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イイね!
2012年05月04日

がんばれタービン

今回はエンジン自体ではなくてタービンのお話。



タービンブローさせないためには?



タービンブロー・・・・エンジンブロー程ではないにしろ、かなり痛いと思います。
タービンブローの起こる原因は多々ありますが、今回はタービンシャフトに負担をかけないようにするということをお話したいと思います。


ターボ車の吸気の通路を見ていくと・・・・




この図のように流れていきますよね。

書き直したけど、あんまり変わんないね(´・ω・`)


※下記に記す数字は適当に当てはめた物であり、実際の数字と異なりますのでご了承ください。

例えば、ブースト圧をコントローラーで1.0kgf/cm2に設定していたとします。
ブースト圧を取得している場所は上図の「サージタンク」ですね。

吸気された空気は、コンプレッサーで圧縮され、インタークーラーを通り、サージタンクへと溜められます。
実はこの時、インタークーラーでは圧損という物が発生しています。

1.0kgf/cm2で圧縮された空気が、インタークーラーを通ると、0.8kgf/cm2とか0.7kgf/cm2に減圧されてしまうのです。

これは純正インタークーラーでは顕著で、かなり圧損が発生してしまっているとのこと。

②で0.2kgf/cm2の圧力が失われますが、タービンのコンプレッサーはサージタンク内を1.0kgf/cm2にしようとします。
つまり、①内を1.2kgf/cm2で圧縮しようとがんばるのです。

考えてみてください、この数字ってサバンナの純正タービンにとっては壊れるラインですよね?


もしこれが1.2kgf/cm2まで耐えられるタービンだとしても、ブーストコントローラーで1.2kgf/cm2に設定していたら、実際コンプレッサーが圧縮しているのは1.4kgf/cm2になります。
これはタービンシャフトに多大な負担をかけることになります。


じゃあどうすればいいのか。


インタークーラーを圧損の少ないものに変更します。

とあるHPによると純正置き換えインタークーラー(ARC製や雨宮製1.5倍インタークーラー)は「より冷やす」という目的よりも「圧損を少なくする」という効果の方が高いと言うことです。
圧損を少なくすることにより、タービンシャフトの負荷がかなり抑えられ、タービンの寿命が飛躍的に上昇します。


まてぃぇぅは最初純正置き換えインタークーラーを購入しようと思っていたんですが、探してもどーしても見つからなくて・・・・・


結局、ヤフ○クで激安パーツを販売しているゼウ○パーツのインタークーラーを購入してしまいました(笑)

新品19,800円。パイピングセット。
怪しい匂いしかしません。



これ、メチャクチャでかいです(汗
完全に純正タービンの容量を超えています。超オーバースペック
タービン直後はパイピングが熱くなっていますが、インタークーラー後はパイピング冷たいんですもん(汗

ただ、コレに変えた相乗効果としてサージタンクまでの容量がめちゃ拡大されたことにより、オーバーシュートが全く無くなりました。
しかもブーストコントローラーでゲイン調整することにより、レスポンスも上々です。
体感のパワーも驚くほど上がりました。




今回は壊さないようにすると言うところを別角度からアプローチしてみました。
正直・・・・この理論が合っているかどうか不安なところでもあるんですけどね(大汗

今回は以上です。


※参考ホームページ:「どんくさまんMのページ」様
http://www1.odn.ne.jp/donkusaman/index.htm
http://www1.odn.ne.jp/donkusaman/power1.htm
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Posted at 2012/05/04 16:47:16

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この記事へのコメント

2012年5月6日 20:41
この辺は、どうなんでしょうねー…
自分が試したものではないので、これはこうです!と言えない話ですが、FCのインタークーラーは圧損が少なくて使える、と某プロのRE屋さんがよく加工して使っていますね(1.5倍のでなく)

こっちは自分の経験からですが、ARCコアは確かに抵抗が少ない…ですが、抵抗が少ない構造でコアが大きいよりも、抵抗が多少あったとしてもコアサイズが小さいほうがレスポンスは良いです。
前後パイピングを同じ径でその違いを確かめたことがありますが、レスポンスは、コアサイズ>コア構造でした。
小さいほうが充填効率に優れるという単純な話です。
しかし、まてぃぇぅさんの現状のように吸気側の体積を上げたからオーバーシュートが消えるとメリットもありますし、使用タービンとターゲットブースト圧でコアは決めるところでしょうね。

安いインタークーラーはストレートインナーフィン(ぎざぎざした只のチューブ)が多く、容積が大きかったとしてもレスポンスを損ないにくく、ARCやトラストのRなんかはフィンが交互に立っていて熱交換効率が高いけどレスポンスに不利。
インタークーラーはARCが絶対、というほどではないと思ってます(そう言いつつ自分はARC使ってますがw)
ARCは構造からして、冷却と抵抗の少なさが優れる。というところです。

結局、バランスと仕様次第でしょう。
個人的には、純正タービンでも大きいのはアリだと思います。
水温油温さえなんとかなってるなら…
コメントへの返答
2012年5月7日 0:34
これは俺も半信半疑というか、この目で確かめたことではないんで記事にするのはちょっと躊躇われましたが・・・・
一応話の筋は合ってるんで書いてみました。

本当なら①と②に両方ブースト計を付けて比べれば一番なんですけど、お金と根性がありませんw

レスポンスに関してはパイピングが短い方が良いのは良くわかるんですが、圧損に関してはあやふやな部分もありますね。
ある人は
圧損が無い⇒熱交換効率が低い
という話をしてましたし。


水温油温に関しては、今のところ大丈夫そうですね。
真夏になると危ないかもしれませんが、今のところ街乗りで水温92℃、油温85℃以上を超えたことがありません。

プロフィール

「[整備] #エイプ50 チタンサイクロンで本当のフルパワー https://minkara.carview.co.jp/userid/1506203/car/2210760/6583266/note.aspx
何シテル?   10/10 23:21
ロータリーフェチなまてぃぇぅです。FCのことはあえて「サバンナ」と呼んでいます。
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