
今乗っているクロカンでの愛車は、平成4年式、つまり22年落ちのPZJ70なのだが、足回りのマイナートラブルやジャダーが出る以外は申し分のない相棒だ。
デート車として使う勇気はないが(笑)、それはハチマルがあるんでアレはあのままでいい。
今はいいが、いつまでアレで続けていけるのかは多少考えることもある。
最近は、車の心配する前にカラダの心配をしないといけないかもしれないのだが、あの車は僕が仮に乗らなくなってもずっと戦闘機として乗り継いでもらいたいので「どうやればクロカン車として延命出来るか?」を考えてみたいと思う。
これは何も僕だけに当てはまることではなく、クロカンをこれからも続けていく人には参考になるかもしれない。
◼️目指すは”中庸化”
「もし最初に買っていたクルマがサファリY60だったら車は買い替えていなかったかもしれない」と言うことがよくある。
自分の場合、ランクル60(オートマ)→ランクル60(マニュアル)→ランクル70短 と乗り換えていったわけだが、これは僕が当時、たまたまこれが正解だと思っていただけなので、今の時代でPZJ70が正解だと思うことはない。
自走だけでいえばジムニーには敵わないし、TJにもとっくに抜かれている。
ランクル70系は、言葉は悪いがしょせんトラックなんで、無駄にシャーシがゴツ過ぎたり、足回りも旧式のリーフリジット、なによりも重いディーゼルエンジンを載せているので、改造ベースにするには不向きだし、大金かけても出来ることはたかがしれている。
…なんせエンジンやシャーシが重たいから。
自走だけを極めようとするなら最初からジムニーやTJを選んだ方がいい。
実際、今現在で新車で手に入るクロカン車はジムニーとラングラーくらいしかないのでこれからクロカン始める人はこれらを選ぶのが無難かもしれないのだが、それではあまりにも多様性に欠けるので面白くないし、硬直した考えに陥りやすいので、良いことではないだろう。
ランクル70などは、すでに国内で新車が売られてないので、仮にこれらの中古車でクロカンを始めるのは、全くの初心者だと確かにちょっと荷が重いかもしれないが、出来ないということはない。
僕が目指すのは”中庸化”、つまり 「そこそこ」 だ。
◼️何事にも依存しないクロカン
先ほどランクルはしょせんトラックだ、と言ったが「頑丈さ」で考えると、今の時代
でも悪くない選択だと思っている。
ランクルやサファリなどは、もともと2tトラックがベースになっているのだが、ランクルやサファリは国内向けの販売は終了してしまったかもしれないが、相変わらず海外では売られているので基本的に部品の供給の心配は少なくて済む。
操舵系の部品などはかなりゴツく作っているが、不満があるならトラックの部品を探してきて付けてもいい。
僕はいま副業で4tトラックに乗っているのだが、たまに腹下を覗きこんでギアボックスやロッド類のゴツさに惚れ惚れしてしまうことがある。
「もしランクルで壊れたら中古のトラック探してきて、ここら辺の部品を加工して付けれないかなぁ?」
仕事中に妄想していたりする(笑)
まあ、実際のところ、トヨタで部品が供給されている間はそんなことはしないだろうが、僕の次の世代ではこのように対応していけばいくらでも延命出来るだろうし、クロカンで肝心の「戦闘力」や「頑丈さ 」を損なうものではないだろうと思う。
これが自走だけ特化などと考えている人からするとアタマの痛い状況かもしれないが、僕の場合は自走はそこそこの能力があればいいと割り切っているのでなんら問題ない。
どうせクロカンなんて、引っ張らないと出来ないことが全体の半分ほどもあるんで、その半分(自走)の為に残りの半分を犠牲にするのはあまりにもったいないと思う。
僕が目指すのは「何事にも依存しないクロカン」だ。
ランクルという車種にも依存したくないし、クラブやショップへの依存もゴメンだ。
人間関係の縛りも糞食らえだし、好きな時に好きなことをしていたいだけだ。
自走だけや、牽引だけの依存も嫌だし、難しい地形がないと出来ないクロカンとも無縁でいたい。
もちろんそうしたい、という人は尊重するし攻撃したいわけは毛頭ないのだが、これまでも、「ランクル70系の国内販売中止」、「NoX法施行」、「四駆ブームの終焉」、「バブル景気崩壊」などと数多くの事件が起こってきた。
ここから先は何が起こるか皆目見当がつかないが、何があっても今の趣味を続けていきたいし、その体制は僕の代で整えておきたいと思います。
ブログ一覧
Posted at
2014/03/28 06:17:05