
車から離れた話ですが、クロカンというと屋外での活動が多いので、僕を含めナイフを持ち歩いていたり趣味にしている人を多く知っています。
僕は最初にアルバイトをしたのは小学6年生の頃だったと思うのですが、最初にやったのは山陽新聞の新聞配達でした。
最初にもらった給料は約3万円だったと記憶しているのですが、小学生の身分としては非常に大金だったですね。
結局、アルバイトは中学2年生まで続けていたのですが、中2の時に買ったものが未だに残っています。
それが、いまだに使っている折りたたみ式のナイフです。
メーカーはアメリカのBUCK社(バック社)、フォールディング・ハンターの#110(ワンテン)と呼ばれているタイプの、非常に有名なナイフです。
「最初に1本、ナイフを買うとしたら何を買えばいい?」と聞かれたら、「バックのフォールディングハンター#110」と言う人が非常に多いのです。
これを買ったのが14歳の頃で、今より高くて1万円以上したと記憶しているのですが、もう30年も現役で活躍している計算になりますね。
実は、全く同じナイフをもう一本もってまして、
上が30年前のもの、下側が25年前に買った#110です。
「なんで2本あるの?」と思うかもしれませんが、この#110というタイプは、より古いタイプの方が人気があり、僕みたいに複数持っている人が少なからずいるからです。
僕もナイフに興味を持ったのは同級生がさらに古い#110をオヤジにもらったのを見せてもらったのがキッカケだったのですが、
僕が持っている30年前のものと比べて、もう少し全体に丸っこいデザインをしていたように記憶しています。
ちなみに、30年前と25年前のモデルでもよくよく見比べてみると各所でデザインや刻印が違うことがわかります。
例えばブレードに切れ込みが入っている部分で言うと、古いタイプのものはエッジが丸っこくなってますが、25年前のものは現行モデルと同じようにシャープな切れ込みになってます。
刻印も昔もモデルは「・・110・・」となってますが、25年前のものは「110-」、
現行は「110U」とか「110T」のようにアルファベットが刻印されているみたいですね。
↑公式HPから持ってきた現行モデルの画像。
実はこれ以外にもシースナイフやサバイバルナイフなどいくつか持ってたのですが、大きすぎて使いにくいとか、折れた、曲がった、錆びたなどの理由でほとんどのナイフは使えなくなってしまいました。
唯一、12年ほど前にドイツで買ってきた刃渡り3cmほどのナイフが残っているのですが、そこまで短いとエマージェンシー用くらいにしかないので、やはり僕が一番使えると思っているのは、このフォールディングハンターの#110ですね。
30年前のモデルはもう絶対手に入らない貴重なモデルなので、これはほとんど使わずにとっているのですが、25年前に買ったものをいまだに使い続けていますし、ガタや刃こぼれや錆などもなく、砥いで多少小さくなりましたが、いまだに現役で使い続けています。
このBUCKのFolding Hunterの特徴は、「とりあえず頑丈な処」ですね。
以前のBUCK社の会社のロゴマークは、ナイフに五寸釘を押し当てハンマーで叩いている画像だったのですが(今は違いますね)、当時はいかに頑強さをウリにしていたか、ということです。
実際、一度細い釘ですがロゴと同じように#110で叩き切ったことがありましたが、その時はほとんど刃こぼれもせず釘を切断出来ました。
折りたたみ式のナイフというものは、多少無理した使い方をするとすぐガタが出たりするのですが、コイツは本当に頑丈です。
10年くらいシースに入れた状態で放置してたこともあるのですが、錆もほとんど出なかったので、非常にバランスのとれた傑作ナイフだと僕も思います。
ある意味、今乗っているランクル70と似た処があるような気がしますね。
気がつくと、普段使っている車も20年選手に近くなってきてますし、ナイフも25年選手。
出来るだけどちらも大事に(でもハードに)使い続けていきたいと思います。
■追記
刻印について調べてみたのだが、BUCK社の公式サイトに正式な刻印についてのページが削除されていたので詳しいことはわからないのだが、調べてみたらちょっと自分が思っていた年式ではないことがわかった。
まず、25年前だと思っていたナイフは20年前、つまり、1992年製。
30年前だと思っていたナイフは31年前の1981年製でした。
1974~1980年=.110.
1980年=.110..
1981~1986年=..110..
これが、いまのところわかってる刻印についての資料だが、また訂正などがあれば追記で載せていきたいと思う。
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Posted at
2012/11/17 00:28:35