スポーツ報知 3/28(火) 21:26配信
◆18年ロシアW杯アジア最終予選B組第7戦 日本4―0タイ(28日・埼玉スタジアム2002)
日本がホームで、タイに4―0で勝利。久保が1ゴール2アシストの活躍を見せた。
前半8分に久保の右クロスを香川が中央で受け、右足でゴールを決め先制すると、18分には、久保の右クロスに岡崎がニアサイドで飛び込み、頭で合わせゴールネットを揺らした。
岡崎は、釜本邦茂(75得点)、三浦知良(55得点)に次ぐ、史上3人目となる代表通算50ゴールとなった。岡崎は昨年10月のW杯最終予選のイラク戦以来の先発出場で、昨年6月3日のキリン杯ブルガリア戦(豊田スタジアム)で得点を挙げて以来、約10か月ぶりの国際Aマッチの得点となった。
後半6分にタイのシュートをGK川島が右に飛びファインセーブ。すると後半12分に久保が左足でゴール右隅に決める豪快なゴールを決め3点目を挙げた。
後半21分に、原口に代わり本田がピッチに入った。同24分に本田はシュートを放つが、相手GKに阻止された。
後半38分、清武の左コーナーを吉田が高い打点のヘディングで決め、4点目。
その後、PKを献上するが、川島が右に横っ飛びして、ファインセーブした。
右膝を手術し、代表を離脱している長谷部がスタンドで見守る中、勝利をプレゼントした。
オーストラリアがUAEに2―0で勝利したため、W杯出場へ“王手”をかけることはできなかったが、6大会連続W杯出場に貴重な勝ち点3を挙げた。
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そりゃ最初からタイに負けるとは思ってなかったけどさ、内容悪すぎ!(-_-メ)
アウェーのUAE戦の方が良くて、ホームで格下のタイ戦の方が悪いって‥
猛省して欲しい!
ただ‥試合前はその起用方とかについてボロクソにみんな言ってたけど、結果的にハリル監督の采配が当たったということだよね。
WBCの時の小久保監督に対してもそうだったけど、やっぱりちゃんと監督を信じて応援しないとね。
まあとにかくね、得失点差を考えても4点獲れたのは良かった。後で効いてくるんじゃないのかな。
ただ、次、アウェーのイラク戦は相当苦しいと思うよ。
イラク戦だけど場所はイランだし。苦手な。勝ち点1でも御の字かも‥
ということでA代表戦ネタ、また3ヶ月後だね。
それまではまたJリーグを中心に、海外組の活躍を応援するよ!
【セルジオ越後】スコアと内容が一致しない「大勝劇」。本田、宇佐美の影が薄くなった
SOCCER DIGEST Web 3/29(水) 6:00配信
タイに4点取れるぐらいのチャンスを与えてしまったのは課題。
[ワールドカップアジア最終予選 7節]日本 4-0 タイ/3月28日/埼玉スタジアム
最近の日本代表の試合の中では珍しかったんじゃないかな。スコアは4-0だけれど、決して内容は「大勝」と言えるものではなかった。
シュート数はタイのほうが上回った。CKの数も相手が多かった。スコアと内容が一致しない。むしろ、タイにも日本と同じ4点取れるぐらいの決定的なチャンスを与えてしまった。そのあたりは今後に向けた課題になったと思うよ。
もちろん、ワールドカップの最終予選は結果が第一だ。その点では、勝点3を上積みし、得失点差も広げられて、「良かった」と言えるかもしれない。とはいえ、グループ最下位のタイ相手にこれだけミスをしていたことは、さすがに見過ごせない。その点は指摘しておきたい。
決して流れが良くないなか、前半の19分までに香川真司、岡崎慎司と2ゴールを奪い、これで試合の主導権を掴んだはずだった。ところが、これでみんなホッと落ち着いてしまったのかな。そこからつまらないミスが増えて、相手の猛烈なプッシュを受ける形になってしまう。
日本のプレスはかからない。1対1では守り切れず、かわされてしまう。球際も中途半端。セカンドボールも拾えない……。
結局、相手のゴール前のプレー精度の低さに助けられたけど、決定的なチャンスを作られた。すぐにでもスタッフがそういった「崩されたシーン」を編集して、個々に指摘すべきだろう。「勝てばOK」と表向きでは言っていても、そのあたりのちょっと軽率な守備を改善できないと、このあとの3試合は間違いなく乗り切れないよ。
久保裕也の素晴らしい3点目のゴールが決まっていなかったら、ちょっと先行が不安な展開だった。結局、どんどん相手に押し込まれて、それを跳ね返せなかったから、PKまで与えてしまったわけだからね。川島永嗣のPKストップは見事だったけど、「なぜPKを与えてしまったのか」を、ハリルも、選手も、しっかり突き詰めてほしい。
裏を返せば、タイは日本のお株を奪うような、厳しいプレスを仕掛け、1対1を挑んできていた。せっかくのホームゲームだったのに、相手に手応えを与えてしまったのは、もったいなかったよね。
それに、このUAE、タイとの2連戦は、いずれも似たような展開だったと言えた。相手に助けられた面も多かった。UAE戦でも先にピンチを作られたものの、久保の一発で形勢逆転できた。今回のタイ戦も、久保の3点目が決まって、やっと勝利を確信できた。
この試合に先立ち、オーストラリアはUAEに2-0で勝っている。つまり、UAEはまだ「強豪」と呼べるレベルには至っていないことが改めて証明された。
要するに、日本は今回、グループの下位2チームに連勝した。勝点を取りこぼさなかったのは大切なこと。ただ、だからこそ過信は禁物だよね。勝って当然、とも言える相手だったんだ。
これからはサウジアラビア、オーストラリア、そして日本の「3強」で1、2位のワールドカップ行きのチケットを争う形になる(3位はプレーオフに回る)。
6月8日に、まずオーストラリアとサウジアラビアが対戦する。そのあとの13日に、日本はイラクとアウェー(中立地)で戦う。三つ巴のライバルが潰し合うわけだから、日本は勝点3を奪って、アドバンテージを得たい。
ここで躓いてしまうと、相手に勢いを与えかねないからね。ある意味、6月のイラク戦が、この最終予選の重要なポイントになると言える。
すなわち、今回2連勝したけれど、日本は決して有利な立場に立ったとは言えない。ライバルは下位チームとの対戦を残しているわけだからね。
できれば、アウェーで迎える9月6日のサウジアラビアとの最終戦の前、8月31日のホームでのオーストラリア戦でワールドカップ出場を決めてしまうことが「理想的」だ。
もちろん、現状のパフォーマンスを見る限りでは、そこまでシナリオ通りに決着が付くとは思えない。だからこそ痺れる展開が待っているかもしれないが——。
久保はしっかり結果を残したね。決して派手なことはしないけど、2試合連続で嫌な流れを断ち切る仕事をしたわけだからね。ベルギーリーグでコンスタントに出場し、ゴールにも絡んでいる、やはり「継続こそ力なり」ということを証明した。
だからこそ、本田や宇佐美は影が薄くなった。普段から所属先でレギュラーとして試合に絡めずにいる選手は、90分持たない。最近好調だった香川も、1点目を取るまでは良かったけれど、そのあとのプレーは決して冴えなかった。長友もプレーに切れがなく、最後はPKを与えてしまった。
時代が移り変わっていく、まさに「過渡期」を実感した一戦でもあった。もちろん、岡崎は彼らしいゴールを叩き込んで、史上3人目のA代表50ゴールを達成し、彼らしい意地を見せた。
川島はよく守ったね。ただGKが目立つってことが懸念材料だよね、攻められている証拠だから。
改めて分かったと言えば、本田のこの2試合のパフォーマンスを見る限りでは、国内組の選手を呼ぶべきだということ。「ミランの10番」「経験豊富」「元エース」と本田のニックネームは増える一方だ。そろそろそういったことは終わりにして、早く所属クラブの件の決着をつけて、プレーで真価を示してもらいたいよね。
それにDF陣では、吉田麻也、森重真人の両CBに、SBの酒井宏樹があと1枚イエローカードをもらうと、次の試合が出場停止になる。そのあたりもタイ戦のパフォーマンスに影響して、より慎重に対応していたのかもしれなかった。ただ、最後にオーストラリア、サウジとの連戦を残しているだけに、彼らが出場停止になった際の対策も考えておきたいね。
6月のイラク戦、ハリルはまた頭を悩ますはずだよ。ヨーロッパの主要リーグはシーズンが終わって、欧州組の選手は一度モチベーションを落としている状況になるからね。移籍を検討している選手たちはなおさら、神経質になっている時期だ。
だから、ハリルにはもっと国内組のプレーぶりを真剣に見てほしいよね。浦和レッズではCBで使われている遠藤航を、今野泰幸に代わるボランチとして緊急招集した。でも結局、起用しなかった。酒井高徳の常に不安そうにしていて、結局ミスを連発したプレーを見ていたら、普通にJで活躍しているボランチを呼べば良かったんじゃないかな? と思ったよ。
レッズの阿部勇樹、川崎フロンターレの中村憲剛、鹿島アントラーズの小笠原満男や永木亮太……。中盤の中央を本職にし続けて、「実績」や「経験」を積んでいる選手は数多いのにね。
何より、この日の日本からは怖さが感じられなかった。そこをJリーグ組もモチベーションにして、「強さ」や「怖さ」を出していってもらいたい。ハリルもそういった面を求めているんじゃないかな。UAE戦で活躍した今野のようにね。
「海外組だから」という理由だけで日本代表に選ばれる時代は、もう終わろうとしているはずだ。
Posted at 2017/03/28 21:57:35 | |
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