今回はエンジン自体ではなくてタービンのお話。
タービンブローさせないためには?
タービンブロー・・・・エンジンブロー程ではないにしろ、かなり痛いと思います。
タービンブローの起こる原因は多々ありますが、今回は
タービンシャフトに負担をかけないようにするということをお話したいと思います。
ターボ車の吸気の通路を見ていくと・・・・
この図のように流れていきますよね。
書き直したけど、あんまり変わんないね(´・ω・`)
※下記に記す数字は適当に当てはめた物であり、実際の数字と異なりますのでご了承ください。
例えば、ブースト圧をコントローラーで
1.0kgf/cm2に設定していたとします。
ブースト圧を取得している場所は上図の「サージタンク」ですね。
吸気された空気は、コンプレッサーで圧縮され、インタークーラーを通り、サージタンクへと溜められます。
実はこの時、インタークーラーでは
圧損という物が発生しています。
1.0kgf/cm2で圧縮された空気が、インタークーラーを通ると、0.8kgf/cm2とか0.7kgf/cm2に減圧されてしまうのです。
これは純正インタークーラーでは顕著で、かなり圧損が発生してしまっているとのこと。
②で0.2kgf/cm2の圧力が失われますが、タービンのコンプレッサーはサージタンク内を1.0kgf/cm2にしようとします。
つまり、①内を1.2kgf/cm2で圧縮しようとがんばるのです。
考えてみてください、この数字って
サバンナの純正タービンにとっては壊れるラインですよね?
もしこれが1.2kgf/cm2まで耐えられるタービンだとしても、ブーストコントローラーで1.2kgf/cm2に設定していたら、実際コンプレッサーが圧縮しているのは1.4kgf/cm2になります。
これはタービンシャフトに多大な負担をかけることになります。
じゃあどうすればいいのか。
インタークーラーを圧損の少ないものに変更します。
とあるHPによると純正置き換えインタークーラー(ARC製や雨宮製1.5倍インタークーラー)は「より冷やす」という目的よりも「圧損を少なくする」という効果の方が高いと言うことです。
圧損を少なくすることにより、タービンシャフトの負荷がかなり抑えられ、タービンの寿命が飛躍的に上昇します。
まてぃぇぅは最初純正置き換えインタークーラーを購入しようと思っていたんですが、探してもどーしても見つからなくて・・・・・
結局、ヤフ○クで激安パーツを販売しているゼウ○パーツのインタークーラーを購入してしまいました(笑)
新品19,800円。パイピングセット。
怪しい匂いしかしません。
これ、
メチャクチャでかいです(汗
完全に純正タービンの容量を超えています。
超オーバースペック。
タービン直後はパイピングが熱くなっていますが、インタークーラー後はパイピング冷たいんですもん(汗
ただ、コレに変えた相乗効果としてサージタンクまでの容量がめちゃ拡大されたことにより、オーバーシュートが全く無くなりました。
しかもブーストコントローラーでゲイン調整することにより、レスポンスも上々です。
体感のパワーも驚くほど上がりました。
今回は壊さないようにすると言うところを別角度からアプローチしてみました。
正直・・・・この理論が合っているかどうか不安なところでもあるんですけどね(大汗
今回は以上です。
※参考ホームページ:「どんくさまんMのページ」様
http://www1.odn.ne.jp/donkusaman/index.htm
http://www1.odn.ne.jp/donkusaman/power1.htm
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13B-T | 日記
Posted at
2012/05/04 16:47:16