すべてがＦになる車たち

ミステリ好きな私ですが，好きな作家の一人に，森博嗣さんがいらっしゃいます．
その森さんの原作になる「すべてがＦになる」がドラマ化されたので，見てみました．

このドラマ，国立大学工学部の学生，西之園萌絵とその指導教官，犀川創平の二人が主人公として登場するのですが，この西之園さん，女子学生としては珍しく，大の車好き... というかエンジンマニアという設定です．
原作での彼女の愛車は，赤いアルファロメオの２シーター（4,000ccとか言ってますが，車種不明，後にポルシェ・ボクスターに箱替え）．
まさか４Ｃということはないでしょうが，いったいどんな車に乗っているのだろう，と興味津々で見てみると...


　(C) フジテレビ

この通り，フェアレディＺ．
しかも一世代前のZ33ですね．
スポンサーが日産なのでアルファロメオは無理としても，せめて最新型くらいは...

しかも，エンブレムが付け替えられています．
画像では分かりにくいですが，テレビでちょっと見た限りでは，トヨタ？と思わせるデザインでした．
なぜ，こんな手の込んだことになったのでしょうね．
われわれ素人には想像も付かない，大人の事情ってやつでしょうか．


こうなると犀川先生の車も気になりますが（原作では，白いシビック → からし色のルノー）...


　(C) フジテレビ

えーと，これは旧式のゴルフですかね．
車には無頓着な犀川先生らしい（車の色も「自分が座席に座ったら見えないから問題ない」）といえばそうですが，これもエンブレムが変えられています．
ぱっと見，アウトビアンキっぽいですが，こちらはスポンサーへの配慮でしょうか．



なんて考えているうちに，謎解きは終わってしまったのでした．（笑

いずれにせよフランス車乗りとしては，原作どおり，からし色のルノーに乗っている犀川先生が見てみたいものです．