
4日の新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 7 ~EVOLUTION~ in 東京ドーム」東京ドーム大会では、5大タイトルマッチなどが行われ、2万9000人(有料入場者数)を動員した。
ダブルメーンイベント第2試合では、IWGPヘビー級王者・棚橋弘至が“レインメーカー”オカダ・カズチカを下し6度目の防衛に成功した。
昨年の1.4での凱旋帰国からわずか1年で“金の雨を降らせる男”に急成長し、プロレス大賞MVPを獲得したオカダに対し、棚橋はヒザ攻めからテキサスクローバーホールドを狙う作戦に出るも、オカダは徹底した首攻めで対抗。だが、棚橋は花道でのツームストンパイルドライバーを阻止し、逆にスリングブレイドを決めると、30分を過ぎたところで、「ダメージを身をもって知っているから、逆にやってやる」と、オカダにツームストンを炸裂。すかさずハイフライフロー2連弾で激闘に終止符を打った。
試合後、「時代は変えるものじゃなくて動かしていくもの」とファンに訴えた棚橋は、「オレの記録はオレにしか破れない。IWGPに関わるすべての記録を、誰も追いつけないくらいブッちぎりたい」と、かつて自身が樹立した最多防衛記録のV11を更新し、棚橋時代を不動のものにすると宣言。次のV7戦については「借りを返す相手とやってみたい」と、去年の「G1クライマックス」公式戦で敗れているカール・アンダーソンの名を挙げた。
ダブルメーンイベント第1試合では、IWGPインターコンチネンタル王者・中邑真輔に桜庭和志が挑戦。共にレスリング出身、総合格闘技経験者とあって、ピリピリした空気が張り詰める中、桜庭が低空タックルを狙った中邑の顔面にカウンターのニーを打ち込めば、中邑も顔面を踏みつけて技を解いていく。あくまでサブミッションにこだわる桜庭に対し、中邑は久々解禁のランドスライドでマットに叩きつけると、桜庭の腕ひしぎ逆十字固めを切り返してボマイェを炸裂。
試合前には握手、試合後は抱き合って互いに敬意を表した中邑は、「プロレスラーは強い」という桜庭の名言を引用した上で、「一番スゲエのはプロレスなんだよ!」と絶叫した。
世界的な知名度のある桜庭から勝利を奪ったことで、「かなりの売名行為になった。世界に向けて、着々とこのベルトの価値を上げていく」と、インターコンチネンタルの名にふさわしい、世界規模の防衛展開を熱望した。
猪木怒り爆発! 藤田vs.小川は不透明決着に
IGFプロレスリング「INOKI BOM-BA-YE2012」が、31日、東京・両国国技館で開催され、超満員となる8778人を動員した。
メーンイベントでは、現IGFチャンピオンの藤田和之が、IGFの黎明期にエースとして活躍した小川直也とノンタイトル戦で対戦。プロレスのキャリアでは同期の上、猪木イズムを継承する者同士と共通点の多い2人だが、対戦するのはこれが初めて。両選手ともオープンフィンガーグローブを着用し、最初から危険な雰囲気が漂っていたため、コーナーで両者が揉み合いになると、レフェリーが何人も入ってきて両者を分ける。
払い腰からマウントを取った小川が胴絞めスリーパーを決めると、苦悶の表情を浮かべた藤田は辛くも場外にエスケープ。すると小川がグローブを脱ぎ捨てて挑発。藤田もエプロンでグローブを外してリングに戻ると、素手での殴り合いに。そこから小川を抱え上げてマットに叩き付けた藤田は拳を振り下ろすが、間一髪でかわした小川。だが、藤田がなおも倒れたままの小川を蹴って殴っていくと、レフェリーが試合をストップ。
不完全燃焼決着に場内から大ブーイングが起こる中、総帥・アントニオ猪木がリングに上がってくると、藤田は小川だけではなく猪木にも向かって「何だよ、コレ! また仕掛けたな? やるならテメーら2人でやってろ。俺はやめた」と吐き捨てて退場。
小川も「俺は納得いってねぇからな! 何だこれは!」と不満を猪木にぶつけていくと、ブーイングと「もう1回」コールをやめない観客に対して、ついに猪木の怒りが爆発。「ふざけるな、この野郎! かかってこい!」と観客に向かって叫んだ猪木は、半ば強引に「1、2、3、ダー」で大会を締めくくった。
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えー、やはりこの私クワトロと言えば、新年一発目のネタは当然プロレス・格闘技ネタということで!(^.^)
まず大晦日の両国で猪木さん率いるIGFのメイン、小川さんVS藤田さんについて…
この試合の結末については、ヤフコメではボロクソに、2ちゃんのプロレス板なんかでは、実際にどういうアングルだったのかについて議論があったりした…
ヤフコメに代表されるように、多くの意見としては、
「どちらが勝つのか負けるのかをハッキリさせろ!」
「もうIGFは見ない!」
「猪木(さん)のやることは時代遅れだ!」
という論調・意見が多かった…
が、この私からすれば、
プロレスにスポーツライクな勝ち負けなんて期待する方がそもそも間違いじゃねえかと!(苦笑)
そもそも猪木さんは予定調和で終わるのが大嫌いで、いつも客の裏をかいてやろうとしてるんだから…
(最初のIWGPの舌出し失神事件からしてそうじゃん!)
それが平成オーナー時代の新日ではウケなくて(苦笑)、で、頭にきて株売っぱらって自分のIGFを立ち上げたんだから(笑)、そこで何をしようが猪木さんの自由なんだから…
大男達がリングの上で『ぶっ殺してやる』っていう戦いがあればイイって猪木さんは言ってて、正しくそれだったんだからイイじゃねえか!
スポーツライクなのが観たいんだったら他団体を見ればイイのであって、この後に書くけど、今現在の新日で、棚橋選手とオカダ選手、どっちが勝つのかっていうトコで、プロレスの勝敗妄想を楽しんでればイイ…
けどそうじゃなくて、俺ら昭和のプロレスファン、猪木信者からすれば、時代遅れだろうが何だろうが、あのハチャメチャぶりがイイのであってね。
だって、この年末年始にみんな下のダイハツのCM観ただろう?
猪木さんは今もって知名度抜群の、真のスーパースターなんだよ!(笑)
だから、その猪木さんが自分のトコで何しようが文句言うなって!
猪木さんの言うとおり、嫌なら観なきゃイイじゃねえか!(`´)
IGFはもう観ないとかいう連中の多くは、どうせBSフジを観て文句たれてる連中が殆どだろ?
タダで観てるクセに文句言うなよ、この野郎!(`´)
ちなみにこの私は別に今更、小川さんと藤田さん、どっちが強いかなんて興味無いね!
個人的に小川さんが好きなんで、小川さんが久々にリングに上がる…それだけで充分だった!
小川さん、藤田さん、両者共、総合のリングにも上がって一定の結果を出した“プロレスラー”で、その2人がプロレスのリングで相対する…それだけでも満足だけどね。
綺麗に勝敗付けるんだったら総合ルールでやればイイだけの話であって、今回はあくまでプロレスルール…
総合もどきのプロレスとか、そういうアホなこと言ってる奴も居るけど、そうじゃなくて、総合とかプロレスとか、そういうのに関係無く、“闘い”、あるいは“怒”が一番大事だった…
だからあの終わり方はアングルなのか?それともどちらかがブック破りを敢行したのか?
真相は定かではない…
(私が思うに、全部アングルだと思う…)
そういうのを全て飲み込んだ上で語るのがホンモノのプロレス道であってね…
それが判らない連中は、スポーツライクな結果を期待するライトなプロレスファンは、この私からすれば偽物のプロレスファンであり、プロレスの何たるかを全く判ってない連中ということになるね!(`´)
私は猪木さんの演出する、あの混沌、不穏な空気、好きだねえ~!(^v^)
ああいうのを全て受け入れられるからこそ、私は“ホンモノのプロレスファン”を堂々と自称出来るな!ああ。
次に、昨日の新日ドーム大会の方ね…
まず桜庭さんと中邑選手の結果は予想通りなんで、いい意味で特に何も無いね。(^.^)
この私がいつも言ってるように、やっぱり“プロ”の“レスリング”なんだから、きっちりとグラウンドの攻防で魅せれるってことは凄く大事!
いきなりドタンバタンのプロレスはもう沢山!(--〆)
今の若い、ライトなプロレスファンの多くは、すぐ盛り上がったりすることを望みがちだけど、そうじゃなくて、やっぱりゴング鳴って暫くは、プロのレスラーが繰り出すグラウンドの攻防をじっと観るというのが正統派なのプロレスの見方であってね…
そういう意味で、藤波さんのグラウンドの攻防なんて私は凄く好きだね!(^v^)
おっと、話がそれてしまったけど、後述の棚橋選手の路線でまだ行くんだったら、中邑選手には闘いのあるプロレスをしっかりと魅せて欲しい!
だから…
クネクネ辞めて!(爆)
で、最後にメインの棚橋選手VSオカダ選手の結末だけど、これも予想通りで、団体の方向性としては、まだ棚橋選手の安定感で行きたいんだなということが判った…
棚橋選手のスタイル、個人的には嫌いだけど、それでもここ数年の新日を支えていることは紛れもない事実であって、その点についてはちゃんとこの私も認めてる…
ハッピーエンドをみんなが期待するなら、それはそれで仕方無いね。(+_+)
本当はさ、昨日のドームに猪木さんを呼ぶって木谷会長さんも言ってはずなのに、結局実現しなかったね…
なんか昨年末発売の週刊プレイボーイで猪木さんと棚橋選手が対談したらしいけど、一体どんな中身だったんだろうね…
猪木イズムとは正反対の道を走る現IWGPチャンプの棚橋選手…
二股掛けてフッた女に背中刺されたことは、もう無かったことになってるらしいな。(爆)
ま、この私は猪木さんの描く世界が好きで、現在の新日ファンの多くを占めるライトなプロレスファン層は、棚橋選手のスタイルを支持しているという現実…
私は数年前から猪木さんのIGFと新日は絡むべきだと何度も言ってきたけど、どうやらそれを求める人は少ないらしいね…
残念だけど、今の新日の多くのファン層がそれを望まないのであれば仕方ないね。(>_<)
大晦日のプロレス・格闘技が地上波から消えてしまったのは残念だけど、新日を中心に、今年はより対世間を意識していって欲しいね!
一番スゲエのはプロレスなんだから!(^v^)
by 中邑選手