
レストランを星の数で格付けするミシュランガイドに掲載されることは店側にとっては大きな名誉だ。中国人は食べることが大好きであるためか、日本旅行の際に星を獲得したレストランで食事をしたいと願う中国人は多い。
中国メディアの一点資訊はこのほど、日本を訪れ、ミシュランガイド掲載店を訪れた中国人旅行客の手記を掲載した。同中国人は言葉が通じないために旅行前に予約を入れることができなかったものの、日本滞在中に予約に成功、「本場神戸で神戸牛を食べることができた」と喜びを示した。
旅行をするにあたっては予め大まかな計画を立てておく人は多いだろう。だが、外国人が海外から日本のレストランの予約をするには言葉の問題もあるためハードルが高いのが現実だ。同中国人もやむなく日本に着いてから予約したようだが、意外なことに日本の多くのミシュランガイド掲載店は当日または1-2日前という急な予定でも予約を入れられることが分かったという。なかには予約なしでも並べば利用できる店もあったとしている。
筆者が向かったのは、神戸市にある鉄板焼きで神戸牛を楽しめる店だ。同レストランでは中国語と英語のメニューがあったため、日本語のできない中国人も不自由しなかったようだ。中国人が頼んだのは分厚い神戸牛だ。数多くの写真とともに、その味わいについて「噛むと肉の油がにじみ出てきて、最高にうまかった」、「とろけるような舌触り」などと回想しており、日本が世界に誇る神戸牛に心から感動した様子が見て取れる。
また、客の目の前で焼き上げるコックは、無駄なパフォーマンスをせず、淡々と手ぎわよく焼いていたと振り返っているが、これは職人意識の高さの表れと言えよう。ミシュランガイドの評価は、食事そのものだけではなく、店の内装や雰囲気、快適さ、サービスなどにまで及ぶという。日本に多くの星獲得店があるというのは、日本のレストランのレベルの高さを表すものだ。
筆者は「本場である神戸で神戸牛を堪能した」と大きな喜びを示しているが、それは神戸牛が中国でも広く知られ、高いブランドを構築しているからだ。神戸牛をはじめ、日本のブランド牛肉を食べれば、その味の虜になるのは理解できるが、中国ではあまりの人気ぶりに神戸牛の密輸や、普通の牛肉を神戸牛であると偽って客に提供するという問題も生じている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
:サーチナ
2016-09-08 11:15
Posted at 2016/12/23 07:04:09 | |
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