
昨日は出張先から直帰だったので,これ幸いと途中のMAZDAディーラでアクセラを眺めていたところ,営業マンがわざわざ外に出てきてくれました.
最近,屋内の展示車を見ていてもスルーされることが多いので,気持ちの良い対応です.
(と言うか,単に怪しいおっさんだったから?)
さらには,「乗ってみますか?」
とも言ってもらったので,買う気も無いのに,あっさりうなずいてしまいました.(汗
※ 写真はすべて,MAZDAのWebサイトからの借用です.
ちなみに,このブログを書くまで,「SKYACTIVE」だと思っていたのは,内緒だ.
試乗したのは,アクセラ SPORT XD(2.2L ターボディーゼル,6MT)です.
マツダのディーゼルは,今から10年以上前にMPVで経験済みですが,さすがに隔世の感が強いですね.
ただ試乗レポートなどでたまに,
「アイドリングでは,言われなければディーゼルとは気付かない」
といった表現を目にしますが,さすがにこれは言い過ぎだろう,という感じです.
カラカラカラ…と,軽やかではありますが確かにガソリンエンジンではありえない音と振動が伝わってきます.
しかし,昔のディーゼルとはまったく別物と断言でき,普通に乗る分には問題無いでしょう.
早速,スタートさせると…
さすがは最大42kg・mの巨大なトルクを発生させるエンジンだけあって,アクセルペダルをほとんど踏み込まなくても,スルスルと,騒音も黒煙も発することなく(今では常識?),加速してゆきます.
発進/停止がそれほど頻繁でなければ,この巨大なトルク任せで,3速に入れ放しでも,十分に流れに乗れる感じです.
また,以前のディーゼルでは,中速域以降ではトルク感が意外と感じられず,回転数が上がっても騒音だけが猛々しくなってゆく感覚がありましたが,
(高速道路の合流や追い越し加速で苦労しました...)
新しいディーゼルでは,この焦燥感が皆無です.
踏んだだけ加速するディーゼルって,実に気持ち良いですね!
当然,シフトダウン時のエンジンブレーキも強力に効きます(最近の車は,2~3段落とさないと,エンブレが効かないことが多い).
シフト時のアクセルワークに慣れれば,より快適に運転できるでしょう.
6速MTともあいまって,久しぶりに自分が車をコントロールしている気になりました.
つまり,
楽をしようと思えば徹底的にズボラな運転ができるが,積極的に車を制御することも可能
なエンジンですね.
これだけのエンジンで,燃費が20km/Lを超えるのですから,もしこれの小型化が可能となったら,ハイブリッド化を推進するメーカには,大きな脅威になることでしょう.
(
サンナナさんのご指摘どおり)
と,エンジンについてはほぼ文句は無いのですが,その他は…
やはりディーゼル化による重量増加のためか,
フロントのヘビー感は否めません.
ステアリングを切ると,一瞬間があってから回頭する感覚が抜け切れませんでした.
このあたりの俊敏性を求めるために,18インチのタイヤが標準装備となっているのかもしれませんが,それゆえ,このタイヤのネガティブな部分もクローズアップされたように感じます.
少し大きな段差を越えた際の振動の押さえ込み方が,急激というか不自然というか.うまく表現できませんが,
しなやかさが不足した感覚があります.
より快適な走行のためには,路面状況を意識しながらアクセルワーク,ブレーキングを行う必要がありそうです.
あとは,アクセラでディーゼルエンジンを選ぶと,
最上級グレードしか選べないところもちょっぴり疑問です.
衝突防止などの安全装置はとにかく,サンルーフやパワーシート(メモリ機能が無いので,使い勝手は?),Boseのサウンドシステムなどはオプションで選べるようにしてもよさそうに思います.
と好き勝手を書きましたが,所詮は素人のたわごとです.
まったく異なる感覚を持たれる方もいらっしゃるでしょうが,良くできた車であることは間違いありません.
ディーゼルエンジンの更なる小型軽量化など,将来が楽しみな車です.
(HUD,カッコイイのですが,これがあるのならばメーターパネル内の速度表示は,アナログでも良いのでは?)
個人的には,このエンジンを載せた4WDのアクセラが見てみたいものです.
Posted at 2014/04/25 12:44:56 | |
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