クルマを動かそうとする限り、ガソリンまたは軽油が必要です。これはプリウスに乗っていようがインサイトに乗っていようが変わりません。現在ではごく一部のクルマ(タクシーなどがプロパンガス、公共機関が実験を兼ねて電気自動車を極々一部で試験運用中)を除き、石油から精製された燃料が使われています。
ところでこの石油、いつまでも使えるわけではないといわれています。皆さん小学校の頃、「石油はあと 30 年でなくなる」っていわれませんでしたか?
えっと、みんカラ登録ユーザーは基本的にクルマに乗っている人なはずなので、年齢 18 才以上だと思いますが、上はおそらく 40 才くらいまでのほとんどの人が、小学校時代に同じ事をいわれたと思います。
ん? ちょっと待て、と思ったアナタ、いいたい事は分かります。一番上と一番下で 20 年以上違うじゃないか、ということですよね。
そうなんです。30 年くらい前から「石油はあと 30 年」っていわれて続けてるんですよ。因みにいまは「あと 40 年」って教わっているらしいです。ぉぃぉぃ、増えてるよ。
なんでこんなワケ分からん事になってるのかといえば、地球上の石油は全て確認されているわけではなく、新しい油田が見つかればそれだけ確認埋蔵量が増えるためと、確認されていても採算が合わなくて採掘されていなかった石油が、技術革新その他の理由で採算が取れるようになり採掘可能埋蔵量が増える、というのが大きな理由です。
なので今のところガソリン供給が途絶えてクルマに乗れなくなる日は未定なのですが、実はもっと信じられない話があったりします。
石油は石炭と同じく「化石燃料」といわれています。遥か昔の微生物などの屍骸が地中に埋まり、地熱やバクテリアによる分解などの過程を経て石油となった、というわけです。が、実はこれ証明された事実ではありません。それどころか石油は元々地球の誕生初期からある炭化水素が液化したものだと主張する人もおり、更には石油を合成する能力のある細菌を発見したという話まで出てきて、ホントのところはどうなのか、さっぱりわかりません。
クルマ好きが安心してクルマに乗っていられるのはいつまでなんでしょうねぇ。
Posted at 2005/11/12 16:18:59 | |
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