
日本人と中国人は、外見こそ似ているが、考え方や習慣は大きく違っている。それゆえ、中国人からすれば日本人の考え方や習慣は、「非常に独特」に見えるようだ。
中国メディアの網易教育はこのほど、ヨーロッパの宣教師『ルイス・フロイス』が記した400年以上前の、日本を紹介する「日本史」の資料をもとに、当時の日本人と、現代の日本人を比較する記事を掲載した。
ルイス・フロイスは安土桃山時代に、織田信長をはじめとする、日本史の英雄たちと会見をした経験を持ち、「日本史」と呼ばれるイエズス会の、布教活動の記録を残した人物だ。この記録は当時の日本の姿を、知ることができる貴重な資料だが、記事は「西洋人から見た、当時の日本の風土や人間模様には、現代の日本人にも見られる共通点があり、非常に興味深い」として紹介している。
続けて、約400年の時を経て、日本人の生活環境や生活様式は大きく変化しても、日本人の意識や考え方は、多くの点でほぼ変化していないと記述。たとえば、ルイス・フロイスの記録では、「西洋人は良い衣服を外に着るのに対し、日本人は良いものは内側に着る」とし、日本人のひけらかすことを嫌う、性格は現代も続いており、現代の日本人は日常会話でも、「自分の家柄や功績を自慢する人は少なく、ひけらかすことを嫌うのは同じ」とした。
また、昔の日本人と、現代の日本人で変わっていないこととして、「日本人は、贈り物をすることが少ない」と紹介。中国人にとって贈り物は、「相手に対しての親密さを示す」ものだが、日本では親密さよりも「礼儀」を表すものとした。「お歳暮やお中元、訪問先への手土産などの品物を、どの店で何を買うがとても重要」だが、日本人は普段は、ほとんど贈り物をしないとし、それは相手に気を遣わせてしまうためではないかと論じた。
そのほかにも記事は、日本人は「昔から清潔好きで、礼儀正しかった」とし、現代において広く認知されている、日本人の性格や特徴は、「400年以上前には、すでに形成されていたことがわかる」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)amenohi /123RF 第 59 回信長祭で、浅井三姉妹の1人とルイス・フロイスに扮した参加者) サーチナ 2017-09-28 12:42
Posted at 2018/02/21 14:01:06 | |
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