2018年04月08日
シロートによる ND ロードスター試乗感想
昨日、デミオを車検のためにディーラーさんへ入庫しました。
見積もりが出るまで一時間くらいかかるということで、担当営業さんが「その間、何か乗ってみたいクルマはありますか?」と訊いてきました。
そんなことを訊かれたら、答えは一つしかありません。
『ロ、ロードスターお願いします』
……興奮のあまりどもってしまいました。
担当さん、にこやかに笑いながら「用意しますから少々お待ちください」と言い置き、外へ向かいました。
そんなこんなで ND ロードスターを運転する機会に恵まれましたので、忘れないうちに感想を書いておこうと思います。
乗ったのは 6EC-AT(S Special package)。
ドアを開けると、太めのサイドシルと同じくらいの高さにシートが控えています。アイポイントの低さも売りの一つになっているそうですが、乗り込むのは少し大変です。ちなみに、降りるのはもっと大変でした。駐車場などで隣にクルマがあってドアを全開にできない場合、かなり苦労をしそうです。
運転席は(コックピットとか表現するの恥ずかしい)敢えてと思いますがタイトになっています。シフトレバーやサイドブレーキのある部分は高く、ダッシュボードの奥行きは短く、ドア側も運転席のほうへ絞ってある感じ。
このせいで、僕はちょっと勘違いをしていました。
僕は普段シートポジションを合わせる際にはクラッチペダルを奥まで踏める場所を基準にしています。が、今回は AT モデルなので左足のフットレストに足を載せた状態でシートを合わせました。ら、アクセルペダルが遠い !! え? 足下の奥行きこんなにあるの? とビックリしてしまいました。
座面の上下を合わせられます、と言われたダイアルを廻すと、上がってくるのは座席の前部。僕のデミオではお尻の部分全体が持ち上がるので、ロードスターでもそうなるのかと思ったのですが違いました。
最近のマツダ車はステアリングの中心と体の中心線を合わせ、左右対称に足の位置を置けるようにしていますが、ロードスターでは左足のほうが中心に近く、右足はそれより外側に置くことになります。ちょっと違和感を感じてしまいました。
走り出しはスムーズ。1.5 L のエンジンが力不足を感じるという評論家が多かった気がしますが、街中を走るのに不満感はありません。
前方を見ると、ボンネットの左右が持ち上がって見えますが、そのおかげで車幅が確認しやすく感じます。昔。フェンダーミラーのクルマが運転しやすいと言われていたのはこういう事か、と思いながら運転していました。
屋根をオープンにした状態で運転していたのですが、A ピラーを左右につないでいる部分が視界にかかるのが少し気になります(クルマの形状から、しょうがないことだとは思います)。
それに較べて後方視界はムチャクチャいいです ww 何せ C ピラー無いですから。
僕の乗ったクルマには G-ベクタリングコントロールが搭載されていたそうですが、交差点のほかはゆるーいカーブしかなかったので、全然効果は分かりませんでした(僕が鈍いだけかもしれないけど)。
面白かったのは、自車の出すノイズよりも隣を走るクルマのタイヤノイズのほうが大きく聞こえること。隣に乗っていた営業担当さんも頷いていました。
今回の試乗では、人馬一体とはこういう事か、とは分かりませんでしたが、素直な挙動には感心させられました。これはハマってしまう人も多いことが頷けます。運転そのものが楽しく感じられるクルマではあります。
ただ、二人乗りというのが一番のネックで、家族のいる人間ではファーストチョイスにはなれないなぁ、二台目か、子供が独立した後の趣味のクルマになってしまうな、というのが残念な点と思います。
ホントは若い人がこういうクルマに乗れたらいいんでしょうけど。
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マツダ | 日記
Posted at
2018/04/08 21:41:12
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