近頃のガソリン高のせいか、みんカラでも燃費走行をおこなうヒトが増えてきましたね。
僕が自車の燃費記録を出す事を始めた頃は、そういう事を狙ってブログアップしているヒトは一人しかおらず(ガソリン消費量と走行距離を記録しているヒトはもうちょっとおりましたが)、僕
はその方の記録を拝見して以来心の師匠としており、「燃費マスター」と呼んでおります。
その後、マスターは生活環境が変わり、素晴らしい燃費記録が出にくくなったのと、ブログを書くヒマもなくなてしまったのとで皆様の注目は集めておられぬようですが、カタログ燃費をどの程度上回る事ができるか、という視点では、僕は未だこの方以上の数字を見た事がありません。もちろん僕自身も遠く及ばないんですが。
心の師匠の高い壁を乗り越えんと努力しているうちに、少しずつではありますが何かをつかみかけているような気がしますので ww、ここに記しておこうと思います。
まず前提条件として、元から燃費のいいクルマを選ぶ、という事があげられますが、これを今更言ったところで現在乗っているクルマを買い替える事ができるはずもなく、っていうか、それができるようなヒトなら燃費なんか考えずにクルマに乗れるか、ホントにどうしようもない燃費しか出せないクルマに乗っているかのどっちかでしょ。
アクセラでいうと、なぜか 15 シリーズと 23 シリーズはよい燃費が出せるみたいですが、20 シリーズでいい燃費を出したという話は聞かないんですね。データ失念しましたけど、20 シリーズだけギア比が違うという話を聞いた事があるような気がしますが。
それと関係あるかもしれませんが、AT よりは MT のほうが燃費的にはまだ上。重量差が 30 kg ありますし、動力の伝達効率が異なるせいと思われます。MC 前だと AT は 4 速だったから、そのせいという話もありました。が、数字を見る限り、一番上のギアに入れてロックアップしてしまえば AT のほうが低回転で同速度が出せるはずです。
また、スポーツよりもセダンのほうが燃費は上であるようです。これも重量差(20 kg あります)があり、また形状から来る空力的な差もあるかもしれません。
さてその上での燃費走行ですが、普段使いの場で燃費を上げるのと、最好燃費を出そうとするのとでは少々変わってきますよね。普段使いで燃費を上げようと思ったら、信号待ちでアイドリングストップとか積極的にやるべきかもしれませんが、最好燃費を出そうとする際にはそもそも信号のある道など使えません www
最好燃費を出すには(僕は燃費アタックをかける、と称しておりますが www)、
・長い距離を
・一気に
・なるべくゆっくり
・一定の速度を保って
走るのが基本でしょう。
と書くのは簡単ですが、実際はかなりの根気が必要です。
例えば、僕が燃費アタックをかけるのは大抵の場合大阪 - 東京間なのですが(ここがベストの場所というワケではありません。走った感じだと北陸道のほうが地形・交通量的にはよさそう)、この距離をおおざっぱに 500 km として、時速 100 km で走れば計算上は 5 時間かかるワケですが、時速 80 km で走ると 6 時間かかっても到着できないことになります。
「狭い日本 そんなに急いで どこへ行く」という標語がありましたが、長距離になるとこの標語は何の役にも立たない事がわかりますね。だって急げばそれだけ早く着きますもの(爆
それをどれだけ耐える事ができるかで燃費アタックの結果が左右されます。僕が見るに「自分のクルマは長距離乗っても燃費が悪い」といっている方の多くは、単に燃費走行に必要な根気がないだけのような気がします www
交通量は多いとブレーキを踏まされる可能性が増えるし、何より周囲の皆様に迷惑なので www、夜間走行のほうが条件としてはいいですね。夜間は小型車:大型車の割合が大型車のほうに傾きますし、最近は大型トラックはリミッター装着が義務付けられてますから、狂ったようなスピードで走行する、周りに恐怖を与えるトラックもほとんどおりませんし。
「一定の速度で」と上に書きましたけど、実は僕は一定の速度で走っていない場合もあります。
例えばこの先上り坂になると分かっている場合、坂に差し掛かる前に速度を少し上げておきます。平地で加速するほうがガソリン使用量は少なくて済みますからね。
また下り坂では積極的にアクセルを閉じます。これにより少々速度が遅くなっても、再加速の際に必要なガソリンよりも坂を下っている際のフューエルカットのほうが大きいならそのほうがいいですからね。
そういう場合以外では一定速度を保つ努力をしてます。体感速度がもっと正確ならばメーターなぞ見ないで済むんですが、なかなかそういうワケにはいかず、視線はメーター → 前方 → ルームミラー → 前方 → ドアミラー → 前方、と結構忙しく動いています。
これだと疲れてしまうので、いいペースメーカーを見つけてそれについていくという方法をとります。先ほど大型車にリミッター装着が義務付けられたと書きましたが、どうも各車でリミッターの効く速さにばらつきがあるようで、走行中の大型車の速度は微妙に異なります。その中で自分がストレスを感じない速さの大型車を見つけ、その後ろに付くと、走行はかなり楽になります。
後ろに付いたはいいが、思った以上にそのトラックが遅くてイライラする、なんて時は抜くしかないですが、そんなときでもむやみに抜けばいいというものではありません。なるべくガソリンを使わずに、しかし周りに迷惑をかけないように抜きましょう。
具体的には、「下り坂で」「右カーブ」な場所で追い越し車線に出ると、楽に抜く事ができます。カーブの内/外の走行距離差を利用します。
……どうでしょう? 思ったよりもいろいろ考えている事がお分かりになったのではないでしょうか?
さて来週にはまた燃費アタックの機会がやってきます。しかしなぁ、いくら夜間とはいえ真夏のこの時期、しかも乗員と荷物満載だから、いい記録は出ないだろうなぁ。今回たいした秘密兵器もないし。
Posted at 2008/08/08 18:28:26 | |
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クルマ生活 | 日記