時事通信 11月3日(日)21時52分配信
プロ野球の日本シリーズは3日、日本製紙クリネックススタジアム宮城で第7戦が行われ、パ・リーグ優勝の楽天がセ・リーグを制した巨人を3―0で破り、対戦成績を4勝3敗とし、球団創設9年目で初の日本一に輝いた。
星野仙一監督は中日、阪神の監督時代を含め、4度目の日本シリーズで初めて頂点に立った。
楽天は2009年以来2度目の出場となったクライマックスシリーズを初めて勝ち抜き、日本シリーズでは9連覇した1973年以来となる連続日本一を狙った巨人との戦いを制した。
最高殊勲選手(MVP)には、楽天の美馬が選ばれた。
『初の頂点に歓喜一色 被災地から「まるで夢のよう」「ありがとう」』
スタンドを埋め尽くしたファンが抱き合い、喜びに沸いた。東日本大震災の被災地の期待を背負った楽天が3日、初の日本一に上り詰めた。「まるで夢のよう」「ありがとう」。球団創設から9年。地元・仙台で悲願を達成し、雨の球場は興奮に包まれた。
楽天が先制し、その後に追加点を挙げると楽天ファンは総立ちに。エース田中将大投手が最後の打者から三振を奪うと、球場に大歓声が響いた。
楽天のユニホームで応援した仙台市の主婦野村敏子さん(57)は「被災地に勇気と感動をくれたことに感謝でいっぱい」と涙を拭い、仙台市の小野寺文隆さん(70)も「9年前、こんな光景を想像できた人は誰もいない。まるで夢を見ているようだ」と喜んだ。
被災地支援に取り組んできたという埼玉県羽生市の会社役員平岡勝治さん(48)は「楽天が勝つたびに東北が元気づいていくのが伝わった。復興の弾みになるのでは」。
震災で大きな被害が出た宮城県石巻市の集会施設ではパブリックビューイングを実施。パート伊藤智美さん(45)は「震災後、楽天を応援することで元気になっていった。ありがとうと言いたい」と声を詰まらせた。
宮城県南三陸町では被災した30店舗でつくる仮設の「南三陸さんさん商店街」に約60人が詰めかけた。経営していたクリーニング店が津波で流された三浦達也さん(45)は「心の片隅にいつも震災の光景がある。楽天が勝ち続けることが励みだった」と目を赤くした。
銀次選手の古里、岩手県普代村の公民館では、銀次選手の祖父畠山保男さん(66)が星野仙一監督の胴上げに合わせて「万歳」と両手を挙げ、「最高の孫。よくやってくれた」と涙を流した。
中学校の2年先輩で、捕手だった銀次選手とバッテリーを組んだ村職員前川正樹さん(28)は「ここまでの選手になるなんて」と脱帽。銀次選手は「自分は野球でしか(東北に)恩返しできない」と言っていたといい、「これ以上ない形で返してくれた」と感無量の様子だった。
この日、球場に隣接する仙台市陸上競技場が無料開放され、1万人以上が特設モニターで試合の行方を見守った。
----------------------------------------------
いや、もう本当に凄い日本シリーズだったね…
こんな凄い日本シリーズ、後にも先にも二度と無いだろうね!^^;
さすがに仕事もあるから試合開始直後から…とはならなかったけど、それでもこの日本シリーズ、全部観たよ!(^.^)
ガキの頃に巨人ファンだった以来、30年ぶり位じゃないのかな?日本シリーズをずっと観たのって…
それもこれも、被災地の希望の星であり象徴でもある楽天の初優勝が掛かったからこそ!
しかも相手が大好きな原監督率いる巨人であり、王者の巨人だからこそ!
だから来年以降、日本シリーズに熱中するなんてことはもう無いだろう…
以前にも書いたけど、個人的にはどっちが勝っても良かった!
このシリーズが始まる前はね、サッカーの「ドーハの悲劇」じゃないけど、
「あと一歩で日本一を逃した…」
「勝負の世界はやっぱり厳しい…」
で終わればイイんじゃないのかなと思ってた…
けど、シリーズが始まって気付いたら楽天を応援している自分が居たね。^^;
今は青森に住んでるけど、このワタスだって
3.11の時は仙台に住んでたし、被災したよ…
震度6強を2度くらったよ!何日も電気も水道も止まってたんだよ!
食料の入手だってガソリンの入手だって苦労したんだよ!
そんな被災地では、たとえ娯楽であっても、楽天の活躍が被災地・被災者の希望になり、そして勇気を与えてくれる存在だったんだよ!
(ベガルタ仙台もって言いたいけど、やっぱりワタスより年配の方々はサッカーより野球だからね…)
悪いけど楽天とそれ以外の他球団とでは背負う期待が全然違った…
とはいえ、そこはやっぱり勝負の世界だから、震災の年に即優勝出来る程甘くはなかった…
けど…
けど、今年やっと優勝することが出来た!(^^)/
長く仙台に住み、そして被災した人間の一人として、今日の楽天の優勝は本当に嬉しかったね!
ここで私は一つ、お詫びしなければならないことがある…
それは星野監督に対してだ!
(もちろん直接会ったことなんてない!)
以前のみんカラ時代、北京五輪で野球の日本代表監督だった星野さんの采配をボロクソにけなしたことがあった…
お友達内閣は辞めろとか色々言ってね。勿論それは真剣に日本代表を応援したからこそ!
けど、今日の優勝インタビューでの星野監督の最後の発言…
「いや、もう三回、メッセージを言うチャンスがありましたからね。言い尽くしましたけど。でもやはり私は就任当時、あの大震災で苦労なさっているみなさんを見ると、日本一になって、みんなを癒やしてあげたい、それしかないと信じて、この3年間、戦ってきました。まだまだ被災者のみなさん、ご苦労をなさってます。ほんの少しでも、雀の涙でも、癒やしてあげられたらといつも考えていました。ありがとうー」
こんな時でも自己満足に陥ることなく、何回も選手を褒め、そして最後の最後まで被災者の方々を気遣った監督の言葉に胸が熱くなった…
同時に、ブログ上とはいえ、監督のことをボロクソに書いた自分を本当に恥じた!
改めてこの場を借り、星野監督に心よりお詫び申し上げます。
監督、ゴメンナサイ!これからは原監督と同じ位、好きになります!^^;
ということで、今年の日本シリーズ、楽しかったよ!
WBCとかサッカーのA代表戦と違って、国を背負う戦いとかではないものの、純粋にスポーツを楽しむってこういうことなのかなって!^^;
正直、サッカーを本格的に観始めてからはプロ野球を見下してた…
たった6球団×2の、狭い世界での勝ち負けの何が面白いのかと!
Jリーグで言う、J1とJ2のような入れ替え戦も無い、マンネリ化した“ぬるい”戦いなんて意味が無いってね…
WBCのように国を背負う戦いになれば私の中のナショナリズムが燃えてメチャメチャ応援したけど(笑)、今年のWBCは事前の出る出ないのゴタゴタでアホらしくなってそれすら観なかった。
だからサッカーの方が何においても上だとしか思わなくなったし、野球に対して凄く冷めてた…
けど、そんなワタスがこの日本シリーズ、7戦全部夢中で観てしまうなんてね!^^;
楽しみ方には色々あるんだなと、改めて気付かされたよ、うん!
歴史に残るであろうこの日本シリーズ、最高だった!(^^)/
※追記
【巨人】原監督潔し「心よりおめでとう」
日刊スポーツ 11月3日(日)23時59分配信
<コナミ日本シリーズ2013:楽天3-0巨人>◇第7戦◇3日◇Kスタ宮城
巨人原辰徳監督(55)は潔かった。敗戦し、楽天の優勝が決まったが、相手をたたえ、拍手を贈った。
「復興の象徴である楽天イーグルスと、尊敬する先輩である星野監督と、日本シリーズを戦ったというのは感慨深いものがあります。楽天に日本一を譲りましたが、心よりおめでとうございます、と言いたい」と話した。
大好きな原監督のコメントも!
そう簡単には獲らせない、王者の意地も素晴らしかったよね!(^^)/
Posted at 2013/11/03 23:39:21 | |
トラックバック(0) |
スポーツ全般 | スポーツ