昨日はスポーツにおける監督の資質を考えさせられる出来事が二つありました。
一つは現読売巨人軍監督、原辰徳氏の発言です。
こちらの記事を見ると、11日の巨人 - ロッテ戦において李選手の本塁打が小関選手の三塁踏み忘れ(とロッテ今江選手のアピールが認められた形)により取り消された事に対して、
再試合を要求しているということですが、このヒト、野球に関するルールを知らないと見えます。
プロ野球において、再試合を要求できる場合はあるにはあります。例えば、今年 6 月 1 日に横浜ベイスターズがおこなった
提訴試合の申し入れです。
今回の場合も、提訴試合を申し入れる事は可能でした(受け入れられるかはまた別の話。というよりも、審判のミスジャッジが原因で提訴が受け入れられた試しはありません)。
しかし、提訴を申し入れる事ができるのは、
公認野球規則4・19(提訴試合)
審判員の裁定が本規則に違反するものとして、監督が審議を請求するときは、各リーグは試合提訴の手続に関する規則を適用しなければならない。審判員の判断に基づく裁定については、どのような提訴も許されない。提訴試合では、リーグ会長の裁定が最終のものとなる。
審判員の裁定が本規則に違反するとの結論が出た場合であっても、リーグ会長において、その違反のために提訴チームが勝つ機会を失ったものと判断しない限り、試合のやり直しが命ぜられることはない。
【原注】 監督が試合を提訴するには、提訴の対象となったプレイが生じたときから投手が次の一球を投じるか、また、たとえ投球しなくてもその前にプレイをしたりプレイを企てるまでに、その旨を審判員に通告していない限り、提訴は認められない。
試合終了のときに生じたプレイについて提訴するときは、翌日の正午までにリーグ事務局に申し出ればよい。
の規則にもあるように、次のプレイが始まる前でなければなりません。こんな規則を知らないで "尊敬できるボビー・バレンタイン監督なら、私の気持ちも伝わると信じています" などといっているのですから、呆れるほかありません。
もう一つはいわんでも分かりますよね。えぇ、サッカー日本代表監督、ジーコ氏の事です。
相手がロングボールの放り込みで攻めてきたときの対処法も知らないヒトが、なぜ代表監督をやっているんですか? 日本 - オーストラリア戦の結果は、そのまま監督の差といっていいと思います。
これについては責任はジーコ氏本人だけでなく、ジーコ氏を監督に指名し、この四年間周囲の度重なる批判に耳を貸さなかった日本サッカー協会・川淵会長や、むやみにジーコ氏を祭り上げたマスコミ各社にも責任はあると思います。
もうさ、
選手として有名だったから監督に据えるなんて事止めようよ。
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Posted at
2006/06/13 12:54:32