
首都高速会社が距離別料金制度における問題、ETC 非装着車や現金利用者に対して最高額を払うしかなくなってしまう(入り口にしか料金所がないため)事を解決する簡易装置、コードネーム
首都高 X を発表しました。
いや、名前にケチ付けようというんじゃありません www
これとか
これに書かれていますが、読めば読むほど、これが切り札という気持ちが理解できません。
まず、これ利用しても ETC レーンを利用する事はできません。また、このシステムでは一度は首都高利用料金の最高額を払って(現金ではなく電子マネーカードを利用)、後で料金が確定してから差額を受け取るために電子マネー決済ができる施設へ出向かなければなりません。
更に、これは首都高速でしか利用できないシステムです。
ついでに、この機械は買い取りではなく貸与なため、高速利用料金の他にシステム利用料と預かり金を払わないといけなくなります。
うーん。聞けば聞くほど使いたくないシステムだ。
こんなだったら、
前にちょっと紹介した ETC パーソナルカードを利用したほうがいいんじゃないかなぁ。ETC 機器本体を入手する必要があるけど、機種さえ選ばなければかなりお安く(それどころか探せばタダで)手に入れられますしね。
と思ったのですが、ここでちょっとおそろしい方向へ考えが及んでしまいました。
ETC のシステムって、どのクルマが、いつ、どこを通過したのか、記録を取ってますよね(お金払うんだから当然)。また、ETC 機器のセットアップって、クルマのカテゴリによって高速利用料金が異なったりするから、クルマから取り外して別のクルマに取り付け直す時には、再セットアップが必要なはずです。
という事は ETC の利用記録と、セットアップの記録、そしてクルマの登録に関する記録があれば、誰が、いつ、どこへ行ったのかは分かってしまう事になります。
つまりこれ、N システムと同様の使い方ができちゃうんですよね。個人(正確には ETC カードの登録者)が特定できちゃうところは N システム以上でしょうか?
という事はですよ、権力に己の行動を把握されたくなければ、高い利用料を払ってでも首都高 X を導入するほうがいいという事なのでは?
(;・`д・´)な、なんだってー!!(`・д´・(`・д´・;)
明日以降このブログの更新がストップしたら、僕が当局に拉致されたとおもっっっっっっっっっっt
Posted at 2007/10/23 18:08:54 | |
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