2005年10月12日
僕のアクセラはグリーン税制の恩恵を受け、来年春の自動車税がおよそ半額になるはずなんですけど、このグリーン税制、どうも胡散臭くて納得がいかないんですよね。
低排出ガス認定制度のみで減税措置がとられていた頃はまだ分かりやすかったのですが、平成 16 年四月に改正になった、2010 年燃費基準が絡んでからアヤシくなってきたような気がします。この 2010 年燃費基準、車両重量別に目標基準値が決められているので、車重の軽いクルマよりも燃費が悪い車重の重いクルマに税制上の優遇措置がとられています。
本気で環境の事を考えるなら、少しでも環境に負荷をかけないほうに優遇措置がとられて然るべきと思うのですが、実際はそうなっていません。特に軽自動車については一部この税制の扱いから外されている部分さえあります。これでは、環境の事を考えているというよりも、クルマの買い換えを政府が進めているとしか思えません。この税制によって恩恵を受けるのは地球環境でもなければ我々消費者でもなく、自動車メーカーだという事は深く考えずとも分かります。
同時に改正された、新車登録から13年経過の自動車に課される重課措置をみても、買い換えの促進を図っていると認識できます。しかし思うのですが、少し燃費が悪いクルマを長い間乗っているのと、どんどん新しいクルマに乗り換えるのとで、使用するガソリンだけでなくクルマを造るのに使われる材料やエネルギーなど、すべて含めてどちらが環境に掛かる負荷が少ないのでしょうか。欧州などでは長い間使っているクルマに税制上の優遇措置があると聞きます。日本とは全く逆の考え方をしているようです。
税といえばガソリンにかかっている税も問題有りですよね。もともとガソリンに掛けている税は 1974 年に成立した租税特別措置法によって暫定的に 1 L あたり 53 円になっているのであって、本来は 28 円のはずなのに、一向に元に戻す気配もみられない。
つまりこの国は大口の顧客(税金納入者、個人法人を問わず)には甘い顔をして、その分を他から多少強引に回収してつじつまを合わせている、そのためには耳に心地いい、正論のような事をいっはいるがその実いっている本人はそんな事みじんも思っちゃいない、という事がよくわかりました。
(メ ̄o ̄)・∵.∵.∵.∵.
以上 グレートコセツが毒霧を吐いてみました。
Posted at 2005/10/12 19:55:56 | |
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