今年もお盆の帰省で往復 1120 km 余り走ってきました。道中では例年通り燃費走行を心掛けてみましたが、前半では下道で渋滞に巻き込まれ、
30.7 km/L とカタログ値を超えるのがやっと、後半は一度事故渋滞に巻き込まれましたが、事故直後だったためか 10 分かからないくらいで乗り切ることができ、
34.1 km/L という過去最良値を出すことができました。
今年の後半と同経路で走行した昨年の帰りの際の値が 32.91 km/L だったことを考えると、気温や積載物の重量の変化などの不確定要素はありますが、1 L 当たり 1.2 km ほど余計に走れたことになります。
これだけ伸ばすのにかなり苦労をしました。主に Demio のエンジンおよび DPF 再生に関する理解に関してです。
昨年も書きましたが、このクルマ、80 km/h 定速走行をすれば好燃費が出せるという単純なものではありません。前車アクセラの時は 80 km/h に達したらシフトレバーを五速に放り込み、後はアクセルペダルの調節だけで走行していればよく、しかも登坂車線があるような上り坂ではアクセルべた踏みしていればよかったんですけど(これでほとんどの場合 70 km/h 台の後半を維持できる)、今度の Demio は六速まであります。いくらディーゼルエンジンがガソリンエンジンに比べて低回転でトルクが大きいといっても、上り坂が続くところで六速キープで速度を維持するのには限度があります。いつ、どんな場合でシフトダウンするか、また下り坂で六速キープのまま下っていくと 100 km/h を軽く超えてしまうような場所もあるんですけど、安全を優先すればもちろんブレーキ & シフトダウンが正解だと思いますが、それを何時おこなうか、等考えなければなりません。
また、低回転でのトルクがあるがゆえに、アクセルワークは前車アクセラとは段違いで丁寧におこなわないと一定速度をキープできず、すぐに 5 km/h くらいはずれてしまいます。
更に、DPF 再生の間隔と速度(というよりはエンジンの回転数をどれくらいで使っていたか)の間に、ある程度の相関関係があるような気がします。80 km/h キープで走っている時にはエンジンは 1250 rpm 程度で回転していますが、このくらいで使用していると DPF 再生の間隔は 200 km くらい(あくまで僕の場合です)、これを 85 km/h にするとエンジンの回転数は 1400 rpm を少し下回るくらいになるんですけど、この場合の DPF 再生間隔はかなり開いて、今回の帰省で DPF 再生は三回でした。道中は下道も走っており、また渋滞などにも巻き込まれたことは上でも触れていますが、それでも DPF の再生間隔は 80 km/h キープの時より伸びています。DPF 再生中は燃費が落ちますから、再生回数を減らすことは燃費向上につながります。一方、速度を上げると今度は空気抵抗が増えていきますので燃費を下げる要因になります。今回はわずかながら前回よりも燃費が上がりましたから、どこかに最適ポイントがあるように思えます。それは何 km/h, 何 rpm のところにあるのか、試してみないと分からないのが辛いところですね。
あと、上のような話とは別次元の話なんですけど、Demio の燃料タンクが 35 L と小さいせいで、燃料タンクと給油口の間に入れることができる燃料の量という、燃費計算をおこなう上で誤差となる数字の割合が大きくなっている気がします。
そんなワケで、このクルマの最良燃費がどの程度になるのか、未だに検討もつかない状態です。
Posted at 2016/08/15 23:00:54 | |
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