだろう?」と思ったのですが、理由としてはやっぱり昔から”お金が自由に使えなかった”という”足かせ(縛り)”が普通の人より多かったので、

ちょっと何か戦闘力が強くなるような改造を施したり、新しい装備などを加えた際にちょっとした変化などがものすごく嬉しかったということがあるんじゃないかと思うのです。

例えば、僕が最初に乗っていたのは、ランクル60のATのオープンデフ車でしたが、これは脚回りも純正改程度だったのと、タイヤは750サイズというフルサイズの車にしては小さすぎるサイズのジープサービスだったので、恐ろしく戦闘力の低い車でした。

付いていたPTOウインチもほとんど負荷がかかってないのに簡単にシェアピンが破断して使えなくなるような代物でしたし、

当時は腕も無かったので、オープンデフでオートマ車は全くといっていい程、乗りこなすことが出来ませんでした。

4年後くらいになって今のランクル70短(PZJ70)に乗り、コンパクトなサイズでランクル60より200~300キロ近くも軽く、前後デフロックの搭載された車というのは、当時、物凄い戦闘力のアップで嬉しかった記憶がありますね。




今では、例えばTJなどの登場や、出来の良いコイルサスなどの車の走破性には歯が立たなくなってしまっていますが、デフロックなどの装備がまだ一般的でなかった当時では、トライアルなどでもジムニー勢に混じって表彰台の上位に登れるほどの戦闘力はありましたね。

ここから4~5年ほどはウインチレスの時代が続くのですが、「やはり重量車だとウインチがないと単独行なんて出来るわけがない」などの理由もあって、ウインチを搭載するようになりました。


つまり、オートマ車・オープンデフ車からマニュアル車の前後デフロック車に乗り換えるまでにも4年ほどかけてますし、

そこからさらに4年ほどかけて、電動ウインチも載せるようになっているわけです。

また、つい最近になってこれまで31~32吋サイズのタイヤ(しかもバイアスばっかり)履いていたのを34吋のスワンパーに本格的に履き替えて、「やっぱりこのサイズのタイヤとこのタイヤのトラクションはすごいぞ!」という感動を味わうことが出来ました。

つまり、スワンパーに至っては、四駆に乗り始めてなんと20年以上も経過して「やっと」履いていたりするわけなんですよね。


もし、これがある程度経済的にも恵まれた人などの場合だと、わずか1~2年ほどの間に「いきなりフル装備」みたいになる人も珍しくなかったりします。

それが悪いことだとは言わないのですが、

僕の過去の経験からしてみると、そのように短期間で「やり尽くした」みたいに装備などを整えてしまっていた人の方がクロカンに飽きて辞めていってしまっているんじゃないかと思うんですね。


もちろん、これは「趣味」の話なので、そんな改造しちゃだめよってことはないのですが、冒頭に出した所ジョージさんの言葉じゃないですが、

たまには「出来るのにわざとしない」とか、「わざと性能ダウンさせてみる」という選択肢もあってもいいんじゃないかと思うのです。




先日のウインチ関係の記事のコメントに

「以前は自分もウインチを搭載していたのだが、仲間の皆がウインチを装備しているのでウインチがある事が前提に攻める傾向になってしまって、自分が思うクロカンとはちょっと違う気がするので今はウインチを装備していない」

というものがありました。

それを読んでふっと思ったのが、「そういえば、以前、ウインチに頼ったクロカンに明らかに偏った人の中には、ウインチや車の性能が優れていたのが災いしたのか、走りが雑な人も多かったなぁ」ということでした。

その方も言われていたのですが、ウインチがないことで大変な労力を強いられることもあるかもしれませんが、それも遊びの一部ですし、

スタックすることが怖くなるので未熟者なりにイロイロと考えるようになるのです。


これは走る地形などによっても差があるので一概には言えないのですが、岡山県の県南のように基本的に走破性がそれほど必要とされない地域でクロカンをするのであれば、

過度な装備や走破性は逆に腕を磨くのに妨げになることが多いと感じていますし、また、先ほども言ったように『自分は凄いんだ』と勘違いしてしまったり、飽きてしまうことが多いんじゃないかと思うのです。


もし、『もうクロカンなんて面白くないや』って思われているのであれば、性能ダウンしてそう思うか試してみてもいいかもしれませんね。

また、自走で自信があるのであればウインチングなどもやってみるとか、その逆にウインチに頼ったクロカンをしている人は、ウインチのないクロカンに挑戦してみても面白いかもしれません。


「クロカン」ってのは大人の遊びなので、永く楽しんでいきたいですね。




ブログ一覧 | クロカン道場 | クルマ
Posted at 2012/10/05 00:13:40

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この記事へのコメント

2012年10月5日 5:53
一ファンです。初コメント失礼します。

記事読ませて頂きました。

良い内容でスゴクええ話だな~っと

思いました。

基本は楽しくですもんね(^O^)/
コメントへの返答
2012年10月5日 9:20
ありがとうございます。

クロカンは生活に密着したいい趣味だと思うので、出来れば永く続けていきたいですね。
2012年10月5日 6:14
お初です。。。☆
かなり共感してしまいました。。。

わたしも前から

「走りすぎたらつまんない」

なんて思ってました。。。(*_*)

コメントへの返答
2012年10月5日 11:17
こちらこそよろしくお願いします。

「走り過ぎたらつまんない」

・・・そうかもしれませんね。

僕の知り合いの古くからの四駆乗りは、一緒に走る人に合わせてショックの長さやタイヤなどを替える人もいましたが、今ではその意味がよくわかります。

工夫次第でクロカンって楽しみ方はいろいろあるので楽しめると思います。
2012年10月5日 7:58
おはようございます!

私事ですが今年4月にオカマほられまして、それまでタダの四駆でビジュアル重視ジムニーにしか興味が無く、クロカンに全く興味がありませんでした。
事故のお陰で?保険金がチビっと入りまして、ある意味ビジュアルに諦めがついてクロカンしてしまおう!と修理ついでに一気に改造したい旨を、タニグチさんに相談しましたが、必要になったら考えればエエと言われました(涙)

改造魂がムラムラしてましたが、今回初めてSLO行って、問題点とかが見えて来て考えて、それでチビチビ弄る!と言う楽しみが分かって来た気がします♪(´ε` )

自作出来るトコは自作で!皆さんのネタをパクリながら楽しみたいっす!
コメントへの返答
2012年10月5日 11:27
すごいですね、タニグリさん(^^;

僕が商売でアドバイスするなら、逆にフル改造を勧めると思います(わはは)

・・・でも、そういうビジネスだと結局、客が離れていくのが早いので長続きしないってのが経験則でお分かりになっているのかもしれませんね。


僕の知り合いでは「デフにはデバイスは入れない」とか、「意地でもウインチはつけない」というような独自のコダワリを持たれている方も多いのですが、

それぞれ、経験値も抜群に積んでいるので僕では真似出来ないほどの熟練した技や腕を持たれている場合も多いです。

腕の磨き方、改造の方法、遊び方、どれも正解は1つじゃないので楽しみながら遊んでいきましょう!
2012年10月5日 10:39
私はビギナー中のビギナーなんですが、私もどちらかというと、どんどん装備を充実させてやろうと考える人間の一人です。
かじはらさんの言う、すぐに飽きてしまう側の人間かもしれません(笑)

私は、どんどん改造したがる人の気持ちもわかります。
というか、私がなぜそうなのか、ということなんですが・・・。
やはり単なる「所有欲」であることが多いですね。
腕ではなく、「車」は最強なんだ!って。

自己満足の世界ですが、「クロカン上手いっすね!」 よりも 「凄い車ですね!」と言われたいほうが強いのだと思います。

私のいるチームにも、ほぼノーマル状態でどえらいことする方がいらっしゃるんですが、その方の車はもうボコボコです。
1分でもマジ走りをすればかならずどこかぶっ壊して戻ってきます。
カネかかってないから出来るのか、車の戦闘力ギリギリの無茶をするからボコボコになってしまうのか、その両方か。。。

あえて低い戦闘力で楽しむとか、性能をダウンさせてみるとか、私にとってはだいぶ深い話ですね。
コメントへの返答
2012年10月5日 11:41
「四駆のクロカン」って、僕は極めて男性的な遊びだと思ってます。

「人が進めないような所にも突き進んでいく」ようなフロンティア精神や、「誰もが手に入れることが出来ない走破性をもった車を所有する」というような独占欲・征服欲などを満たす趣味だと思うからです。

(女性がクロカンするなって意味じゃないですよ)

ですので、僕としては凄い改造をしている人を非難するつもりは毛頭ないですし、経済的に過去に恵まれていたら僕自身もそうしたかったです。

「ノーマル状態でどえらいことをする」という方の話ですが、おそらく僕は昔、そのタイプだったと思います。

駆動系は痛めたことがありませんが、ボディはボロボロになりましたから。

ですので、その人の考え方はよくわかります。

車の戦闘力の限界まで踏み込んで行きたいので、ボロボロになってしまうんです(^^;

ただ、それで良いとは思ってないので、ヘコませる前に積極的に引っ張るようになり、昔ほどメチャクチャなボディにはならなくなりましたね。

性能ダウンや戦闘力を落とすというとつい「ジムニーに乗り換える」という発想の方がおられるのですが、

タイヤの径をワンサイズ落とす、ウインチを載せる、レスキュー用品を荷台に載せる、脚回りの装備をデチューンする・・など、手軽にできることは本当に多いです。

愉しむためにいろいろやってみてくださいね。
2012年10月5日 10:54
ウインチの件では失礼をいたしました。
冒頭の所さんの言葉、まったくその通りだなと思います。

性能を追い求めれば果てには遊びの範疇を超えます。
遊びの範疇を超えてしまうと、何の為にクロカンしてるんだか解らなくなります。
業務でクロカンするならばユンボやクローラーが最適ですね(笑)。

デフロックもそーいう点では飛び道具の一種になってしまうのでしょう。
オープンデフこそライン取りを熟考出来る楽しみがあると考えられます。
考えた通りに走り抜けられれば最高ですね。

そーいうワタシのサファリはスーパーロック4が入ってますケド(爆)。
「単なるLSDだと思ってね」と勘弁して貰ってますが(笑)。


かじはら(父)さん仰る通り、重量車の単独行にウインチは必須装備だと思います。
人力や手動道具の駆使ではどうしようもならないスタックもあります。
ワタシのサファリも軽量化してるとはいえデカブツなので、心底ウインチが欲しいと思った事は一度や二度ではありません。

なので、基本、単独行は避けてます。
2~3台態勢で、ヤバめのトコロは少なくとも3台で行くようにしております。
台数が集まらない時は、今日はそーいう日ではないと諦めます。

ワタシのお小遣いだと週末に一度クロカンするガソリン代が関の山(泣)。
悪名高きTB42の燃費も財布に堪えます。
なので、装備するよりも装備を外すことになっていった経緯もあります。
貧乏は貧乏なりにいろんな遊びを発見できますね(笑)。
コメントへの返答
2012年10月5日 12:15
いえいえ、こちらこそ勝手に引用させていただき失礼いたしました(^^;

性能を追い求めれば果てには遊びの範疇を超えてしまうという話ですが、本当にそうですね。

結構好きでアメリカのFour Wheeler TVなどの動画を見ていることがあるのですが、出てくる車はどう考えても改造費で僕の車が10台ほど買えれそうです(笑)。

「貧乏は最高の(クロカンの)カンフル剤」って言いますが、本当にそうですよね(笑)

人それぞれの進化(深化)の具合が皆違うのが興味深い所です。


2012年10月5日 12:46
本文最後の、
「クロカン」ってのは大人の遊びなので、永く楽しんでいきたい」
というコメントにとても共感します。

私はTJで本格的にクロカンするようになり、そのときは独身でお金も割と自由に使え、改造もしてました。
まぁ、TJは多少弄らないとデカイタイヤが履けないという理由もあった訳ですが。
改造の方向性としては今もそうですが、壊さない(特に駆動系への過負荷は避ける)けど、そこそこ走れる仕様を目指しています。
そのように考えるのは、やはり、この遊びを永く楽しみたいからです。

今はJKに乗ってますが、初めは33"タイヤで十分と思ってましたがTJほどは走れず、35"化しました。
改造の内容は、35"を履くためと、壊れやすそうなところを予防処置的に弄り、自分が楽しいと思える範囲で楽しんでいます。
クロカン遊び、出来る限り永く続けたいと思っております。
コメントへの返答
2012年10月5日 14:31
JKいいですね。
僕も将来的に乗りたい車の1つです。

僕も以前は「ランクルのショートなら32吋で十分やろ」って思ってましたが、今では「やっぱり34吋がいいわ」と簡単にコダワリを捨てました(笑)

以前は、ナローボディのままでタイヤも横にはみ出さないで出来ればクロカンしたいっていう望みがあったんですが、

ボディへのダメージのことを考えると、ハミタイ(ボディからはみ出したタイヤ)も悪くないなぁと主旨変えしつつあるので、改造するのも楽しみです。

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