リモコンエンジンスターターキーの誤動作防止策

リモコンエンジンスターターキーのボタンとエンジンキーを一緒にしておくと、ポケット内で勝手にボタンが押されてピロピロうるさかったので、いままで２種類の対策をしてきましたが（整備手帳）、これが一応最終形です。

単独で音が鳴るボタンは３箇所あります。ボタンとボタンの間を何かで盛り上げれば、ボタンに力が及ばなくなり、誤動作しなくなります。今回はsugruというちょっとマニアックな素材を使いました。https://sugru.com/buy
http://www.youtube.com/watch?v=SZ0d0JkSrvY

これはカラフルなシリコンゴム粘土です。袋から出して常温で練ってから押しつけると弾性を保ちながら接着します。国内での販売先は千石電商などがありますが、８パックで1600円ほど。しかも使用期限が短いという難物でもあります。今回未開封のまま使用期限が１年過ぎたパックを使いました。５ｇ８パックのうち、最近のは黒が３→１パックに減ってそのぶんカラフルなのが増えたようです。黒は漆黒では無くグレー。しかも塗装できません。

作業中にわずかに手につきますが、手袋無しで扱えます。練って数ミリ系の塊にしてからキーに押しつけ平らに整形して１日置きます。３０分で一応乾くのでその状態でサランラップでくるんでおけば崩れないままキーを使う事が出来ます。開封した５ｇの残りは保存できないので使い切ります。私はエンジンキーの方にも、ボタン見分けのために表面にも突起を付けてみました。写真の奥に写っています。それでも４分の３余りました。配線コードや部品同士のぶつかりによるビビリにもつかえそうです。

指で整形したので作業直後は凸凹ですが、ナイフで軽く切れるので、削ってやや平らに整形しました。グレーでもそれほど違和感はないと思いますし、塗装はできなくても染色ができます。私はスプレーブラッセンというグラファイト系の黒染剤を持っていたので、それをつかうと染まりました。スプレーを何かに出して綿棒を浸して染めていきます。写真は染める前です。

この粘土の良いところは剥がそうとすれば割りと綺麗に剥がれるところです。キーの素材のゴムにも悪影響は無さそうです。イギリスからの直販では、安くて小さいパック、黒だけのパックなども購入できます。

私は黒パックをもう１パック使いました。ドアミラーの黒い部分が割れたからです。ドアミラーカバーは小傷で済みました。破片を集めて欠けの大きい部分をこのsugruで塞ぎ、プラスチック部品同士はハンダゴテを利用して溶着、外のひびはパテで埋めました。そこまでしつつも車にミラーを付けたまま作業を終えたいので、スプレー塗料は使わないつもりです。磨いて黒く染めて、、、完成したらまたレポートします。