
とりあえず、「地味なクロカン四駆の技の中で最も地味」な練習法の1つである、「ワンハンドステア」について今回は説明しようと思います。
こちらは、私が実際にワンハンドステアでクロカンをしている最中の風景です。
※前半は普通の操作、折り返えす辺りからワンハンドステアに切り替えた操作に変えています
これは、通常の走行時に使う技ではないのですが、練習時によく僕が使っている操作方法の1つです。
この技を使う目的なのですが、
「繊細な操作を身に付ける」ということが最大の目的です。
これを実際にされてみると分かると思いますが、片手で握ったハンドルの位置を握り直さずに修正出来る舵角は、せいぜい数度程度です。
試しにやってみると「恐ろしく小回りが利かない」ってことが分かるはずです。
それと、片手で操作をすることになるので、無理やりハンドルを回そうとしても、力が入りにくいので強引に据え切りしたり、岩場などで無理にコジるようなステアリング操作はほとんど不可能になると思います。
右ハンドルの車の場合は、右手でステアリング、左手でシフトレバーorサイドブレーキを持ち続けることになるので、平地などで前後に車を揺することは、非常に容易くなります。
両手でステアリングを保持しておいて、車を前後に揺する場合は、どうしても傾斜などを利用してギアを入れっぱなしにしておかねばならないのですが、
ワンハンドステアの場合は、左手がシフトレバーに専念出来ますよね。
この技は「走破性を単純にアップさせるための操作法ではない」のですが、これで練習をしていると、非常に得るものが多いと思います。
まず、「メリット」ですが、
・据え切りしない操作が身につく
・大雑把な操作が出来ないので、自然と繊細な操作が身につく
・ごくわずかな舵角や前後の移動距離の中で最も効果的に車の位置や向きを調節するコツが身につく
・操舵系への負担を抑える走り方が身につく
「据え切りしなくても前後に十センチ動けば車の向きが変えれる」とか、「タイヤのブロック1つ分くらいを出し入れするような繊細な操作」などと言っているのは、こういる練習を普段からよくやっていたからですね。
CVとかデフをポキポキとよくやってしまう人、転倒させたり、ボディの破壊が多い人はぜひ一度このような練習法を取り入れてみてください。
Posted at 2013/03/17 17:16:36 | |
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