ベイダー卿　月次報告#13（2021年4月）

総走行距離：24,492km
4月分走行距離：1,354km
4月分燃費：20.4km/L







【ディーゼルエンジンで感じる季節】

ベイダー卿で，十数年ぶりにディーゼルエンジンに戻ってきたわけですが，ディーゼル車ならではの季節感ってものを思い出しました．
それは，冷間始動時の予熱．

ディーゼルエンジンでは空気の圧縮熱による自然着火を利用しているため，混合気の温度が低い場合はエンジンがかかりにくくなります．
なので，外気温が低い場合にはグロープラグなどの余熱装置で空気を強制的に温めて，始動性を良くすることが一般的です．


出典：プジョー湘南藤沢

↑のサイン，ディーゼルエンジン固有の表示で，予熱の目安として使います．
スイッチを入れると，サイン点灯＆予熱開始．
十分に熱くなったら表示が消えるので，それを待ってからセルモータを回すという手順が必要です．
ちなみにこのサイン，昔の予熱装置にニクロム線を使っていたことの名残だとか．

昔はこのサインの点灯〜消灯を見ながらセルモータを回していたのですが，最近のディーゼル車は予熱も自動的にやってくれるので，ドライバは何も気にせず，STARTボタンを押すだけで済みます．
でも予熱の時間が必要なのは今も同様なので，予熱中の数秒，このサインが点灯した状態でエンジン始動を待つわけです．

で，冬期は，STARTボタンを押してからセルモータが回りだすまでに数秒かかっていたのが，最近は朝一番でも，ほとんど瞬時にエンジンがかかるようになったのでした．
ディーゼル車乗りは，予熱サインが点かなくなることで春を感じるという，風流な話でした．




ちなみに，昔の癖が抜けきらず，予熱の間もずっとSTARTボタンを押し続けなきゃいけないと勘違いしていたのは，ナイショ．
取説，ちゃんと読みましょうね．

さらにちなみに，ブレーキペダルを踏まずにSTARTボタンを押すと，
「ブレーキペダル踏めや，ゴルァ」と怒られますが，
予熱中，エンジンがかかる前にブレーキペダルから足を離してしまっても，怒られます．
ブレーキペダルは最後まで．