1990年前後、デートカーの代名詞だった5代目「シルビア(S13)」。あのころ彼女たちはこのクルマをどのように見ていたのでしょうか。女子ウケが抜群に良かったその理由とは。
「デートカー」の代名詞
1980年代後半から90年代に青春時代を送った若者にとって、クルマは恋愛の必須アイテムでした。「オレ、クルマ出すよ」とか、「送っていこうか?」などといった言葉が、現在では信じられないくらい威力を持っていたものです。週末のドライブデートを夢見て、コツコツとローンを払いながら手に入れる若者の憧れのクルマ、いわゆる「デートカー」の代表モデルのひとつが、日産「シルビア(S13)」でしょう。
5代目 「シルビア(S13) 」は、プロジェクター・ライトを採用する、すっきりしたフロントフェイスと流麗なラインを誇る、おしゃれな2ドア・クーペ(日産では「スペシャリティカー』と表現)へと、フルモデルチェンジして、1988(昭和63)年に登場しました。
リトラクタブル・ライトを備える、4代目「シルビア(S12)」からガラリと変わったデザイン性の高さは、同年の「グッドデザイン大賞」や、「1988~1989年日本カー・オブ・ザ・イヤー」受賞という実績でも証明されています。また、低めの車高と「暑苦しくない外見」で、女子たちにも高い評価を受けたものです。
2017.08.11 下高井戸ユキ(ライター)
販売期間
1988年5月 - 1993年10月(生産終了)
乗車定員
4人
ボディタイプ
2ドアクーペ
2ドアコンバーチブル
エンジン
CA18DE 直4 1.8L NA
CA18DET 直4 1.8L ターボ
SR20DE 直4 2.0L NA
SR20DET 直4 2.0L ターボ
最高出力
135PS/6,400rpm(CA18DE)
175PS/6,400rpm(CA18DET)
140PS/6,400rpm(SR20DE)
205PS/6,000rpm(SR20DET)
最大トルク
16.2kgf·m/5,200rpm(CA18DE)
23.0kgf·m/4,000rpm(CA18DET)
18.2kgf·m/4,800rpm(SR20DE)
28.0kgf·m/4,000rpm(SR20DET)
駆動方式
FR
変速機
4速AT/5速MT
サスペンション
前:ストラットコイル
後:マルチリンクコイル
全長
4,470mm
全幅
1,690mm
全高
1,290mm
ホイールベース
2,475mm
車両重量
1,120kg
ブレーキ
前:ベンチレーテッドディスク
後:ディスク
データモデル
1.8 K's 5MT(前期型)
Posted at 2018/03/27 13:16:57 | |
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