先日のブログで、なぜか最後にちょこっと書いたシートについてのみ反応がありましたので、シートについて書いてみます。
いうまでもなくクルマに付属しているシートは一般向けにつくられています。といいましても使用するのは背の高い人から低い人、太った人からやせた人まで様々、万人全てが満足するシートをつくるのは大変難しいと思います。ベンチシートのようなホールドをあまり考えないシートであっても、座面の広さやヘッドレストの調整範囲など、考えなければならない所はあります。ましてやセミバケットシートともなればなおさらです。
また、シート一つに費用をかけていられない事情もあります。ずば抜けていいシートをつくっても、そのために車両本体価格が十万単位で跳ね上がれば、買ってくれる人も減ってしまいます。
そのあたりが、後付けのシートとは事情が異なる所です。こちらの場合は自分の体に合うもの、使用目的に合わせて選ぶ事ができますから、それだけ満足度は高くなります。また、プラシーボ効果も見逃せないでしょう。「このシートに xx 万かけたんだ」と思えば、それだけでいいものに思えても不思議ではありません。
後付けのバケットシートはホールドがきついので、正しい着座位置にしか許さないようになっているそうですが、その辺も万人向けにしなければならない(=少々着座位置がずれていても坐れてしまう)純正シートに較べて有利となるでしょう。
そう、ユーザーも座り心地の一因をつくっているのです。「純正シートは腰が痛くて」というヒト僕の周りにも居りますが、そのヒトの坐り方を見ると痛くなって当然な格好になってます。
だいたいにおいてお尻を座面の一番奥に寄せて坐っている人、少ないですね。たいていの人はお尻を前に出し気味にして、背骨が C の字になるような感じで坐っています。一度某道路公団関連のサイトで、高速道路を運転する元 F1 ドライバー・中島悟氏の写真を見た事がありますが、あの人も猫背で坐ってました。サイトつくってる人も困ったんでしょうね、その写真、わざと斜めに表示させて、どう坐ってるか分かり難くしてましたもの。
そんなワケで、まずは正しい着座位置を確認してみましょう。シートの文句をいうのはその後です。
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2005/11/29 20:39:36