先日、
燃費アタックについてつらつらと書きましたけど、世の中同じような事を考えている方はおられるようで、海の向こうアメリカでもカタログ燃費を上回る事に執念を燃やしている方達がいる、という
記事を見つけました。
それによると、燃費走行に執念を燃やしている人達を Hypermiler、そういう人達が取る走行方法を Hypermiling というそうです。
どういう考え方でどういう走行方法を取っているのかを
まとめたサイトがありましたから、箇条書き部分だけ抜き出して日本語化してみました。向こうの事情が分からないと意味が分からない部分とか、同じ内容が違う表現の仕方でダブって書かれていたりとかするのでちょっとややこしいかもしれませんが、ご承知下さい。
105 hypermiling / ecodriving tips ...
まずはここから
1) なるべく走らない
2) パークアンドライド(自転車に)
3) ドライブクリニックに参加してみる
4) トランクから要らないものをおろす
5) 上手なドライバーに運転させる
6) 燃料節約フォーラムに参加してみる
7) 使わないならルーフラックを外す
8) タイヤの空気圧を定期的にチェックする
9) 燃料消費量を毎回確認する
10) それを可視化する
ルート取りと出かけるタイミング
11) 走る距離は最短に
12) 混む前にさっさと帰る
13) 横風が当たらないような風避けのある道を
14) コリドーエフェクト(流れに乗って進む)
15) いつも使う道はどう走ったら燃費がよかったかを書き留めておく
16) ガソリンスタンドが混んでいないときに給油する
17) ドライブスルーは使わない
18) 流れているレーンを選んで走る
19) 坂の下で停まらないようにする
20) 可能なら追い風で走る
21) 路面が荒れていない道を選ぶ
22) 荒天下の運転は避ける
23) 道路が混んでない時間を選ぶ
24) 暖かい時間を選んで走る
都会でのドライビング
25) なるべく完全停止しない
26) ショートカットする
27) いくつか目的地があるときは、一番遠いところから
28) アイドリング時間は最短に
29) 青信号で交差点に差し掛かれるように速さを調節する
30) いくつかの用事をまとめて一度の外出で済ます
31) 赤信号ならアクセルを戻す
32) 歩行者用信号を見てタイミングをはかる
高速道路で
33) 安全のためにはライトオン、燃費のためにはライトオフ
34) 遅いクルマについていく
35) サンルーフは閉める
36) 横風では大きいクルマを風避けに使う
37) スリップストリーム(お薦めはしないが)
38) 窓は閉める
39) スピードは出さない
40) アクセル開度は一定に
41) クルーズコントロールをつかう
42) でもフラットでない道では使わない
ブレーキのコツ
43) エンジンブレーキを活用
44) なるべくなら停まらない
45) ハイブリッドなら回生ブレーキの活用を
46) ブレーキペダルは使わないような運転を
ハイレベルなテクニック
47) 靴を履かずに運転する
48) ハードブレーキを使ったほうが燃量の節約になる場合もある
49) 燃料節約をゲームと思って楽しむ
50) (サーキットでいう)"レコードライン"を取って走る
51) & 52) 後ろのクルマにはスムーズに抜かしてもらう
53) 坂道では位置エネルギーを無駄にしない
54) & 57) エンジンを停止して惰性で進む
55) 地形を先読みした運転を
56) 混んだ道では前者との間隔を調節して、一定のスピードで走る
58) & 59) ガレージから出すだけ、傾斜面で走り出すときなど、エンジンをかけずにクルマを押す
パーキング
60) 走り出せるタイミングを待ってエンジンをかける
61) 停める場所まで惰性で進む
62) 停まるのに重力の助けを借りる
63) 切り返しを必要としない駐車場所を選ぶ
64) 駐車場所にはバックで入り、前進して出る
65) 混んだ目的地ではその直近より周辺の空いた駐車場を選ぶ
66) 64) よりも前から入って前から出られる場所を選ぶほうがいい
67) 走り出す準備ができてからエンジンをかける
68) 複数台のクルマがあるなら、ウォームアップが済んでいるクルマを選ぶ
69) 複数台のクルマがあるなら、目的にあったクルマを選ぶ
AT/MT
70) AT; エンジンを切ってからパーキングの位置にギアを入れる
71) MT; 高めのギアを選んで走行する
72) AT; ギアを下げないように走行する
73) AT; ロックアップさせる
74) AT; 停まるときは Neutral の位置に
75) AT; 上げられるならギアを上げる
76) AT; オーバードライブを使う
77) AT; エコノミーモードを使う
冬場/悪天候
78) 新雪は抵抗が大きいから誰かがその道を走ってくれるのを待つ
79) 凍結面でホイールスピンをしないようにする
80) 荒天では道路にゴミが溜まるので、誰かが走ってそれをどけてくれるのを待つ
81) クルマの雪/氷を落としてから走る
82) ガレージをきれいにしてクルマを停めやすくしておく
83) 暖められているパーキングを使う
84) エンジンが温まるまでヒーターを使わないようにする
85) 暖気運転はしない
暑い季節
86) エアコンを使うならオートで入れっぱなしにしないでこまめにオン/オフする
87) 日陰に駐車する
88) ビーズで編まれたシートカバーを使う
89) エアコンの使用は最小限で
90) 暑い時間帯に走らないように出発時間を調節する
一般的な tips
91) 周りのクルマとの間にスペースをとる
92) 前のクルマの直後を走らない
93) 運転はスムーズに
94) 警笛は自分を守るために使う
95) 周囲はよく見て
96) 制限速度で走る
その他
97) 他のクルマの攻撃的行為に反射的に報復しない
98) 4WD ではローレンジの使用は最小限に
99) 4WD では四輪駆動の使用は最小限に
100) クルマの外側に荷物を装着するなら、なるべくなら(上側ではなく)後ろ側に
101) アクセサリの使用は最小限に
102) エンジンブロックヒーターをつかう
103) バイクを運転している感覚でクルマを運転する
104) 荷物の牽引は避ける
105) 落ち着いた音楽を聴きながら運転する
この中で
54) & 57) エンジンを停止して惰性で進む というのが一番分かり辛いと思うんですが、これ、
Pulse and glide と名付けられているテクニックです。クルージング速度で走っている際に、ギアをニュートラルにするかクラッチを切ってからエンジンを停めて惰性で走行し、速度が落ちてきたら再びエンジンをかける、という方法だそうで。
ただ、この方法は賛否両論があり、特に今のクルマですとエンジンを切ってしまうとパワーステアリングやブレーキの倍力が働かなくなってしまう事から、大変危険であるとするヒトもおります。
僕はこの方法を "走行中にエンジンがオーバーヒートしたときに冷ます方法" として教わった事があるんですけど、これを緊急事以外に使うヒトがいるとは思いませんでした。
その他の項目では結構共感できることもあり、103) の "バイクを運転している感覚でクルマを運転する" などは元バイク乗りとしては普通にやっている事なので、自分の燃費走行方法は結構理に適っているのかなぁ、と思ったりしました。
が、新たな手法を得ようという目論見は脆くも崩れ去っていたりして www
Posted at 2008/08/21 17:53:32 | |
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