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胡説八道のブログ一覧

2007年03月14日 イイね!

バイオ燃料について

昨夏の石油価格高騰や、二酸化炭素排出量の削減、迫り来る石油枯渇などの要因を受け、バイオ燃料という言葉がよく耳にされるようになってきました。

ところで僕は前から不思議に思っていたのですが、なんでバイオ燃料は二酸化炭素排出量の削減につながるのでしょう? 石油から出来たものだろうが生物資源から出来たものだろうが、燃やせば二酸化炭素が出る事に変わりはないはずなんだけどなぁ。

そんな疑問が湧いてきたので調べてみたところ、

燃焼により発生する二酸化炭素は、排出量としてカウントされない。植物の成長過程で、光合成により吸収した大気中の二酸化炭素の方が多いため、再び大気中に放出されても大気中の二酸化炭素の総量は変化しないとの考えからである。この考え方をカーボンニュートラルという。


wikipedia からの引用    


なんだそうです。



……納得いかない。



燃料として使う前に吸収されたものであろうが、石油であろうが、燃やす前は有機物だったのが燃やした後は無機物(二酸化炭素)に変わる事に違いはないはず。どっちを使ったところで大気中の二酸化炭素の総量は変わるまいに。むしろ現段階では石油からつくられた燃料よりも燃費が悪いというバイオ燃料を燃やしたほうが総量は増えるのでは?

バイオ燃料を、「石油枯渇時の対策として」使用するなら分かります。またブラジルのように、有り余っている農産物の未利用部分(具体的にはサトウキビから砂糖を作る際の余り物)ですべてをまかなえ、全体の収支がプラスになるような場合は、積極的に利用するのは大変よいと思います。でも、石油燃料を使うよりもコストも高く付くものを、「環境に優しいから」という(ホントかウソかわからない)ラベルを貼ってイメージで売ろうとするのはよくないんじゃないでしょうかねぇ。

現在、排出される二酸化炭素を回収する技術はあります(例えばこちら)。ですが、無機物である二酸化炭素を材料として有機物を生成させるのに、植物を利用するほど効率のよいシステムはありません。燃料として植物を利用したから二酸化炭素排出量が減ります、という理屈を並べるよりも、空気中の二酸化炭素を吸収・固定して有機物を生成させる仕組みを研究開発させるほうがよっぽど建設的なんじゃないかと考えるのですけど、いかがなもんでしょう?

Posted at 2007/03/14 17:30:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | ウンチク | 日記
2007年02月16日 イイね!

チタン好きですか?

チタン好きですか?っていっても左の坪内地丹(久米田康治「かってに改蔵」)の事ではありません。

チタン(独 Titan, 英 Titanium)、元素記号 Ti の事です。

地球に存在する元素としては比較的多く、高い耐蝕性と、軽くて強固なのに延性・展性に富むという性質で、いろいろな分野で用いられています。僕のメガネのフレームもチタンですし、我が家にはチタンで出来た中華鍋もあったりします ww

チタンが、その固さを理由としてカメラのボディに使われ始めた頃の話で、チタン板を型に入れてプレスで成型したところ、あまりの固さにあっという間に型の方がダメになったなんて話はメカフェチゴコロを刺激しますねぇ www

他にも形状記憶合金の材料となったり、人工歯根・人工関節に用いられたり、はたまた絵の具の顔料(白)となったり、ビックリするようなところにも顔を出しますね。

近年では二酸化チタンの、紫外線を当てる事による光触媒作用親水性にも注目が集まっています。

これ、クルマにも用いられている技術で、例えば僕が使っているボディへのポリマーコートガラスの親水処理剤は、この性質が使われております。

とまあ非常に役立つチタンなワケですが、さすがに下の写真はやり過ぎな気がします ww


Posted at 2007/02/16 12:28:30 | コメント(3) | トラックバック(0) | ウンチク | 日記
2006年12月22日 イイね!

冬至とクリスマスと一年の始まりの話

本日 12 月 22 日は冬至です。一年でもっとも昼が短く夜の長い日ですね。

ところで、冬至とクリスマス、そして一年の始まりである 1 月 1 日がヤケに近くにあるなぁと疑問に思う方はいらっしゃいませんか?

実はこれ、偶然ではないのです。

12 月 25 日はイエスの誕生日とされておりますが、実はホントにこの日に生まれたかどうか、定かではないのです。ついでに言えば、西暦はイエスの生まれた年を初年度に数えるという前提ですが、イエスの生年もやはり定かではなく、紀元前 (BC) 6 ~ 3 年くらいの間に生まれたという説が多数あります。
BC ってBefore Christ の略なんだけどなぁ www

で、定かではないイエスの誕生日を何時にしようかという話し合いがおこなわれ(AD 325、第一回ニケアの公会議)、諸説ありますが、その当時の暦で冬至であった 12 月 25 日がキリストたるイエスの生誕の日と決められました。

冬至とは、始めにも書きましたが一年で一番昼の短い日です。つまり翌日以降は日が長くなる一方という事で、太陽が復活する日という考え方をする地域、宗教があり(日本でもあります)、当時キリスト教の布教をおこなうのに、前々からある風習を利用したという事もあるとかないとか。

で、新年なのですが、現在日本でも採用されているグレゴリオ暦(太陽暦)の一つ前のユリウス暦において、12 月 25 日に生まれたイエスがユダヤ教の教えに従い生後 8 日めに受けた割礼の日を 1 月 1 日としたのです(注;イエスはキリスト教徒ではなく、ユダヤ教徒です)。

というワケで、冬至とクリスマスと 1 月 1 日が近いのは、わざわざそういうふうに設定したからなのでした。

以上、久しぶりのウンチク話でした。

Posted at 2006/12/22 17:20:57 | コメント(3) | トラックバック(0) | ウンチク | 日記
2006年04月14日 イイね!

黄砂に関するお話

黄砂に関して、今までこんな話こんな話を書きましたけど,最近ちょっといやーぁになる話を耳にしたのでご紹介します。

黄砂とは、中国の奥のほう、タクラマカン砂漠とかゴビ砂漠のあたりから巻き上げられた砂ボコリが風に乗って日本まで飛ばされて来たものである、という事はご存知だと思いますが、この砂漠のあたりは核実験がおこなわれる場所でもあるそうです。ですからそこから飛ばされてくる砂ボコリからは放射活性が検出されるんだそうで(逆にその放射活性で黄砂の源はどこかという事が分かったりするらしいです)。

日本において地理的に大陸に一番近いのは沖縄県ですが、ある種の肺がんの発症率は沖縄県がトップなんですって。で、その患者さんの肺を確認すると,砂が蓄積しているのだそうな。

いやーぁな気分になりませんか?

Posted at 2006/04/14 18:00:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | ウンチク | 日記
2006年03月31日 イイね!

燃費ランキングとガソリンエンジンのこの先

先日発表された平成 17 年末に販売されていたガソリン乗用車の燃費ランキングを見てみました。

■乗用車(普通・小型)ランキング
1 ホンダ インサイト 5MT 36.0 km/L
2 トヨタ プリウス CVT 35.5 km/L
3 ホンダ シビックハイブリッド CVT 31.0 km/L
4 トヨタ ヴィッツ CVT 24.5 km/L
5 ホンダ フィット CVT 24.0 km/L
6 トヨタ ベルタ CVT 22.0 km/L
7 トヨタ パッソ 4AT 21.0 km/L
7 ダイハツ ブーン 4AT 21.0 km/L
7 ニッサン マーチ 5MT 21.0 km/L
10 ミツビシ コルト CVT 20.5 km/L

■乗用車(軽)ランキング
1 ダイハツ ミラ 5MT 30.5 km/L
2 ダイハツ エッセ 5MT 26.0 km/L
3 スズキ アルト 5MT 24.5 km/L
3 マツダ キャロル 5MT 24.5 km/L
5 スバル R1 CVT 24.0 km/L
5 スバル R2 CVT 24.0 km/L
7 スズキ ワゴンR 5MT 23.5 km/L
7 マツダ AZワゴン 5MT 23.5 km/L
9 ダイハツ ムーヴ 5MT 23.0 km/L
10 ミツビシ ミニカ 5MT 22.5 km/L
10 スズキ Kei 5MT 22.5 km/L

うーん、ハイブリッド車の 1-2-3 は当然として、ヴィッツとフィット、すごいですねぇ。軽自動車と較べても遜色ないもの。

しかし前に書きましたけど、105.7 km/Lという燃費のクルマを一万台売ったメーカーに対して 2500 万ドルの賞金がかけられていますが、この数字と較べるとまだまだ、って感じですね。どうやってこの差を埋めていくのか,見所ではありますけど。
素人考えだと徹底して燃料消費効率を上げる,車体の画期的な軽量化 & エアロダイナミクスの再考、フリクションロスなどの "エネルギーの無駄遣い" を徹底して抑える、ハイブリッド車なら発電と仕事率の高効率化、くらいしか考えられませんけどねぇ。

ところで、ハイブリッド車の新車に占める比率は2010年時点でも数%にとどまると見られているという話があります。現在の各メーカーの開発方針は、可変技術と直噴技術にむけられているようです。

可変バルブタイミング機構の追求だけでも 10% の燃費向上が見込まれるそうです。また現在、希薄燃焼をおこなわせると NOx の吸収をおこなわせている三元触媒が機能しないため,直噴エンジンでも理論空燃比で燃焼させるのが主流らしいですが、希薄燃焼でありながらNOx排出量が少ない予混合圧縮着火(HCCI)エンジンというものも開発が進行しております。
さらに、直噴であればターボチャージャーを用いても(入ってくるのは混合気ではなく空気なため)燃費の悪化は起きにくい,と、直噴技術の開発にも力を入れているようです。

技術開発は大変な事と思いますが、早く X プライズの賞金を受け取るメーカーが現れるといいなぁと思います。

……とはいっても、今年中にできちゃったとかいわれても困るんですけどね。

まだクルマ買ったばっかりなんだし(爆
Posted at 2006/03/31 18:02:37 | コメント(4) | トラックバック(0) | ウンチク | クルマ

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何シテル?   04/26 05:43
ビンボー暇なしな生活を送っております。メジャーとマイナーの二者択一があると、なぜかほとんどマイナーを引くという習性を持つワタクシですが、よろしくお願いします。 ...
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