先日発表された
平成 17 年末に販売されていたガソリン乗用車の燃費ランキングを見てみました。
■乗用車(普通・小型)ランキング
1 ホンダ インサイト 5MT 36.0 km/L
2 トヨタ プリウス CVT 35.5 km/L
3 ホンダ シビックハイブリッド CVT 31.0 km/L
4 トヨタ ヴィッツ CVT 24.5 km/L
5 ホンダ フィット CVT 24.0 km/L
6 トヨタ ベルタ CVT 22.0 km/L
7 トヨタ パッソ 4AT 21.0 km/L
7 ダイハツ ブーン 4AT 21.0 km/L
7 ニッサン マーチ 5MT 21.0 km/L
10 ミツビシ コルト CVT 20.5 km/L
■乗用車(軽)ランキング
1 ダイハツ ミラ 5MT 30.5 km/L
2 ダイハツ エッセ 5MT 26.0 km/L
3 スズキ アルト 5MT 24.5 km/L
3 マツダ キャロル 5MT 24.5 km/L
5 スバル R1 CVT 24.0 km/L
5 スバル R2 CVT 24.0 km/L
7 スズキ ワゴンR 5MT 23.5 km/L
7 マツダ AZワゴン 5MT 23.5 km/L
9 ダイハツ ムーヴ 5MT 23.0 km/L
10 ミツビシ ミニカ 5MT 22.5 km/L
10 スズキ Kei 5MT 22.5 km/L
うーん、ハイブリッド車の 1-2-3 は当然として、ヴィッツとフィット、すごいですねぇ。軽自動車と較べても遜色ないもの。
しかし
前に書きましたけど、105.7 km/Lという燃費のクルマを一万台売ったメーカーに対して 2500 万ドルの賞金がかけられていますが、この数字と較べるとまだまだ、って感じですね。どうやってこの差を埋めていくのか,見所ではありますけど。
素人考えだと徹底して燃料消費効率を上げる,車体の画期的な軽量化 & エアロダイナミクスの再考、フリクションロスなどの "エネルギーの無駄遣い" を徹底して抑える、ハイブリッド車なら発電と仕事率の高効率化、くらいしか考えられませんけどねぇ。
ところで、
ハイブリッド車の新車に占める比率は2010年時点でも数%にとどまると見られているという話があります。現在の各メーカーの開発方針は、
可変技術と直噴技術にむけられているようです。
可変バルブタイミング機構の追求だけでも 10% の燃費向上が見込まれるそうです。また現在、希薄燃焼をおこなわせると NOx の吸収をおこなわせている三元触媒が機能しないため,直噴エンジンでも理論空燃比で燃焼させるのが主流らしいですが、希薄燃焼でありながらNOx排出量が少ない予混合圧縮着火(HCCI)エンジンというものも開発が進行しております。
さらに、直噴であればターボチャージャーを用いても(入ってくるのは混合気ではなく空気なため)燃費の悪化は起きにくい,と、直噴技術の開発にも力を入れているようです。
技術開発は大変な事と思いますが、早く X プライズの賞金を受け取るメーカーが現れるといいなぁと思います。
……とはいっても、今年中にできちゃったとかいわれても困るんですけどね。
まだクルマ買ったばっかりなんだし(爆
Posted at 2006/03/31 18:02:37 | |
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