
中国メディア・南方網は4月28日、中国人観光客にとって人気の渡航先となっている日本について、公共スペースにおける「母子向け設備」が充実していることも魅力の1つであるとする記事を掲載した。
記事は、「子どもと一緒に旅行しようと思うと、お世話や安全の問題などが頭を悩ませる問題になる。では、親子で日本に行くことの魅力はどこにあるか」としたうえで、地理的な近さ、安全な社会環境、清潔な衛生環境を挙げた。そして、もう1つの大きな魅力として「母子向け設備が充実している」点があるとし、日本の公共スペースにおける母子向け設備の普及率が非常に高く、その使い勝手の良さも評判であると紹介した。
記事は、日本ではサービス業が発展しており、弱者に対する高いサービス意識があることから、高齢者、患者、障がい者、妊産婦への労りを重視しているとその背景について説明。このため、公園や駅、さらには商業施設や観光スポットなど、いたるところで「母子室」を見つけることがでいるとしている。
さらに、母子室にはゴミ箱、洗面台、おむつ交換台、消毒器、石鹸、ミルク作製ようの温水器などありとあらゆるものが揃っていると紹介。設備に加えて、各種の説明書きもついており、「人本位のデザインが表されている」と評した。また、男子トイレの一部にも同じような設備があり、父子による外出への配慮もなされていることを挙げ「非常にやさしいではないか」とした。
そして、「きれいで使いやすい母子室によって小さな子を持つママたちから絶賛の声が絶えない」、「よそに比べて、高品質なサービスが、多くの親子を日本に呼び込んでいるのである」と締めくくった。
小さな子どもを持つようになると、「何かあった時のこと」を考えたり、騒いで他人に迷惑かけることを心配したりして、旅行や外出をしにくくなりがちだ。しかし、外出先の子どもむけ設備が充実していることによって、心理的な負担は大きく軽減される。以前中国で、路上で幼い子に大小便をさせる親が大きな問題として取り上げられたことがあった。もちろんモラルの問題もあるかもしれないが、同時に子連れの外出者に対する設備面での配慮が不足しているという背景もあるのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF) :サーチナ 2016-05-02 07:39
Posted at 2016/11/11 19:28:20 | |
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