
退任会見時の
ジーコ監督の発言です。
外国の人のいう事を日本人通訳を通して聞くとちょっと分かり辛くなる事がありますので、翻訳し直してみました。
↓
選手がひ弱なんだから、俺様が監督やったって強くなるはずがない。
雰囲気伝わりましたか? www
このヒト、他の場所でも "プロ意識、持続力、勝ち抜く精神力に欠けている。何よりも、まだ成熟していない。4年前はそういった不足をホームの利点でカバーした" とか、"Jリーグの 10 年ほどの短い期間で、伝統ある欧州のレベルに持っていくのは無理" とか発言しています。
そう考えるのは自由ですが、ホントにそう思っているんなら何で代表監督を引き受けたんですか? 申し訳ないですけどこんな発言繰り返す人に監督の資格はないと思うし、日本サッカー協会が貴方に支払った年棒はどういう意味なのか、理解していますか?
サッカーでもそれ以外のスポーツでも、監督の質は成績を左右する大きな要素なのはもはや隠しようのない事実です。ダメチームが名監督を迎えて強くなった例はありますが、強いチームがダメ監督を迎えて更に強くなった例はありません(ボロカスになった例ならいくらでも ww)。
サッカーなら、別に世界各国のリーグの常勝監督の例を挙げなくても、例えば日本高校サッカー界にもいい例がありますよ。今年の正月の高校サッカー優勝校は滋賀県野洲高校ですが、ここは名門校でも何でもありません。が、見た事ある人なら分かると思いますけど、もの凄くわくわくするサッカーを展開して優勝しました(セクシーフットボールっていってましたね)。ちなみに監督さんはサッカー競技経験は
ありません。
サッカー以外に目を向けますと、アメリカの四大スポーツなど、すごくいい例になります。あそこの国のスポーツは、いい監督を見つけるとたとえそれがカレッジの監督であろうが、ハイスクールの監督であろうがプロリーグの監督に据えます。あの国はその辺りはホント徹底していて、アメリカンフットボールのキッキングコーチのある人など、本人のプレー経験はおろか、自らボールを蹴った事すらない人もいます(車椅子に乗っています)。
そして、アメリカのプロリーグのスター選手は、ほとんど監督という職業を選択する事はありません。彼らは選手としての才能と監督としての才能が同じではない事をきちんと認識しています。
という事で、選手としての才能と監督としての才能が違うと分かっていない特殊事情のある日本だからこそ代表監督になれたジーコ氏ですが(だいたい彼はライセンス持っていませんから)、失敗するにはそれなりの理由がある訳です。
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Posted at
2006/06/27 17:44:56