
イギリスの映画俳優,ショーン・コネリーさんが亡くなられました.
007ジェームズ・ボンド役があまりにも有名ですが,その他にも実に渋く,存在感のある演技が光っていました.
(トップ画:(C) United Artists Corporations)
そんな多くの作品の中でも,個人的には,"インディ・ジョーンズ / 最後の聖戦"でのインディの父親,ヘンリー役が最高に気に入っています.
学究の徒でありながら人間臭い部分もあり,ユーモアのセンスも抜群,敵に捕らえられても自己の信念は貫き通す,
完全にシビれてしまいました.
(C) Paramount Pictures Corporation
そんなヘンリーの,大好きなセリフが二つあります.
両方ともラスト近くですが,
◼️ 崖っぷちにぶら下がりながら,もう少しで聖杯に手が届きそうな息子,インディに対して
"Indiana... let it go."
今まで「ジュニア」としか呼ばなかった息子に対して,初めて「インディアナ....」と呼びかける.
過去の確執が完全に氷解し,親子の心が通い合った瞬間ですね.
◼️ 本当にラスト,「お父さんは何を見つけたの?」と尋ねるインディに対して
"Me? Illumination."
聖書に
「私は世の光です。もし私に従うのなら、もう決して闇の中を歩む必要はありません」
by Jesus
とあるように,西洋の方々にとっては,「光」というものは特別な存在なのだそうです.
このセリフ,生きるのに必要な根幹をしっかり見極めたという感じでしょうか.
もう迷わない,重い言葉です.
ところでアメリカのミステリだったかで読んだ記憶があるのですが,
「世の中で禿げ頭が似合うのは,S.コネリーだけ」
だそうな.
ちなみにコネリー氏,"インディ・ジョーンズ"出演時は,今の自分と同年代だったとか.
「人類皆平等」なんて大嘘だぁ!
ところでジェームズ・ボンドといえば,みんカラ的にはこちらを避けて通るわけにはゆきません.

アストンマーティン DB5
今の時代でも決して色あせること無く,ほかの追従を許さない重厚感と孤高の存在.
F様とかP様とかは運転するのもためらわれますが,これは欲しい!
また,ボンドカーとしては色々なカラクリが装備されていますが,どれが欲しいと聞かれたら
これ!
「運転手さーん,交差点の先で左に寄せて止まってくださーい」
「え,クルマ間違えてんじゃないの?
かっ飛んでったのは八王子ナンバー,自分のは湘南ナンバー」
DB5がそんなに走ってるかっちゅーの!
(DB5:(C) Car Watch)
Rest in peace, Sir Thomas Sean Connery.
Posted at 2020/11/08 21:20:39 | |
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