スポニチアネックス 3月31日(火)21時16分配信
◇国際親善試合JALチャレンジカップ 日本5―1ウズベキスタン(2015年3月31日 味スタ)
サッカーの国際親善試合、JALチャレンジカップは31日、東京・味の素スタジアムで行われ、日本代表がFW宇佐美貴史(22)のA代表初得点などでウズベキスタン代表に5―1で勝利を収めた。バヒド・ハリルホジッチ監督(62)は就任後、2連勝と幸先いいスタートを切った。
日本はハリルホジッチ監督の初陣となった27日のチュニジア戦(○2―0)からスタメン11人全員が入れ替わった。同戦で途中出場ながら全2得点に絡んだFW本田、岡崎、MF香川が先発に復帰した。
国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本が53位で、ウズベキスタンは72位。序盤から主導権を握った日本は前半6分、左CKを相手GKがパンチングでクリアしたボールに、走り込んだMF青山が右足をかぶせた。ゴール正面、約30メートルの位置から放たれたシュートは糸を引く弾道でゴール右隅に突き刺さった。青山のA代表初得点で先制した。
後半9分にも後半開始から途中出場したDF太田からの左クロスを、ファーサイドのFW岡崎がダイビングヘッドで押し込み追加点。同35分にもMF柴崎がハーフウエーライン付近から飛び出した相手GKをかわすロングシュートで3点目。同37分に1点を返されたものの、同38分には柴崎からパスを受けた途中出場のFW宇佐美がDF2人をかわし右足でA代表初ゴールを決めた。同45分にも途中出場のFW川又が得点を決め、日本が5点を奪い快勝した。
6月からワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア2次予選に臨む日本。新たに指揮を執るハリルホジッチ監督の下、2試合で延べ26人の選手をテストしつつ2連勝と結果を残した。2次予選の組み合わせ抽選は4月14日に行われる。
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2戦目もしかと観た!(^^)/
前半の青山選手のスーパーゴールはさておき、1-0のスコアまでは退屈だった‥
けど、後半に選手が交代し始めてからは楽しかった!
テレビでは92年生まれ・22歳を盛んに強調してたけど、確かに未来を感じられたね。(^.^)
水本選手がボランチ、柴崎選手がトップ下、大迫選手が右サイドっていう監督の采配も面白かった。
ただ守備は相変わらず不安が付き纏うね。ゴール前の混戦になるとほぼ確実に獲られてしまう。
また、ウズベクの選手が沢山“宇宙開発”してくれたから助かったものの、ネイマール、メッシ、クリロナといった世界的名選手であれば確実に決められたシーンが何度もあった‥
けど、まだ始まったばかり。ハリルホジッチ監督にはちょっとここらで少し休んでもらいたいね。
で、6月のW杯予選に向けてまずはJリーグを沢山観てもらって、選手の選考をお願いしたい!
最後に、宇佐美選手のゴール後、柴崎選手とこうして抱き合ったシーンが今日は一番印象に残った。なんかホントに未来を感じさせられたよね。(^^)
次のガンバ対アントラーズの試合が楽しみだ!
追記:
例によってセルジオさんのコメントが出たので載せておく。
セルジオ越後がウズベキスタン戦を斬る「こんな試合は見飽きたよ」
僕は基本的に、今日みたいな日本に“ゲスト”を呼んで行なう親善試合は前半しか評価しない。だって、後半は必ずと言っていいほど相手の足が止まるし、交代は6人もできるんだからね。
そういう意味では、ウズベキスタン戦は結局5-1で勝ったけれど、日本のパフォーマンスは低調だったよ。前半に限れば1-0で、しかも青山の“事故のような”ミドルシュートが決まっていなければ、どうなっていたか分からない。
チャンスを作ったように見えるけど、最後を決め切れない。まるで惨敗したアジアカップを“コピー”したような前半だった。
内容は、むしろウズベキスタンのほうが良かったんじゃないかな。日本は展開力がなかったし、細かいパス回しの質も低かった。選手一人ひとりのプレーもパッとせず、特に本田と香川は本当に良いところがなかったよ。ミランやドルトムントの試合なら、前半だけで交代だったんじゃないかな。それほど悪かった。
試合のペース配分も酷い。序盤で飛ばし過ぎて、前半の半ば過ぎからは息切れ状態に陥ったね。最初から早い段階での交代を意識していたのかもしれないけど、それで強化につながるのかな。45分も持たないサッカーなんて、3人交代の試合では実現不可能だよ。
後半に相手の足が止まって日本の動きが良くなったように見えるけど、それは錯覚なんだ。国内の親善試合でよくあるように、相手の疲労と6人交代の恩恵が重なっただけ。チュニジア戦も同様の試合展開だったよね。
もっと言えば、チュニジア戦で結果を残せなかった宇佐美、川又といったメンバーが、ウズベキスタン戦の後半でゴールに絡んだことがなによりの証明なんじゃないかな。
後半から出た選手ばかりが得をする展開。もうこんな試合は見飽きたよ。
つまり、こういう試合なら日本はほとんどの場合で勝てるんだ。アギーレの時もそうだったし、ザッケローニの時、もっと言えば原さんが代理で指揮を執った時だって勝った。でもね、肝心のブラジル・ワールドカップはどうだった? 今年のアジアカップはどうだった? そこから全く反省が見られないのは悲しいよ。
はっきり言って、この2試合はアギーレが監督でも勝てたと思う。決してハリルホジッチのおかげじゃないし、日本が前進したわけでもない。
確かに、ハリルホジッチはトルシエ以来の面白い人だよ。喋りも上手いし、リフティングや腕立て伏せだって見せる。まさに“演出家”だよね。その面では、協会やメディアの“興行”とは相性が良いのかもしれない。
協会はハリルホジッチを褒め称えているけど、それはアギーレを呼んだのが失敗だったと認めていることになるんだ。八百長疑惑がなければ、今でもアギーレが指揮を執っていたはずだからね。八百長のおかげで日本が強くなったのかな。冗談じゃないよ。
明日の朝刊が楽しみだね。どうせ宇佐美が一面でしょ。メディアは新しいものにすぐ飛びつくからね。武藤はなんだったの? 柿谷はどうなったの? いつも反省や分析はどっかに置いてくる。「いい加減にしろ」と言いたくなるよね。
宇佐美にしろ、まずは先発で90分間出て結果を残し、香川が慌てる、本田が慌てる、そこまで行かないと評価はできないし、世代交代とは言えない。そのためには、選手が本気で競争できる土壌がないといけない。それが今の日本にあるとは、どうしても思えないんだ。
とにかく、もっとみんなが地に足をつけて日本の強化を考えていかなきゃいけないよ。誰が出ても勝てるような相手との試合に勝って浮かれているようじゃ、また同じ過ちを繰り返すだろうね。
ワールドカップごとの4年のサイクルで、その時その時が盛り上がって、本番では結果を残せない。そんなルーティーンの興行をこの先も続ける気なんだろうか。日本が強くならなくても儲かれば良い、瞬間的に盛り上がれば良い。それじゃ、いつまで経っても先に進めないよ。
まずは、しっかりとした強化につながる試合を海外でやるべきだ。協会は今期黒字だったらしいけど、儲けよりお金を使うことを意識してほしいよね。
最低でもワールドカップに出たレベルの国と試合をしてもらいたい。例えば、アルジェリアなんかいい相手だと思うよ。言わずもがな、ハリルホジッチの“古巣”だ。そこでこそ、日本の選手と監督の“本当の力”が見られるんじゃないかな。
Posted at 2015/03/31 21:59:08 | |
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