僕がアクセラの前に乗っていた車種である RAV4 がモデルチェンジしました。前のクルマにも愛着はあったのでちょっと見てみましたが、見事なまでに魂が抜かれてますね。
もともと二代目が発表になったのを見て、安心して初代の中古を買いにいった僕なのですが、三代目である今度の RAV4 は、初代とは名前が同じであるだけのまるで別のクルマです。初代の魅力であった、コンパクトな車体、短いホイールベースを捨てた二代目の路線を踏襲してどうします? しかも 3 ドアモデルは出さないと明言してるし。おそらく CR-V、エクストレイル、アウトランダーと比較して遜色ない数字にしたかったんでしょうけど、それじゃ比較される候補のうちの一台にしかなりません。
初代 RAV4 は 1994 年発表、二代目は 2000 年発表、とどちらも同じくらいの販売期間があり、かつ初代のほうは(僕のように)経年劣化や自動車税の一割増などの要因も絡んできますので、普通なら二代目のほうが市場に残っているはずです。ところが、街中で目にするのは初代ばかり。因みに RAV4 の 2004 年までの国内登録台数の累計は 342,197 台なのに対し、2004 年の登録は 12,025 台。累計を年平均した 31,108.8 台の 40% にも達してません。末期のモデルとはいえちょっとひどい。二代目が如何に売れていないかが分かります。なのに三代目を初代のコンセプトに戻すどころか、大型化を進めていくのですか。海外で売れる事を考えての事と思いますけれど、ハリアーと同じくらいの全幅を持たせるなら、RAV4 じゃなくてハリアーの廉価版をつくればいいんじゃないでしょうか?
トヨタのクルマは初物に限る、という悪口があるんですけど、ホントにその通りだなぁと実感してしまいました。
予言しておきますがこのクルマ、売れませんよ。
Posted at 2005/11/15 19:44:07 | |
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